世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

よかったです! 「子どもたちの “食空間” シンポジウム」

2010年03月23日 | 視察&勉強会
今日は(3月5日にこのブログでもご紹介しましたが)、東京世田谷南ロータリークラブ主催の
「子ども 食空間 シンポジウム」に行って来ました。


■基調講演:坂東眞理子氏(昭和女子大学 学長)
「子どもたちの心を育む」

少子化→数のことばかりだが、それよりも質の問題ではないか。

たくましく生きる力(経済的自立、精神的自立、自分で判断する力)のある子どもを育て
なければならない。

「人に迷惑をかけない」だけではだめ。「人の役に立つ人間になれ」と育てるべき。

■パネルディスカッション
「食卓の場で学ぶこと。その演出」

     
コーディネーター:見城美枝子氏(青森大学社会学部教授)



落合なお子氏(食空間コーディネート協会理事)
江上栄子氏(江上料理学院学長
堀内菜緒子氏(世田谷区子ども部栄養士)
天野彰氏(建築家・東京世田谷南ロータリークラブ)

現代日本の「コショク」の問題
  孤食…一人で食べている
  個食…家族一人ひとりが別のメニューを食べている
  固食…気に入ったものしか食べない
  粉食…パン、パスタ、うどんなど粉製品ばかり食べている
  濃食…既製品の味の濃いものを食べている
  小食…少ししか食べない(栄養のバランスが悪くなる)


(落合)ただ食べるのではなくて、喫する=おいしさを感じ、コミュニケーションをとること
が大切。食育は「卓」にある。言葉の乱れは心の乱れにもつながる。

(堀内)3~5歳の保育園児の親を対象にアンケートをとった。子どもは親と一緒に食事
をしてはいるが、親は15%が欠食している。食事中も携帯電話をしている。

(江上)「孤食」が好きな子どもが増えている。誰にも文句を言われないから。ゆゆしき
問題。海外から日本の食について学ぶツアーがあるが、外国人は「だし」と「季節感」に
感動する。「味覚教育」が必要。男性が「食」にかかわるととてもよい結果が出る。

(天野)建築の立場からまず「子ども部屋」を見る。完結した空間を作るより寝るだけの
場所にしてリビングを広くしてそこに集まるようにした方がいい。

というように、この後も話が続きました。


(総合司会:三田政博さん)     (開催組織委員長:鈴木宏治さん)

健康な体を創るのも病を創るのも「食」の影響が大きいです。また、「食」は栄養をとる
だけのものではなく、コミュニケーション能力をも高めるものです。現代日本が抱えて
いる深刻な問題が「食」にある、とあらためて認識させられたシンポジウムでした。

この現状をどう修復するか?が、今、日本全体で問われているのだと思います。

「粉食」の問題もあげられていましたが、だから(私が何度も議会で主張しているように)
せめて学校では「米飯給食」が必要なんですよ~!


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