お正月に「孤独のグルメ」で見て気になっていたこちらのお店。先日「神田まつや」さんに行く途中で前を通り、今度はここに行こうと翌週お昼を食べに行きました。「南インドの定食と軽食 三燈舎」 (SOUTH INDIAN MIALS & TIFFINS SANTOSHAM) というお店です。
物語を感じる入口。こちらの建物の2階にあります。
ディスプレイもすてきです。店内は白いぬり壁にカントリーテイストの椅子が並び、インド料理というよりカフェのような佇まいです。お昼時でしたが1組待ってすぐに席に案内していただきました。
私たちはお店の名前を冠したサントーシャミールスを1つずつ、それにキーマドーサを単品で1つたのんでシェアしました。
セットのドリンク。夫はラッシーにしました。甘すぎずさわやかな酸味です。アルミ製の水のポット、ナプキンを入れた容器、すべてが愛らしい。
ドーサはインド風のクレープです。何種類もありましたが、私たちはキーマドーサをいただきました。三角に折りたたまれたドーサに挽肉のカレーが包まれています。さらりとしたサンバル (豆のカレー) とチャツネのセットが添えられて添えられています。
チャツネの器がおままごとみたいに小さくてかわいい! ドーサはくるりと筒状になっていることが多いですが、三角というのは初めて見ました。パリっと薄く、サンバルやチャツネといっしょにいただきます。
サントーシャムミールスは、南インドの定食です。細長いバスマティライスに、バトゥーラ(揚げパン) とパパド(豆のおせんべい)。小さいクッキーのようなものはマサラワダ(豆の揚げもの)です。
それにカレーやスープをかけたり、ディップしたりしながらいただきます。小さなボウルに入ったお料理は左から時計回りにサンバル(豆のカレー)、ラッサム(トマトスープ)、トーレン(野菜の炒め蒸し)、魚のカレー、チキンカレー。
この中で一番辛いのはチキンカレーですが、どれも辛いというよりは何種類ものスパイスを使った豊かな味わい。さらりとしていてごはんやパンによくなじみます。下に敷いたバナナの葉のグリーンがお料理に映えて美しかったです。
私は食後にチャイをいただきました。スパイスの入ったミルクティですが、上下2つのカップの間で何度も交互に入れ替えてサーブしてくださるのが南インド風? こうすることでよく混ざるのか、それとも適温にしているのかもしれませんね。
おいしくて楽しい経験でした。
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この後、日本橋三越に買い物に出かけたら、ちょうど吹抜けの中央ホールにてオルガン演奏の時間でした。
パイプオルガンとありますが、おそらくシアターオルガンだと思います。映画「すばらしき映画音楽たち」を見た後にシアターオルガンについて調べていて、日本では日本橋三越に唯一現存すると知りました。
演奏はヘンデルのラルゴ、スターウォーズのテーマ、オペラ座の怪人など。曲に合わせて音色を変えて演奏されていました。
吹抜けの中央ホールにある天女(まごころ)像。オルガンはこの像の後ろにあります。