今朝は久しぶりの雨音に目を覚ましましたが、お昼頃、雨上がりの澄んだ空気に清々しさを感じました。今年の汚れをすべて洗い流してくれたような気がしました。
2023年に見た新作映画の中から特に心に残った３作品、旧作映画と本の中からそれぞれ１作品ずつ選んで、ブログ納めといたします。みなさま、よいお年をお迎えくださいませ。
＊＊＊ 新作映画 ＊＊＊
決して楽しい作品ではないですが、権力の本質を描いていて、個人的にもっともガツンときた作品でした。自ら命じるのではなく、周囲に忖度させることによって支配するのは、今の時代の権力者が用いる手法そのものです。
しかし天才的指揮者であるターが、人の心を理解できないことで追い詰められていく様子は、頭脳や才能がすべてではないことを物語っていて、救いを覚えました。孤高の権力者を演じるケイト・ブランシェットの演技はすばらしいの一言で、圧倒されました。
ここ数年、映画監督による自伝映画がちょっとしたブーム？になっていますが、個人的にはこのフェイブルマンズが一番気に入りました。映画としての評価はあまり芳しくなかったようですが、これまた個人的にガツンときた作品です。
スピルバーグの映画愛、映画作りのテクニックや怖さを知ったのも興味深かったですが、一番切なく、心にずしりときたのはスピルバーグの両親のパートです。誰にもどうすることもできないつらい結末に、胸が締め付けられました。
ミッション：インポッシブル デッドレコニング PART ONE (Mission: Impossible - Dead Reckoning Part One)
王道を行くエンターテイメント・ムービーで大いに楽しめました。トム・クルーズは相変わらずかっこよかったし、彼を取り巻くヒロインたちもそれぞれに魅力的でした。
トムには「あの年齢にしては」というただし書き抜きに、いつまでも第一線で輝いていて欲しい。そして私も、そんなトムを励みにして、自分の小さな世界でがんばっていけたら、と願っています。
＊＊＊ 旧作映画 ＊＊＊
サタデー・ナイト・フィーバー (Saturday Night Fever) 1977
公開時から47年ぶり？に再見しましたが、こういう映画だったんだ、と今さらながら驚きました。自分が年を重ね、経験を重ねたことによって、多くの気づきがあったということもありますし、時代の変化、社会の変化を感じ取ることができたのは収穫でした。
ひょっとしたら、ショッキングな場面は無意識に記憶から消していたのかもしれません。もう一度見たいとは思わないけれど、今あらためて見ることができてよかったです。
＊＊＊ 本 ＊＊＊
ディーリア・オーエンズ 友廣純訳「ザリガニの鳴くところ」(Where the Crawdads Sing)
映画もすばらしかったですが、原作もまたすばらしかったです。長編小説で読むのに時間がかかりましたが、アメリカ南部の豊かな自然を舞台にした壮大な人間ドラマを、じっくりと堪能しました。作者が生物学者ということもあり、主人公の心情の描写や心の動きを、自然の営みを通じて描いているところがこの作品の最大の魅力であり、唯一無二の作品にしていると感じました。
ベスト、見てくださってありがとうございます。
昨年はあまりたくさんの映画は見ることはできませんでしたが、こんな感じのラインナップになりました。
ここなつさんは、たくさん映画をご覧になられているので、ベストを選ぶにも取捨選択に苦労されたのではないかと思いますが、意外にもMIはご覧になられていなかったのですね！
これはきっとここなつさんも気に入られることと確信しています。
配信がはじまったら、是非是非ご覧になってみてくださいね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
ベスト拝見させていただきました。あーもうもう！本当に去年トム様を大画面で観られなかったのが心残りです！…そう、「ミッションインポッシブル デッドレコニング」を観なかったんですよ…痛恨！やはり面白かったんですねぇ…ですよねぇ…
観ていたら多分ベストに入れていたのではないかと思います。
こんな後悔だらけの私ですが、今年も引き続きよろしくお願い致します。
TARとフェイブルマンズは、どちらも私的事情（知人に重ねて）ガツンときた作品でした。
TARは瞳さんがどう感じられるか、ちょっぴり心配...
比較的ヘヴィな上に、時間も3時間くらいかかるので
体調のよろしい時に^^ ご覧いただけたらと思います。
他の作品の選出にも共感していただけてうれしいです。
今年も瞳さんと映画のこと、その他のこと
いろいろお話しできますことを楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いいたします♪
今年は波乱の幕開けとなりましたが、この先は何事もないことを祈るばかりです。
TAR、個人的に心に響く作品でした。
最近は配信になるスピードがどんどん速くなっているような？
もう少し劇場に足を運べるといいなと思います。
margotさんもサタデー～ご覧になられたのですね。
意外と重い作品であったことに驚きましたが、再見してよかったと思いました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年あけましておめでとうございます。
セレンさんのベスト楽しみにしていました。
おお！！「ター」でしたか。ガツンと来たのですね。
年末プライムで観ようと思ったのですが「聖地には蜘蛛が巣を張る」で落ち込んでしまって・・・。続いては観れませんでした。
頭脳や才能がすべてではない・・・確かにそうですよね。
「フェイブルマンズ」とても良かった～♪監督の映画愛、そしてそれと同じくらいの家族愛を感じられましたよね。ご両親のことは切なかったですね。
「ミッション～」も「サタデーナイトフィーバー」も「ザリガニも鳴くところ」も、どの選出も納得です。
今年もまたこちらにお邪魔してたくさんお話することを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。
さて年の元に、地震に航空機事故と災難続きで悲しいですね。
セレンディピティさんらしいチョイスのベスト拝見しました。
やはり「TAR」選ばれたのですね。既にPrimeで配信ありでびっくりです。
トラボルタのサタディは私も配信で見ました。そう確かに過去に見たイメージをと違ってましたね。
良きお年をお迎えください。
ミシェル・ヨーが好きなので、エブエブ楽しみにしていたのですが
結局見損ねてしまいました。
今年もonscreenの映画レビューを楽しみにしています♪
お正月はいかがおすごしですか？
私は昨日は家族の集まりがありましたが
あとは自宅でのんびりすごす予定です。
ベストの作品、TAR以外共有できてうれしいです♪
ザリガニは小説も映画もよかったですね。
（ニューヨークなどの大都市だけではない、あ、これはこれで楽しいのですが）リアルなアメリカが描かれていて、私もとっても堪能できました。
昨年はlatifaさんとお話させていただくようになって、世界が広がり、とてもうれしかったです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
追伸）余談で恐縮ですが、平野啓一郎さんの「本心」の映画化決定です。（きっとそうなるだろうなーと思っていましたが）今から楽しみにしています。
https://k-hirano.com/infomation/7062
あけましておめでとうございます
お正月、いかがお過ごしでしょうか。
わーい、ベスト楽しみにしていました！
TAR、とても良かったのですね。
その他の映画や本は私も反応出来て嬉しいです♪
ザリガニは私もランクに入れるかどうするかギリギリまで迷った作品です。
小説も映画も楽しませてもらいました。
アメリカ舞台とはいえ、私の知っている（想像できる範囲の）アメリカじゃない風土が舞台で興味深かったし、それを映像で目で見る事が出来たので。
セレンディピティさんと去年、お話するようになって、私はほんとに凄く嬉しく楽しかったです
今年もどうぞよろしくお願いいたします！
穏やかなよいお正月を迎えられたことと思います。
昨年のベストで選んだ３作のうち、TARが私にとっては圧倒的でした。
あとの２作は、実は付け足しって感じかな？
年末に見た「マエストロ」も迷ったのですが、保留にしました。
こちらはそのうち、記事にしたいと思います。
ザリガニ～、読まれたのですね！ とてもよかったですよね。
小説は、描写が細やかで心に響きましたが、映画の美しい映像も心に残りました。
今年はどんな年になるのか？ ちょっぴりドキドキしていますが
お互い良い年にしていきましょうね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
お正月いかがおすごしでしょうか。
昨年は、ごみつさんは新しいお仕事をはじめられ、変化の年となりましたね。
慣れないお仕事、またかなりお忙しいご様子でしたので心配していました。
お身体お大事になさってくださいね。
TARは見る人を選ぶ作品だと思うのでお勧めはしづらいですが、ご興味がありましたら是非ご覧になってみてください。
サタデーナイト～、単なるディスコ映画ではなく、人種や格差などの社会問題をはらんでいて、実は重い映画でしたね。でも今の年齢、この時代に見てよかったと思いました。
ザリガニ、もともとごみつさんに教えていただいたのでしたよね。すてきな作品に出会えて感謝です。
今年もどうぞよろしくお願いいたします！
確かに1年の汚れを洗い流して、晴れやかなお正月を迎えられた気がします。
昨年の3本！セレンさんは「TAR」なのですね☆
私も年末近くなって配信で見てガツンと心に残りました。何度もじっくり考えながら再見したい作品ですよね。私の場合、一応劇場で観た中から選ぶので、TARは2023年公開映画なのですが次点としました。
「ザリガニ～」は私も年末に読みました！やはり映画を見ているので、情景も浮かびやすく物語がすっと入って来て、厚い本でしたが一気に読んでしまいました☆ラストは映画の方が良かったかな…
今年はお互い厄を跳ねのけていきましょう！どうぞよろしくお願いします。
今年も１年間有り難うございました。
新しい仕事についてはや半年。バタバタとしていて、ブログもほとんどアップ出来ませんでしたが、変わらずおつきあいいただき本当に有り難うございました。
２０２３年のベストにチョイスされた映画３本のうち、フェイブルマンズとミッションインポッシブルは納得の２本です。TARだけは未見なのが残念。
「サタデーナイトフィーバー」はめっちゃ懐かしいです。これ、イメージと違ってけっこうせつない映画なんですよね。ビージーズの音楽が最高です。
「ザリガニ」は読んだ年、私もベストに選びました！
今年はあんまり映画見れなかったけど、来年はもうちょいがんばって鑑賞していきたいです。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎え下さい。