創業明治17年のお蕎麦の老舗、神田まつやさんにお昼を食べに行きました。
ビルに挟まれて建つ木造の一軒家。歴史を感じる趣のある外観です。小さいながらもお店の前に植栽があり、雪吊りが施されているのが風流でした。コロナ感染予防対策に入口が少し開いています。
店内はグループごとに区切られているもののほぼ満席。それでもちょうどいいタイミングで待たずに席に案内していただきました。休日のお昼で、お酒を召し上がっている方たちが多かったですが、私たちは車で来ていたこともあって、すぐにお蕎麦をいただきました。
夫はごまそば、私はとろろそば、それに別添えで天ぷらを注文しました。
ごまそばは、ねりごまたっぷりのおつゆでいただくお蕎麦。稲庭などの細めのうどんをごまつゆでいただくことはありますが、おそばにごまつゆとはめずらしい。でもお蕎麦をからませると、胡麻の香ばしさが蕎麦の風味によく合い、コクのあるおいしさが楽しめました。
揚げたての天ぷらは、お蕎麦のおつゆとは別の天つゆでいただきます。身がむっくりとした大きな海老は、衣もサクサクして最高においしかったです。海苔は斜めに半分だけ衣がディップされていて、2つの食感が楽しめました。
私はとろろそばをいただきました。冷たいお蕎麦にしましたが、せいろではなく丼できたので??と思ったら、冷たいそばつゆでのばしたたっぷりのとろろの中に、お蕎麦が入っていました。とろろ好きにはこたえられないおいしさで、濃厚なお味を堪能しました。
2人とも変わりつゆ?でお蕎麦をいただきましたが、この後 夫がもりそばをお代わりしたので、そばつゆそのもののお味も味わいました。ややおしょうゆが強いと感じましたが、おそばを軽くくぐらせる江戸前の食べ方にはちょうどよいかもしれません。