@注意、指示、命令などで「褒める」時代に必要な言い回し方はSNSのような短文では「伝え方」が必須になる。相手を傷つけず好感が持てる、印象深く肯定的な言い回し方、を記述している。中でも選択という枠では「最高でも~、最低でも~」とか製品・人気を言う「~が9割」など数値化した言い方は受ける側でのイメージが全く別モノになるなど本書にある「8つの法」は欠かせない時代となる。時代が好む短い文章(SNS等)だからこそ生かさなければ伝わらない文章技術は必須だ。
『伝え方が9割』佐々木圭一
「概要」なぜ伝え方で結果が変わるのでしょう?たとえば、好きな人がいるとします。でもその人は、あなたのことに少しも興味がないとき、何と言ってデートに誘いますか?「デートしてください」こう言ってみました。「驚くほど旨いパスタの店があるのだけど、行かない?」こう言ってみました。相手は行っていいかも、と思う確率がぐんと上がるコトバです。伝え方で結果が変わってしまう。
ー「NO 」を「YES」に変える技術
自分の頭の中をそのまま言葉にしない
相手の頭の中を想像する
相手のメリットと一致するお願いを作る
ー「強い言葉」の作る8つの技術
サプライズ法:あつ、おお~そうだ、びっくり、驚いた、信じられない
ギャップ法:最高で~、最低でも~(人の上・人の下、コク・キレ、美女・野獣)
赤裸々法:顔・思わず微笑む、喉・ゴクリと鳴、目・閉じる(自分の体の反応を言葉に)
リピート法:慌てない慌てない、一休み一休み(言葉を繰り返して言う)
クライマックス法:内緒に、ここだけの話、一度だけ(言葉を強調する)
ナンバー法:数値「~9割」「300%」など入れる
合体法:言葉を組み合わせた言い方
頂上法:トップ、一番、イチオシ(頂上のワードを入れる)
ー「YES」に変える切り口
「相手の嫌いなことをやめ好きなことを聞く」(好感を持たせる)
「選択を持たせた希望を聞く」(相手の期待を持たせる)
「限定であることを前提として」(これしかない、~君だけ)
「チームワーク」(仲間意識)
「感謝」(信頼関係を築く)
・「みかんを食べてほしい」を「みかんを食べると風邪引かなくなるよ」
・「展示物に触らないで」を「薬品が塗ってありますので触らないでください」
・「ご迷惑になりますのでお子様を席に」を「熱々の料理を運んでおりますのでぶつかってこぼすと火傷をしてしまう恐れがあります」
・「デザートはいかがですか」を「マンゴプリンか抹茶アイスがありますがいかがでしょうか」
・「それくらいできなくとどうするの」を「大丈夫絶対できるから」
・「飲みに行きませんか」を「~くんが来ないと盛り上がりがないから」
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