(写真:控室の私の机の上。災害対策の一環として? 食料備蓄は欠か
せません。世田谷区役所には、いざという時、職員用には水も食料も
トイレも何も用意されていないことを、今議会におけるウチの会派の代表
質問で明らかにしました。だから、議員も自分で用意するしかない?!)
今日は、“決特” 二日目、「企画総務」領域の質疑が行なわれました。
災害対策、入札制度改革、出張所問題、行政改革、債権管理、等々に
ついての質問が多かったです。
ウチの会派「せたがや政策会議」からは、おおば正明議員が出場。
世田谷区役所が災害対策にいかに弱いか(っていうか機能しない、と
言った方が正しいかも)、詳細な調査に基づいた上で指摘。
●防災無線の有線の取り付けがぜい弱。こんなんで大丈夫なのか?
→(答弁)大地震や余震には耐えられないだろう。
●区役所中庭広場は耐荷重がないと聞いたが…。
→(答弁)トラックなど重い車は入れない(つまり、災害物資などを
積んだ車も消防車も救急車も入れないということ?!)
●サーバーの線がむき出しになっている。これでは切れてしまうかも!
●第1庁舎のエレベータは古くて、地震が起こったら閉じ込められて
しまう。第2庁舎は新しくしたので非常用発電に自動的に切り替わり、
近い階で止まって脱出できるようになっている。災害対策本部は第1
庁舎だが…。
●第1庁舎はあちこちにひびが入っている。危険性が感じ取れる。
●全体的にこれで大丈夫なのか?→(答弁)庁舎の改築が必要と思わ
れる。しかし現段階では基金が不足。
●足立区役所は立派な庁舎があり、災害対策本部となる部屋も最新の
設備で広さは世田谷区の2倍。ヘリポートもある!都区財政調整制度を
うまく使っているのでは? 世田谷区ももっと頑張れ!!
…などなど、明らかにしました。
世田谷区役所って危機管理なってないんじゃない?! 首都圏直下型
地震は必ず来る、という前提の下に質問しているわけですが、色々な
ことが明らかになればなるほど「これじゃあ、ダメでしょっ!」って、
絶望的な気持ちになりますね…。
「第1庁舎のエレベータだけでも取り替えろー!」なんていう野次が飛んで
いましたが、抜本的な解決策を考えないと、84万人の区民の生命と財産
を守ることは難しいですよねぇ…。
パネル(現場写真)をたくさん使ってのおおば議員の質問、みーんな目を
見開いて、耳をそばだてて聴いていました。