さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

コムクドリの襟巻と笑窪(えくぼ)

2023年04月29日 | 野鳥

今日からいよいよGW突入。帰省される人や旅行を計画されてる人、のんびりと家で過ごす人・・・楽しんでくださいね。

我が家では毎日が休日みたいなものなので、GWだからといって特に変化なし。孫姫のお相手くらいでしょうか?

GW中はどこへ出かけても人が多そうなので、鳥ウォッチングもお休み!!ブログネタか尽きそうです。😅

さて、4月に入ってI沼の近くを通る都度、沼の様子を見てみるのですが、ヒドリガモとコガモの居残り組の姿だけ。

そんな中、4月16日、そろそろやってくるはずのコムクドリ(小椋鳥)を求めて桜並木を探してみると・・・・

ムクドリに混じって2羽のコムクドリが居ましたよ。どちらも雄で、「襟巻タイプ」「笑窪(えくぼ)タイプ」です。

コムクドリ雄のタイプについては6年前のブログにも書いたのですが、その時の記事をそのまま載せておきますね。

コムクドリ雄の模様の違いは、繁殖行動に関係してるらしいのです。

北海道大学の竹中先生の研究によると、この変異は経年による変化はほとんど見られないことから、生まれつきのようです。
(幼鳥から成長への移行期には多少の変化あり)
しかも、タイプによって繁殖行動に違いがあるようなんです。
栗色部分が少なく、頬に笑窪(えくぼ)のような班があるほうが、一夫二妻になるケースが多く、
逆に、襟巻のように栗色が広がってる方は、一夫二妻になるケースがきわめて少ないそうです。その中間タイプでは、そのケースは半々だとか・・・
面白い研究ですね。 要は、笑窪(えくぼ)タイプの方が、繁殖能力が高いということでしょうか?

距離は近いのですが、下から見上げるような状態です。

そのうち襟巻タイプの方は近くの電線へ・・・・・

残った笑窪タイプの方はやっと低い枝に降りてきてくれたのですが・・・・

小川を隔てた対岸の木へ・・・・・

襟巻タイプの雄をトリミングしてみました羽の色が光の具合によって変化します。

すぐそばの公園の藤棚です。藤の花も例年より早い開花のようです。

毎年やってこの桜の木にやって来るコムクドリですが、今年は滞在期間が短かったようで、数日後には確認できませんでした。

 

 

 

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