週末に帰省していた息子といっしょに、都立大学にあるフランス料理店「ビストロ キムラ」にお昼を食べに行きました。家庭的な雰囲気の中、オーセンティックで誠実なフランス料理がいただける、お気に入りのレストランです。前回の記事はコチラ。
前菜とメインのお料理がそれぞれ選べ、バゲット、デザート、食後の飲み物がつくセットをいただきました。
前菜のお任せ総菜サラダは、わかさぎのエスカベッシェを使ったサラダでした。ドレッシングを吸ったクスクスも絶品で、今度家でもやってみようと勉強になりました。
私は新たまねぎのポタージュにしました。優しく甘い新たまねぎがとろけるようなおいしさ。カプチーノ仕立てになっていますが、あわあわが食感を柔らかくする他、保温の役割も果たしているのかな?と想像しました。
息子はお店の自慢という、パテドカンパーニュにしました。豚肉と鶏レバーを使ったテリーヌは、複雑で濃厚な味わい。ワインが欲しくなるお味です。
メインのお料理です。私と夫は「初鰹の網焼き、紅玉の甘酸っぱいビネグレットソース」をいただきました。鰹をこんな風にいただくのは初めてかもしれません。ほろほろと柔らかく、甘酸っぱいソースがよく合いました。
りんごを合わせたのは、シェフのお話では、鰹のとれる地方で甘めのおしょうゆでいただくことからヒントを得たということですが、たしかに先日の高知のアンテナショップでも甘めのポン酢でいただいたことを思い出します。
息子は「骨付き鶏モモ肉のトマト煮込み、バスケーズソース」にしました。バスケーズとはバスク風という意味。トマトに野菜が取り合わされたソースでしたが、ほのかにクミンの香りがし、エキゾチックな味わいもありました。
デザートは、手前が黒こしょうとミルクのアイスクリーム、奥がレアチーズケーキです。オレンジを使った濃厚なソースが添えられていました。ミルクアイスは黒こしょうがぴりっと効いて大人のお味です。
レアチーズケーキはタルト生地が上に添えられていてアップサイドダウンになっているのがおもしろい。
ハーブティ(カモミール)とともにおいしくいただきました。