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人の幸せは「足るを知る」ことにつながる『テイルの館』

2021-09-06 07:48:39 | 人生を「生かす」には
人の幸せは豊富な物に溢れている暮らしより、「物が無く足りることを知ること」が何より幸せなのだと言うことを教えてくれる。互いに助け合い、知恵を出し合い生き抜いていくことが人間としての真の幸せにつながることを。
『控え目であるためには、その前になにかに立ち向かうことが必要です』、『いばる男の人って、要するにまだ一流でないってことなのよ』オードリ・ヘップバーン
『テイル館の謎』ドロシー・ギルマン
「概要」飛行機事故の後遺症に悩む息子アンドリュー。大会社の副社長の父親に調査を命じられて、亡き大叔母が所有していたテイル館を訪ねる。無人のはずが、そこには数人の人影が見えた。
いろいろな人々がこの古びたテイル館に集まる。不思議な人々が自然に集まり、自給自足生活をする。電気もガスも無い古びた館は壮大な土地(24エーカー)に館、畑、森、泉など囲まれた大きな家、そこに元々この家に召使いとして支えていた家族含めその仲間が畑を耕し暮らしていた
ー大叔母の遺言書が発見され、副社長の会社のリストラが実行されると事態は急変する。 遺言書には隠された財産も館も全てが副社長の親子ではなく、大叔母を支えた人、その家族となっていた。
ー副社長の親子は会社のリストラに入り、父親も職を無くし頑固で一徹の人間性が変わった。その息子はここにいる間に後遺症が回復の兆しを見せ、この館に暮らすことになる。「人間は自由になる為には野生が少々必要だ」



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