セレンディピティ ダイアリー

映画とアートの感想、食のあれこれ、旅とおでかけ。お探しの記事は、上の検索窓か、カテゴリーの各INDEXをご利用ください。

ウェス・アンダーソンすぎる風景展

2023年06月02日 | アート

山本基さんの個展の後、同じく天王洲の寺田倉庫G1ビルで開催されていた「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」を見に行きました。

本展のことは、いつもお世話になっている担当の美容師さんに教えていただいたのですが、会場に入る前から、インスタ世代の若い女性たちでにぎわっていてびっくりしました。ウェス・アンダーソンは「グランド・ブダペスト・ホテル」などでおなじみの映画監督。

私は彼の映画はそれほど好みではないのですが、独特の映像表現には強く惹かれるものがあります。左右対称の構図や、キャンディのような色使い。ポップでキュートでレトロな映像は、おもちゃ箱をひっくり返したようなわくわく感があります。

そんなウェス・アンダーソンの映画に登場しそうな画像を投稿する AWA (Accidentally Wes Anderson) というインスタアカウントから作品をセレクトし、2022年韓国で展覧会を開催したところ、大好評だったそうです。

今回の日本展では旅をテーマに厳選した作品が、テーマごとに展示されています。本展は5月26日で終了してしまいましたが、大盛況を受けて 11/25 ~ 12/28 に渋谷ヒカリエのホールで再開催されることが決まったとのことです。(fashionsnap.com

このケーブルカーは、(ウェス・アンダーソン監督作品ではないですが) ラ・ラ・ランドに出て来ましたよね。ロサンゼルスの、今は閉業している Angels Flight というケーブルカーです。

アメリカのノスタルジーあふれる風景。

ウェス・アンダーソン監督といえばピンクとペパーミントグリーンのイメージです。

ヨーロッパ、中東、アメリカ、そして日本の風景もありましたが、私が惹かれるのはやはりアメリカのノスタルジーあふれる風景です。写真を見ているうちに、昔大好きだったアヲハタのCMを思い出して、映像を探してみたら... なんと YouTube にありました。

アヲハタ 55ジャム マイアミロケ 1997

撮影された場所は、マイアミのアールデコ地区 (Art Deco District)。

1925年パリで生まれたアールデコは1930年代ニューヨークで流行し、さらにマイアミで独自の進化を遂げました。パステルトーンのレトロな建物が立ち並ぶこの地区は、建築好き、古いものが大好きな私には魅力的な場所でした。

そんなことを思い出しながらの楽しい時間となりました。

コメント (2)