世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

リーマンの破綻は人災だった?!(決算委員会の質問より)

2009年10月02日 | 議会報告
決算委員会二日目、「企画総務」領域。

私の質問の冒頭で紹介した記事です。

「リーマンの破綻:バフェット(氏)がバークレイズ(銀行)のメッセージ
を聞き逃さなかったなかったら、歴史は変わっていたかもしれない」



以下、今日の質問の冒頭の部分を貼り付けます。

     ↓       ↓       ↓

世界中が100年に一度の経済不況に見舞われたリーマンブラザースの
経営破綻から一年が経ちました。最近になって、実は、このリーマン
ブラザースの破綻は人災だった、ちょっとしたミスが世界恐慌を生んで
しまった、と、イギリスのテレグラフという新聞のインターネット版で、
大変話題になっています。

(※その表紙が上の写真です)

簡単に説明すると、資産6兆円以上という世界一の金持ちかつ投資家で
あるウォーレン・バフェット氏という人がいます。

(※写真がウォーレン・バフェット氏)

このバフェット氏に、有力な金融機関バークレイズ銀行のトップが「リーマン
ブラザースを救援するため支援してほしい」と要請をしました。

バフェット氏は来年80歳の後期高齢者なのですが、「携帯では詳細がわか
らないのでFAXで送ってくれ」と返事をしたそうです。

ところが救援を求めた有力な金融機関のトップの幹部はFAXの送り方を知ら
なかった。なので、再びバフェット氏の携帯に連絡をしたのですがつながらず、
しかたがないので携帯の留守電に詳細情報を入れて連絡を待っていました。

しかし、バフェット氏がその留守電を聞いたのは今年の7月のことだった。
バフェット氏は携帯電話の留守電機能を知らなかった、というわけです。

つまり、もし、バフェット氏が携帯の留守電機能を知っていたら、或いはバー
クレイズ銀行の幹部がFAXの送り方を知っていたら、ひょっとしたらリーマン
ブラザースは破綻していなかったかもしれなかったもしれない、そういう記事
なんですね。

本当にもしそうであったなら、日本においても麻生さんは去年解散していた
かも知れませんし、日本の政治状況も、今のようではなかったかもしれま
せん。

たった一つの、FAXが送れない、携帯電話の留守電が聞けない、こんなこと
で、世界の歴史が変わるようなことにもつながってしまうとは、笑えない話です。

現在は「便利な時代」と言われていますが、情報アクセスの統一性が今ほど
バラバラという時代もありません。若い人は固定電話どころかFAXもほとんど
使わないと思います。

デジタルデバイド、情報格差の問題が、こんなにも大きな事件につながること
もある、という、危機管理のいい例だと思います。

ひるがえって、区役所の管理職の皆様はいかがでしょうか?

世田谷区役所は未だにFAX主義みたいなところがあり、メールで資料を送って
ほしいと頼むと、とまどう管理職がいたりします。

ここでCIO、情報システムの最高責任者に伺いますが、区役所の管理職の方
は、メールでスムーズに連絡がとれるようになっていますか?いますよね?

(答弁)携帯電話は全員持っていて番号もわかるようにしてあるが、メール
はちょっと…????
   
     ↓       ↓       ↓

こころもとない答弁でしたね。

質問の続きは明日また。
傍聴に来て下さった方が「すごくいい質問だった!」と言って下さいました。

区民の目線、市民感覚の質問をしたと思っています。しかし、それは、公務員
の方々にとっては非常におもしろくない話、だったかもしれません。

公務員の時間外手当に切り込んだから…!!


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