選挙管理委員会の報酬、日額の動き？！

先月、都議選でバタバタしているときに掲載された（7月4日の）
読売新聞の記事です。

医師の もとに嫁いだ友人から、選挙管理委員の報酬について以下の
メールが！

「（月3回の定例会。それを単純に割ると）1回の金額は外科医が出張で
肝臓の手術に行く費用よりも数倍も高いということですね。驚きました」

ホントそうですよね？！1回 約8万円～約10万円ですから！！
誰もが驚く金額だと思います。
（しかも、月額だから、欠席しても全額支払われます）




この問題を取り上げ、うちの会派（おおば正明議員、小泉たま子議員、
田中優子）と民主党会派の一部（上杉ひろゆき議員、風間ゆたか議員、
重政はるゆき議員、中村こうたろう議員）と一人会派議員1名（木下泰之
議員）の8名で議員提出議案を出したのは、今年の3月議会でした。

まさに、この新聞記事にある問題を議会で提起し、改善する内容の
条例案を提出したのでした。

（以下、その時のブログより抜粋）
現在、選挙管理委員の報酬は、月3回（1回30分～1時間程度）で、月額
委員長29万4000円、 委員長職務代理者25万5000円、委員24万4000円
となっています。（この他に、毎回、6000円の費用弁償が支払われます）

仮に欠席しても、月額ですから全額支払われます。

「地方自治法」203条2項では、「勤務日数に応じて支給する」と、つまり、
「日額支給」が原則であると明示されているのです。
（※詳細は3月22日のブログをご覧ください）

結局、賛成11名のみで否決されてしまいましたが、この動きがきっかけ
となり、世田谷区議会では、次の議会（6月議会）において、28名の賛同
を得て、「行政委員会委員の報酬についての決議」を可決することができ
ました。（詳細は6月11日のブログをご覧下さい）

他の行政委員会はどうなのかわかりませんが、選挙管理委員会に関して
は年間を通じて常勤の実態はない、と、私たち（見直しを求めた議員たち）
は判断したのですが…。

とにかく、6月議会の決議で、「報酬審議会懇談会において、選挙管理
委員会を含む行政委員会（ほかに、農業委員会、教育委員会、監査委員
会があります）の仕事の実態などを調査することを求めています。

来週の21日（金）午後2時～、報酬審議会が開催され、審議会終了後に
引き続き懇談会が開催されるとのこと。傍聴もできますので、ぜひ、興味
のある方は傍聴していただきたいと思います。

問い合わせ　世田谷区役所　代表　03-5432-1111

今後も、市民の感覚で、「これ、おかしいんじゃない？！」ということに
対して、どんどんメスを入れていきたいと思います。


　 　 ← クリックお願いします