@「曖昧言葉」の生み出す社会 日本は「曖昧社会」を多く生み出し始めた、特に政治家等が使う言葉には信憑性、現実性に欠けた言葉で伝わるようにしていることだ。その一例が「スピード感を持って〜」「緊張感を持って〜」「出口戦略」など一般的な言葉を素直にストレートに言わない言葉である。多分それは「社会に対していい加減に生かされて居る」社会が通じると感じているからだろうか。一般広告では「満足度NO.1」「口コミNO.1」などもその一例かもしれない。
『あなたの日本語だいじょうぶ?』金田一秀穂
「概要」巷の日本語は不思議でいっぱい!常に新しい言葉を「採集」し、検証しながら使っていく価値があります。当たり前のように使ってみれば、そこに人間が持っている「気配」が生じる。Zoom、LINE、メール、Twitter…。ネット社会の言葉の伝え方。
ー近代は人はとても良い加減に生きている。それはとても素晴らしい事で、経済的な豊かさや平和がつまらないポリシーに縛られなくても良い状態を可能にしている。「自分の考えなどなくたって生きていける」と言うことになる。
ー現代は様々な新語が生まれているが、世代によって多少意味合いが違うようだ。正しい意味など風潮により変化している言葉も多く存在する世の中で理解するのは大変だ。その一例が
「オンライン」離れているが繋がっている(リモート会議、リモート公演など)
だが、対面は生の「気配」感じることができる
「存在する事を『いる』と『ある』で言い分ける 心にないものは「ある」である
「順番」オリンピックの更新順番 日本はいろは? あいうえお順?
英語のアルファベット順、中国の漢字順
「x x活」 「就活」「婚活」「娠活」など日本は「終活」までも心配しなければならない時代
「落とし所」日本の意味は妥協できる点を探すが、欧米では新たな案を提出する事(作り出す)
「歯磨き粉」以前として使われるこの言葉「粉」はずいぶん昔から存在して無いにも関わらず
「痛っ」形容詞の「違」を使う若者「熱っ」「早っ」
「ダメ出し」より良い結果を出すための言い回し(演劇などの業界語)「指導する」意味
「うれしみ」「み」で感覚を表現する 「深み」「温かみ」など
「深さ」「さ」と「み」の違い 「大きさ」「うれしさ」感覚の鋭さを表す
寿司屋にある「て」と言うメニューの意味 タイの握りとなる
「負けず嫌い」素直に「勝ちが好き」とは言わない表現 「I hate losing」英文はこうなる
「無理!」は「嫌いだ」と言う意味に使うが、客観的、理性的に聞こえるようにする
「にわかファン」「にわか雨」(突然の)とは違い きな臭い意味を含めた一時的な意味
「不要不急」「自粛を要請」など基本的な日本語とは違う
「不要不急」とはどんなことなのかはっきりしない
「自粛を要請」する事自体変な意味にとなる
「スピード感」を持った、「緊張感を持った」見せ方の表現
「出口戦略」終わりではなく、始まりと言う事
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