昨日、新聞各紙で報道されていましたが、荒川区では「通年議会」を
導入することになったそうです。
栃木県や長崎県の各議会などが導入していますが、都内では初めて
です。 これはかなり画期的なことだと思います!
(2013年10月8日 東京新聞)
「通年議会」となると、一年中いつでも議長が本会議を招集できるので、
「議会を開催するいとまがなかったために専決処分とした」ということも
なくなるし、議会の監視機能が強化されます。
とはいえ、すぐに連日本会議が開催されっぱなし、ということではない
ようですが、必要に応じて議長がいつでも本会議を開催できる、という
ことはいいことだと思います。
そうなると、サラリーマンをしながら、とか、商売をしながら、という議員
は、時間的に厳しくなるかもしれませんね。
「ヨーロッパでは本職を持っている市民が休日や夜に議会を開いて、
報酬なしでボランティアで議員をやっている。日本もそうすべきだ」と
主張する人もいますが、ヨーロッパの議会をよく知っている専門家に
よると、「日本の議会(議員)とは権限が違うから、ヨーロッパのやり方
(ボランティア)でいいじゃないかというのは間違い。議会のチェック
機能がきちんと果たされるためには、それなりの時間を割かなけれ
ばならず報酬も必要。むしろ通年議会でしっかりやるべきだ」という
意見でした。
私の実感としては、いろいろなことを調査したり、区民の声を集めたり、
区民相談の対応や区政報告、議会質問の準備等々…、本当に真剣に
議員としての仕事に取り組もうとしたら、別の仕事をしながらではとても
無理!…ですね。
また、「何年かで交代」と最初から決めてかかって議員になる、という
「体験型議員」というのも、もちろん、その数年間で活躍することもある
と思いますが、やはり限界がありますね。
「志高く」「継続は力なり」で、これからも頑張っていきたいと思います。
世田谷区も負けずに議会改革を進めていきたい、と、あらためて思い
ました。
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