世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

評判でした!~図書館での自殺対策の取り組み~

2009年10月27日 | 心の健康&自殺対策
ここ2、3日でとても冷え込むようになりましたね。

風邪、新型インフルエンザ等にお気をつけください。

今日は、「決算特別委員会」の中から報告です。

       
(吉田猫次郎さんの著書『借金なんかで死ぬな!』朝日新聞出版1575円)


決算特別委員会での質疑のやり取りの中で明らかになったことです
が、

私が昨年提案した「図書館での自殺対策の取り組み」は、評判がよく、
関心が高かった、ということでした。

これは、区立図書館で、自殺防止関連の本を集めて展示することで
自殺予防の一助とする、というものです。

今年度、早速、「中央図書館」で3月27日~5月20日、「玉川台図書館」
で7月~8月、「経堂図書館」で9月1日~10月4日に展示した、とのこと。

「玉川台図書館」では60冊の図書が2回転、貸し出され、「経堂図書館」
でも40冊の半数以上の本が貸し出されたとのことです。

ぜひとも他の図書館でも、この取り組みを広げてほしいと要望しました。

ばらばらになっていたら手にできない(しづらい)本も、まとめて展示され
ていることで借りやすいし、目立つように展示されていることで堂々と
借りられる、という雰囲気になります。

「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」の研修会に来ていた
だきお話を伺った吉田猫次郎さんの言葉が忘れられません。

吉田猫次郎さんは、7500万円の借金を背負い、2000年の1月6日に、
だれにも相談できないまま自殺未遂を図ったという経験の持ち主です。

そのときの気持ちというのは、死にたくないけれども、もう死ぬしかない
んだという自己犠牲的な精神状態だったそうです。

しかし、自殺は未遂に終わり、その後、転機が訪れました。

それは、一つはお子さんの誕生、二つ目は本との出会い、三つ目は
多重債務者がグレーゾーン金利で闘えることを知ったということだった
そうですが、

自殺に失敗した後、どうすれば死ねるんだろうか…と、自殺の方法に
関する本を探しに行った時、目についたのは、「あなたの借金は解決
できる」というような内容の本ばかりだった、ということ。

反射的にそれらの本を手にしたことが吉田さんの命を救ったと言えます。

これからも、「死にたくないのに死ぬしかない」と思っている人の命が救え
るように、自殺防止対策に取り組んでいきたいと思います。


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