ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

不思議フランス

2017-04-17 15:45:02 | 世界の動きから見えるもの

@フランスという国の素晴らしさ。 教育と医療は基本的に「無料」という、それがたとえ外国人・移民・難民でも。 が今の日本では考えられない仕組みだろう。 長年の政府改革で北欧の仕組みに劣らず国の基盤がしっかりできている。(税金の負担もそれなりに高い) 基盤とは国として将来何を重点的に政策に据えるのか、が見えていることで、5年ー10年後でも対応できる社会の仕組み作りだと思う。 代わって日本は今後どのような社会、経済になるだろうか。まさに今の労働者層の不平不満がもうすぐ爆発する可能性があると感じている。

「原子力」フランスは原子力を重視し、依存している国であるが、素晴らしい点は「危機管理体制」。 この書籍には「半径10Kmいないの住民には安定ヨウ素剤を無料配布していることが記述してあるが、日本はどうだろう? 「安全・安心」とは言葉ばかりで実質的な提供・行動が伴っていないことはすでに明白で、国、電力会社の早々の多方面からの実安全対策、対応が望まれる。

  • 「タンギー」親と同居する若者
  •             18〜24歳女性は57.7%、男性は65.9%
  •             25〜34歳女性8%、男性13%に減る
  •             出会いはプライベートな場所、仲間のアパートなど
  •             フランス人はペアで行動する文化
  • 「フランスの結婚」 結婚しない理由〜見極める時間
  •    通常の法的(書面)結婚
  •   パックス(パートナー契約)
  •  口約束だけの関係(ユニオンリーブル)
  • 結婚契約(法的)の財産約束事(分有か共有か) 離婚には時間とお金がかかる
    • 「バカンス」は「vacuus-空(カラ)にする」ということからきている
    •             「有給休暇」5月1日から10月31日までに4週間
    •             11月1日から4月30日までに1週間 合計5週間
    •             最低2週間は連続に取らなければならない
    •             10日以上働けば有給休暇の権利があり、1.5ヶ月に2.5日間の割合で付与される
    •             1982年から5週間の有給休暇が拡大
      • 「週35時間労働制」2002年から法定労働時間週35時間制
      • 「ワーク&ライフ」
      •             年間1607時間以上には年間相殺代休が取れる
      •             ただし管理職は超過労働、最高週78時間まで法的限度
      • 「子供」       
      •             フランスでは子供2人ならカップルが働くことは当然のこと、だが、3人以上は手当が支給される(1人分くらいの給与になる)
      •             家族給付金がプラスされ、社会保険料や税金が免除される
      •             所得制限のない場合、子供2人以上では家族手当が支給される
      •             所得制限のある場合、3人以上は補足手当が支給される
        • 「育児休暇手当」   
        •             男女共雇用形態がどうであれ育児休暇は取得可能で就業自由選択補足手当(complement de libre-choix d’activite)
        •             出生率の回復理由は、保育サービスの充実、1970年以降女性が出生をコントルールする自由を得たこと
        • 「保育アシスタント(個人)」
        •             フランスで最も誇れることは「保育学校」(集団保育学校)3歳で100%入学可能(2歳児での可能)、成績表まで渡される。学校は8時30分から4時半まで、延長保育も可能(延長料金がかかる)
        •             1977年成立、保育学校が休みの日や保育学校の送迎などにも対応している(120時間の保育研修した自治体から認可を得た専門家)保育アシスタント宅で6歳未満の子供を預かっている(内3歳未満は37%)
        •             費用は2004年保育方法自由選択補足手当がある
          • 「食事」
          •             食べる芸術、人との交わりを重要視
          •             オーギュスト・エスコフィエ(1903年の料理本)
          •             とんかつは最高、キャベツは生では食べない(紫キャベツ除く)
          •             付け合わせ=ほうれん草・フライドポテト・インゲン
          • 「フランス人が選ぶベスト3」
          •             1、鴨マグレ 2、ムール貝とフライドポテト3、クスクス
          •             (クスクスはアルジェリア・北アフリカ諸国)
          •             お昼がご馳走、夕食はシンプル
          •             食事時間2時間22分、日本1時間39分
          • 「パリのレストランの高級値」
          •             パリ人は外では記念日等以外食べない(フランス人はケチ)
          •             外国、旅行者が高級志向の雑貨等にあわせるので高い
          •             レストランの消費税は19.6%、食品5.5%
            • 「学校」教育は無料
            •             小学校は宿題がないが落第はある(9月〜10月は厳しい)
            •             小学生(5年制)、中学生(4年制)飛び級もある
            •             落第の比率=小学生17.8% 中学生 23.5%
            •             小学生で「書く」宿題は少ない
            •             学校は水曜日、土曜日、日曜はお休み、午後4時30分まで
              • 「原子力」   
              •             フランス発電力量依存度は77.06%、日本24%
              •             電気料金世界の平均を下回る低料金
              •             10km以内の住人に安定ヨウ素剤を配布、薬剤屋で無料
              • 「福島の問題点」(France 2)    
              •             技術的欠陥を隠していた   
              •             安全性を東京電力は偽りを述べていた
              •             日本政府はそれを放置していた

フランスの医療・教育の現状

2017-04-17 13:01:19 | 世界の動きから見えるもの

@フランスの教育と医療は基本的に無料で有る。 例として、ほとんどの公的母子医療施設では個室が提供され、出産後5日(入院)が限度だがとても広く綺麗だ。 費用は、一旦医師、助産婦、麻酔師に小切手で支払いとなるが、全額戻る仕組みである。一見手間が掛かる仕組みだが申請者との税金の仕組みが上手く組まれている。 外国人でも移民でも申請次第で還付される。

教育でも大学まで国立で有れば無料、但し成績次第では落第も有る。これも外国人の学生でも適用され、基本的に無料だ。 日本の待機児童等の問題は多出生国のこの国では問題ない。 一番すごいところは、毎週水曜日は学校がお休みだ、もちろん土曜日、日曜日もお休み、それに学習するのは基本教科のみで日本のような体育、音楽、工作、図画、その他道徳学習は、その水曜日等を利用して野外、社会で学ぶ実践体験学習の仕組みになっている。

日本の教育、医療システム、「もう古い」では済まされない。優秀な人材・学生が海外で活躍できるように基盤素地がそこにある。