ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

家族が求めるもの、それは 『Playing with fire』⭐️4

2019-12-16 07:54:28 | 映画から見える世の中の動き
@「家族」って? 仕事は豪快で厳しい消防士兄弟、だが一旦仕事から離れると仄かな人と化す。 そんな消防士兄弟とヤンチャでお茶目な兄弟姉妹との悪戯からの触れ合いで親近感を醸し出していく。 そしていつの間にか家族になっていく様を描いた陽気で、楽しい映画だ。 みんなにとって単純だけど「家族」は一緒にいることだと知らされる。 
『Playingwith Fire』2019

消防署長ジェイク・カーソン(ジョン・シナ)と熟練した消防士チーム(キーガン・マイケル・キー、ジョン・レグイザモ、タイラー・マネ)が火事になった家で3人の兄弟姉妹(ブリアナ・ヒルデブランド、クリスチャン・コンベリー 、フィンリー・ローズ・スレーター)を救出した。ところが両親は2年前に亡くなったており、家も焼失してしまって帰るところがない。消防署で兄弟姉妹のベビーシッターをする羽目になる。そこで起こる様々な悪戯が親近感を持たせ、最後にはみんな家族の一員になる。


誰もが家族の幸せを夢見る『アボミナブル』⭐️5

2019-12-15 08:00:17 | 映画から見える世の中の動き
@「家族の幸せ」、家族はいつでも一緒が幸せに決まっている。 不思議なパワーを持ったエイティもまた家族があり一緒に暮らせる幸せを望んでいた。 優しい人の心と行動を思いっきり感じる感動モノのこの映画は、現代人に無くなり始めている「人への思いやり」かもしれない。 人を思う事、それは感謝をすることかもしれない。

『アボミナブル』Abominable 2019
10代の少女イー(クロエベネット)が上海のアパートの屋上で若いイエティ(魔力を持った巨人雪獣の子供)に出会うと、友人、ジン(テンジンノルゲイトレーナー)とペン(アルバートツァイ)が「エベレスト」と名付ける。そして、故郷である最高地点エベレストで彼の家族と再会させる壮大な探求に乗り出す。しかし、エベレストに向かう中、イエティを捕まえようとする裕福な男であるバーニッシュ(エディイザード)と動物学者のザラ(サラポールソン)の執拗な妨害と争いが起こる。 その度イエティーの魔力で様々な異変が起こり脱出、ついにエベレストに到着、イエティは幸せそうに家族に迎え入れらる。


いつもいい気分でいたい自分を見つける方法『たまちゃんのお使い便』

2019-12-14 08:00:35 | 人生を「生かす」には
@「幸せの本質」を探る涙あり感動の小説だ。 「幸せ」って、結論から言うと「いつもいい気分でいること」、その為に様々な出来事、物などをじっくり、ゆっくり見て、拾い上げ、ポジティブに考える。その時の自分の心の動きを味わうことだと言う。 それと「家族がいる」を感じることだと言う。 家族は一緒にいるだけでもありがたいものだと言う事を。 また、他人に対しては「ありがとう」の一言で深く繋がるが、そのキャッチボールができれば究極となるとも言う。 さらに、何事にも「小さな冒険に踏み出すにはちょっとした遊び心を足せば良い」と言う。 素晴らしい人生を送るために・・・

『たまちゃんのお使い便』森沢明夫
移動販売で「買い物弱者」に元気を届けたい!! 心にエネルギーが満ちる、癒しの感動長編
過疎化と高齢化が深刻な田舎町で「買い物弱者」を救うため、大学を中退したたまちゃんは、移動販売の「おつかい便」をはじめる。しかし、悩みやトラブルは尽きない。外国人の義母・シャーリーンとのいさかい、
救いきれない独居老人、大切な人との別れ……。それでも、誰かを応援し、誰かに支えられ、にっこり笑顔で進んでいく。心があったまって、泣ける、お仕事成長小説。
  • 「人生の勝者と敗者って、何を持って決めるんだろう」やりがいのある仕事につけた時なのか」
  • 「ちゃんと生きている」ってどう言うことか
  • 「人生には、みんなが通った後にできる轍はあっても、レールはない。だから、あなたは自分の心を羅針盤にして、あなただけの道を歩いていけばいい。そしてそれこそが唯一、後悔をしないで死ぬための方法なのだ」『死を輝かせる生き方』の本の1節
  • 「人に期待する前に、まずは自分に期待すること。でその期待に応じられる様、自分なりにがんんばってみること。人にするのは期待じゃなくて、感謝だけでいいんだよ」
  • 「人生っつーのは、たった一度きりの命をかけた遊びだからよ。何でも好きな事をやった者の勝ちだよな」
  • 移動販売で年寄りが買うものは自分のものを買うよりも、むしろ面会にきてくれる子供や孫たちへのプレゼントを購入することが多い。子や孫の喜ぶ顔をみることの方がずーっと幸せなのだろう。
  • 「人生に『失敗』なんてねべさ。人生にあんのは『成功』と『学び』だけだ。それにやりてえ事をやんねえ人生なんてつまんないべえ」
  • 「人生は振り子なんだって。人生ででっかい不幸があったら、今度はそれと同じ分量だけ振り子は幸福の側に触れるんだって」
  • 「裕福と幸福は違う」
  • 「人生の『小さな冒険』に踏み出せない人って『勇気』が足りないんじゃなくて、本当はきっと『遊び心』がちょっぴりたり足りないだけなんだよね」
  • 「ありがとう」と言ってもらえた時にこそ、一番ピュアな幸福感を味わえる。「ありがとうのキャッチボール」が成立している時が究極だ。
  • 「悲しみを背負って生きていく」とは、亡くなった人のたった一度の人生で味わうはずだった楽しいこととか、幸せだなあて思う事を思って生きること。
  • 「人生に辛いこと、悲しいこと、嫌いなことがあっても、その事象の中には必ず『いい部分』が隠されているから、それを見つけ出して、しっかりと『いい気分』の喜びを味わうのだ。」
  • 「亡くなった母とシャーリーンを天秤の端と端に乗せたら駄目。人と人って、比べても意味がないんだから。それぞれに長所と短所があって、それぞ愛すべき人なんだよ」
  • 「人生には限りがある。始まりがあり、終わりがあるのだ。そしてその終わりが間もなくやってくる。歳を取ると言うことは単純にそう言うことだ。」「あちらの世界に『行く』のでは『逝く』でもなく、自然と『帰ろう』と言う気持ちになることだ。」


盲目となる権力者『茶道太閤記』

2019-12-13 08:08:46 | 歴史から学ぶ
@権力者は「世間に盲目」になる。それは自分を頑なに信じて思うままに周りを動かせる事を誇るからだ。 今の時世でもそうだが、長い政権が続くとあたかも何でも思い通りになると錯覚を起こし、秩序をも無視した行動を起こしてしまう。 様に今の政権がその様に写っても仕方ないと思う。世の中の道理を無視しても法的に罰せられることは皆無となった政治の権力者は今後どの様な惨事をもたらすか恐ろしい。

『茶道太閤記』海音寺潮五郎
権勢並びない太閤秀吉に対しても「拙者は芸道に生きる者、いつの世までも名の残る者でござる」と高い誇りを持ち続けた男・千利休。天正期の大坂城を舞台に、秀吉と利休の確執を初めとして、淀殿と北政所、秀吉の側室たち、利休の娘のお吟、石田三成や小西行長ら武将たちの繰り広げる苛烈な人間模様を描く。
  • 派閥抗争1、 秀吉vs千利休、秀吉は千利休の娘お吟への側女としての執着を迫り利休は頑なに断り続ける。また、お吟と結婚の約束した佐々半之丞は4年を待ち続け、利休の死に間際まで秀吉の目を気にして結婚できなかった。
  • 派閥抗争2、北の政所派(三の丸様、加賀様)+武人派(加藤、福島、浅野)vs淀君(お茶々・京極様)+文吏派(石田、小西)、大奥の妻妾たちの抗争。17歳のお茶々は浅井長政の長女として秀吉に攻められ、父を殺された敵討ちであるが、5年後には秀吉に寵愛を受けて大奥の主になろうとしていた。この小説での抗争は佐々陸奥守成政から政所に贈られた珍しい黒百合を皆に披露するため利休の娘に生花を命じた。嫉妬から淀君は石田三成に短期間に多くの黒百合を集めた事で珍しい花ではないと知らしめる。 生花を命じられたお銀、出戻りの嫁、は秀吉との出会いから、秀吉が是が非とも側女にしたいと執拗に利久に迫る。
  • 小西が三成にキリシタン弾圧を解除してほしい旨を聞くが、三成は「殿下の方を敬うのか、デウスの法を敬うのか、それとも同等か」と聞く事で三成の意思ははっきりした。
  • 佐々半之丞の母曰く「今の世の中は、その身の力量、その身の才覚で、どんな出世もできる世の中ではござらぬか。如何に貧すれば、如何に苦しめがとて、心には大名どころか、天下人ほどの溟いを失わぬこそ、真の武士と申すモノではござらぬか」
  • 秀吉は天下を取り有頂天になる時「この数年来、自分を失っている自分である事を知った事だ。今まで自然な感情の流露に任せるものはいないと信じてきた。それが人々の自分に対する魅力でもあった。天真爛漫で、しかも宏量であり、率直というのが人々の見る自分の性格だった。」。家康も含め誰もが御威光に応じてありのままを、真実を思うところを申し上げるものがいなくなる。従って、秀吉は歳とともに「強情者め。儂の言葉に背くのか」を家臣にも利休にも言う様になる。
  • 利休の最後の望み、それは秀吉の娘への執念を断ち切らせ半之丞との結婚と「死処」であった。それは家康からの異国への異国征伐の中止嘆願をもって秀吉と対面した事が怒りを受け、さらに大徳寺の木像、茶道具の高値販売などで蟄居、自刀を命ぜられることになる。
  • 利休の妻、お吟、半之丞、その他門弟らに語る言葉「儂は、作動の純粋さと、己の精神の清らかさとを守り通した。天下人の権力を持ってしても、儂のこの守りはどうすることもできなんだのだ。孟子の言う『富貴も淫する能わず、貧賤も移す能わず、威武も屈する能わず、これをこれ大丈夫と言う』、また利休は半之丞に「武士らしい魂を持つものにとって、甚だ住みにくい世となった。武士の道は、男の誇りを重んじ、己の名を思んずるに在る。が、それを通そうとすれば、その人は、やれ時世知らずじゃの、やれ頑固者じゃのと言われて、必ず悲しい運命に陥らねばならぬ今の世です。と武士から町人となり新しい運命を切り開く事を切に願った。


往年のスターの見る夢『ワンス・アポン・ア・タイム インハリウッド』 ⭐️3

2019-12-12 08:33:40 | 映画から見える世の中の動き
@往年のハリウッドスター2人の回顧録フィルムから巧みな演技を魅せるという、昔の映画の良さは人の表情からその巧みな演技力だった。現代はストーリーによる意外性、迫力、恐怖感を味あうような個人的な俳優演技から道具、映像技術を駆使した加工技術力が受けているのは少々寂しい限りだ。 だが今後はさらに俳優のアクション全てがAIによる画像処理に代るかもしれない。

『ワンス・アポン・ア・タイム インハリウッド』 Once Upon A Time in Hollywood 2019
1969年、ロサンゼルスのハリウッド、ヒッピーの全盛期で、かつて西部劇テレビシリーズのスターだった2人、リックダルトン(レオナルドディカプリオ)と、長年のスタントダブルクリフブース(ブラッドピット)が、昔の作品を回顧しながら次の作品の演出に苦労をしていた。 ある日、ブースは往年の友人をヒッピーの暮らす地域に足を踏み入れ、盲目となった友人を憤慨させ、車のパンクさせた男を殴りたおした。 その事を根に持ち4人組のヒッピーたちがリック・ブースの家に押しかけ襲いかかるが逆にブースは愛犬とともに映画の演出のように反撃、最後にリックも映画で演じた火炎放射器を武器に襲撃したヒッピーたちを撃退した。


「クリスマス」に求めるもの『ラスト・クリスマス』⭐️5

2019-12-11 09:19:01 | 映画から見える世の中の動き
@「クリスマス」は何か心の隙間に寂しさ、侘しさを漂わせる。 そして新たな出会いも含めてその隙間を埋めてくれる何かを探し求めようとする。 周りの人々の存在とその魅力をもう一度見直す時かもしれない。 人からの癒し<gwmw class="ginger-module-highlighter-mistake-type-3" id="gwmw-15760233578534543851985">、</gwmw>優しさを求めることは幸せへの近道になるかもしれない<gwmw class="ginger-module-highlighter-mistake-type-3" id="gwmw-15760233578538289811166">。</gwmw>

『ラスト・クリスマス』 Last Christmas 2019
クリスマスショップに働くケイト(エミリアクラーク)は心の傷を伴っていた。そのことで自分のストレスを家族を含めて周りに迷惑をかけていた。ある時、慈善事業の教会で働いているトム(ヘンリー・ゴールディング)との出会いで、ケイトの心の傷が治りかけた。そこで教会の前で自分に役に立つことを決意し、寄付を集め、クリスマスにパーティーをする計画を立てる。トムとの出会いで自分を変え、周りも変わってきた事を知り、トムとの再会でそれを果たそうと、トムのアパートに出向くと既に1年前に自転車事故で亡くなっていた事を知る。今までのトムとのデートは全て幻想の中での出来事だと悟り、自分の心臓はトムからの臓器移植されたものだと知った。トムが自分を元気にしてくれたのだ・・・


読みと意味を知ることで得した気分になる日本語『恋する日本語』

2019-12-10 07:58:59 | 人生を「生かす」には
@「喃喃」(なんなん)とは口に南を繰り返すことで互いに打ち解けて楽しそうに語り合う事、とある。 実に日本語は面白い漢字を組み合わせるものだ。 「遠近」(おちこち)と読む、この意味は「未来と現在」。 それに「転た」うたた寝とよく言うが「転た」の意味は「ますます」だと言う。 知っているようで知らない漢字と意味にさらに興味を持った。 「阿伽陀」、万能薬と言えるのだろうか、こんな薬が世に出ることを望みたい。

『恋する日本語』小山薫堂
「あえか」「紐帯」「那由他」「玉響」…耳にしたことはあるけれど、意味がよくわからない日本語。たとえば、「赤心」とは「偽りのない心」のこと。「一曲」とは「ちょっとすねる」こと。言葉の意味をひもといてみると、そこには恋人たちの何気ない日常の瞬間が溢れている。日本語の美しい響きと甘く切ない恋心が堪能できる35のショートストーリー。
  • 「あえか」 はかなげなさま
  • 「涵養」(かんよう)水が染み込む様に、少しづつ養い育てること
  • 紐帯」(ちゅうたい)人と人を結びつける重要な役割を果たすもの
  • 気宇」(きう)心の広さ
  • 転た」(うたた)ますます、非常に。転じてなんとなく
  • 相生」(あいおい)夫婦が一緒に長生きすること
  • 「如意」(にょい)物事が思うようになること
  • 「赤心」(せきしん)偽りのない心。人を心から信用して、全く疑わない心
  • 「浹洽」(しょうこう)隅々まで行き渡ること。心が打ち解けること
  • 玉響」(たまゆら)ほんの少しの間
  • 泥む」(なずむ)なかなか進まない様子。行き悩む
  • 「僥倖」(ぎょうこう)思いがけない幸福。こぼれ幸い
  • 「偶さか」(たまさか)偶然、たまたま
  • 「那由他」(なゆた)古代インドの数の単位、極めて大きい数、10の72乗
  • 「夕轟」(ゆうとどろき)恋心などのために夕暮れる方、胸が騒ぐこと
  • 終夜」(よすがら)一晩中、夜どおし
  • 「一曲」(ひとくねり)ちょっとすねること
  • 「時雨心地」(しぐれごこち)時雨の降ろうとする空模様、転じて、涙が出そうになる気持ち
  • 「恋水」(こいみず)恋のために流す涙
  • 「焔」(ほむら)心中に萌え立つ激情を炎に例えていう
  • 「恋風」(こいかぜ)切ない恋心を影が身に染みわたるのに例えていう
  • 「刹那」(せつな)意識の起こる時間のこと。極めて短い時間
  • 「客愁」(かくしゅう)旅行中の物思い
  • 「洒洒落落」(しゃしゃらくらく)性格がさっぱりしていて物事に拘らないさま
  • 「忘れ種」(わすれぐさ)心配や心の憂さを吹き払うもの
  • 「滝枕」(たきまくら)涙が枕に注ぐことを滝に例えていう
  • 喃喃」(なんなん)べちゃくちゃ喋る様子。転じて、男女が打ち解けて小声で楽しそうに語り合う様
  • 「心掟」(こころおきて)心に思い定めていること
  • 「番い」(つがい)2つ揃って1組になったもの
  • 邂逅」(かいこう)思いがけなく出会うこと
  • 阿伽陀」(あかだ)あらゆる病気を治す薬
  • 「揺蕩う」(たゆたう)決しかねて、心があれこれと迷う
  • 「垂り雪」(しずりゆき)屋根や木の枝から落ちる雪
  • 「帰趨」(きすう)最終的に落ち着くところ。帰着するところ
  • 遠近」(おちこち)未来と現在


切磋の選択と行動は日頃の癖『楠の立つ岡』

2019-12-09 07:56:53 | 人生を「生かす」には
@人間が絶体絶命の時、瞬時にどのような行動を選ぶかが生死を決める。 それはこの小説の世界大戦で米国の激しい空襲の中を生き抜いた男(中学生・学徒)の様である。 現代でいう自然災害などで被害者、または罹災者となるのは運命かもしれない。が、その時の選択した行動が運命を分けることになる。 「避難勧告」などを聴きながら退避しない想定外の人災・災害はこれから頻繁に発生する可能性は大である。 それと自分の「感」(予感)を働かせた行動も命を守る為とても大切となる。 

『楠の立つ岡』 津本陽
旧家の末子に生まれた長坂進吉は、家族の深い愛情を受けて育つが、多感な少年期を太平洋戦争下に送る。出征という近い将来の現実が突きつける「死」への予感。それでも生きんとする進吉は、やがて勤労奉仕隊に動員され、生涯忘れえぬ昭和二十年一月十九日の空襲に遭遇する……。少年の成長を通して描かれる人間の運命が心を揺さぶる自伝的長編。
  • 「楠の立つ岡」主人公の進吉は「僕は好きなことしかやらん」と覚悟しながら学生の時は水泳と剣道ではそれなりの成績を収め、周りが納得、良き友とした。その後戦争で学徒動員令で勤労奉仕で明石の川崎航空機工場で作業をするが、いよいよ戦争が激しく多くの街に数百機のB29や数千機のグラマンが街を襲撃、焼き野原にしていく様の中、生き抜いていく。
  • 「人は一人で生きているのではない。先祖から続く血脈の流れの中で、無意識の内に記憶を伝え、束の間明滅し、去って行く。血族の類魂とも言うべきものへと回帰させ、死を恐れない平穏な心境を得るが、人はどこからきて、どこへ去るのかと言う答えをこの「楠」が語る」 その背景には大勢の人間が支え合って生きている事である。
  • 「人生はそこの抜けた鶴瓶で水を汲むように、空しい営みの繰り返しである。如何に強運に恵まれ、万人に優れた栄達を成し遂げても、時がくればどこかへ去って行かなければならない」
  • 「お金は粗末に扱うたらあかん。1銭を笑うものは1銭に泣くんやで」


自分の「匙加減」で挑戦できること『こころの匙加減』

2019-12-08 08:03:20 | 人生を「生かす」には
@「匙加減」とはなんと都合の良い言葉だろうか。 自分自身の匙加減を知ることで考え方、行動が違ってくる。 そもそも多くの悩みなどは「他人との比較」から始まることである。 だが自分の身の丈の「匙加減」で程良い生き方、納得のいく自分自身の生き方ができる。 自分を知り、納得できる自分の「匙加減」を極める事はとても大事だ。 自分に出来そうな事(匙加減)を考えればもっと挑戦できることはあるのは確かだ。

『こころの匙加減』 高橋幸枝
100年生きてきて、思うのは「匙加減」の大切さです。
「生きていく」とは、この匙加減を見極めていく営みにほかなりません。精神科医として半世紀にわたり、患者と向き合ってきた著者だからこそ気づけた、「迷いすぎて苦しまないためのヒント」とは?
  •  人生とは、自分の「匙加減」を見つける旅
    美しいものは苦しみを紛らわしてくれる
    自分の匙加減を知ること
  • 「絶対というものはない」「絶対の正解」はない
• あらゆる不幸は人と比べることから始まる
  • 「最初の一歩」が怖い、勇気を出すこと
    チャレンジすることを忘れない
• 誰かと話すだけで心は温かくなる
    誰かに役に立っている
    誰かに応援されている
• 「ちょっと不便」なくらいが体にはちょうどいい
    「生老病死」生まれて、老い、病気にかかり、死を迎える
    自分も自然の一部であることを悟る
    「悩むほどの時間に恵まれている」と考える「悩みのある人」
    TVなどで「心を動かされる」ことも必要
  • 寂しくなったら緑を育てる
    観葉植物で成長と植物に話しかけることを心がける
    話しかけることで口からの炭酸ガスが植物には良い
  • 夢に限って匙加減はいらない
いつでも挑戦する気持ち
自分でしてみること
• 断わることも立派な愛情表現
• いい歳をして、見返りなんて求めなさんな
• 言葉にしないと、やさしさは伝わらない
  • 頑張りすぎず、自分を甘やさせすぎず、我慢しすぎず、他人を頼りにしすぎず。

男のロンマを魅せる『フォードvフェラーリ』⭐️5

2019-12-07 07:59:23 | 映画から見える世の中の動き
@2人のカーレースにかける執拗なこだわりと勝利への執念が実らせる男達のロマンを見た。 素晴らしい信頼と友情、最後まで諦めずやり抜く、そして優勝をする。 感動のノンフィクション映画である。 最高の人生を送ったとも言えるレーサー・ケン<gwmw class="ginger-module-highlighter-mistake-type-3" id="gwmw-15756730532166596463310">、</gwmw>
<gwmw class="ginger-module-highlighter-mistake-type-1" id="gwmw-15756730532167102245632">だが最後の「社運へのこだわり」に負けたのは最低な自分</gwmw><gwmw class="ginger-module-highlighter-mistake-type-3" id="gwmw-15756730532169187154724">(</gwmw>後悔・犠牲者<gwmw class="ginger-module-highlighter-mistake-type-3" id="gwmw-15756730532167826759325">)</gwmw>を見た人生だったのかもしれない<gwmw class="ginger-module-highlighter-mistake-type-3" id="gwmw-15756730532160712120762">。</gwmw>
『フォードvsフェラリー』 Ford v Ferrari
カーレースにおける世界No.1を勝ち取る為に意地と執念をかけたノンフィクション映画だ。 実話に基づいたこの映画「フォードvフェラーリ」は、先見の明のあるアメリカのカーデザイナー、キャロル・シェルビー(デイモン)と大胆不敵な英国生まれのドライバー、ケン・マイルズ(ベール)が世界制覇を成し遂げた驚くべきフォード社のノンフィクション映画である。 それはルマン24を継続的に優勝していた競争企業フェラーリ社に追いつき、打ち勝つ事であった。 その為にフォード社は革新的な人材と技術を構築してレースカーに挑んだ。 1966年にフランスのルマン24時間耐久レースで遂にエンツォ・フェラーリの支配的なレースカーで見事に完全優勝する。 ルマン24で最後にフォード社の経営幹部は1ー2ー3位の完全優勝の形を指示するとレーサーのケンは自己最高記録を達成した後、最後にスピードを落としチームとしての完全優勝を達成させた。 だが他のフォードのレーサーが個人優勝を獲得すると言う予想外な結果を招いた。 その後、ケンはその悔しさから練習走行中に事故を起こし亡くなってしまう。


「女のいくさ」とは言葉と仕草 『冬姫』

2019-12-06 08:10:00 | 歴史から学ぶ
@「女のいくさ」、戦国時代の女の立場は、男の戦いに勝つための戦術・戦略的な道具でもあった。 「武家の女は槍や刀ではなく、心の刃を研いでいくさをせねばならない」、「女のいくさ」であった。 それはこの小説にある信長の次女「冬姫」で如実に物語っている。 父信長の意志を想い「心の刀を研いで」自分の置かれた生き様を必死に、しかも賢く、穏やかに生き抜いた人だったのか。 「女のいくさ」は女同士の戦いには醜い争いを仕掛ける罠が多く、心理的に、しかも精神的な苦痛を側面から味わせる微妙な仕掛け策(心の刀)も多い。 現代、発信する「言葉」は、それこそ賢く選び抜き、誤解を招かない、しかも分かり易い言葉(できれば短い)を使い相手に通じる必要がある。 感動する言葉、涙する言葉、一言で納得できる言葉など、良い言葉(言い回し)をいつでも発信できる様に熟知しておく事が必要だ。 「言葉で人は変わる」。 「一言既に出ずれば駟馬も追い難し」である。

『冬姫』葉室麟
  • 織田信長の二女、冬。その器量の良さ故に、父親に格別に遇され、周囲の女たちの嫉妬に翻弄される。戦国の世では、男は戦を行い、熾烈に覇権を争い、女は武器を持たずに、心の刃を研ぎすまし、苛烈な“女いくさ”を仕掛けあう。その渦中にあって、冬は父への敬慕の念と、名将の夫・蒲生氏郷へのひたむきな愛情を胸に、乱世を生き抜いてゆく。自ら運命を切り開いた女性の数奇な生涯を辿る歴史長編。
  • 「武家の女は槍や刀ではなく、心の刃を研いでいくさをせねばならない」と父の信長から聞いて育った。親子、兄弟であろうとも乱世での別れは辛い。どれほど嘆こうとも涙を振るい、人のために生きようとする、生き抜くことが「女のいくさ」と悟っていた。
  • 「人を恨まず、憎まず、お互いを思いやって生きていける国をこの地に築きたいのだ」は信長の夢であり、それを引き継いだ思いを夫である蒲生氏郷に寄り添い、冬姫はその思いを貫いた。
  • 「女のいくさ」は様々な人物との争いとなっていた。 信長の正室濃姫、妹のお市の方、家康の側室五徳、信長の側室鍋、さらにお市の方の3人の娘など多くが冬姫への「女のいくさ」は続いた。
  • 信長の人質であったキリシタン信者の氏郷は信長の娘、冬姫を嫁にもらったのは、信長が子孫繁栄を夢見ていたのかもしれない。それをお市の方は3人の娘に同じ様な命「お市の女のいくさ」を下していたのかもしれない。茶々は秀吉の側女となり、秀吉を手なづけ自分の子を出世させるための周りに工作を尽くしていたとも言える。茶々はその為信長の直系である冬姫を始末する為に、蒲生氏郷を会津(42万石)に移封させ、伊達政宗に一揆を起こさせ蒲生を殺害させ、蒲生家を滅亡させようともした。 茶々の「女のいくさ」は母であるお市の方が遺した子孫繁栄ではなかったのか。


親からの真の愛情を知ったとき 『The Parts you lose』⭐️5

2019-12-05 07:57:38 | 映画から見える世の中の動き
@何かを探し求めていた事を他人からそれも警察に追われた犯人から学んだ。 探し求めていたのは「父親からの真の愛情」と「いじめへの克服」だった。 孤独からくる苦痛や悲しみ、悔しさから解放されるのは一人では解消、克服できない。 親、兄弟、親友があって、親身になってもらえてこそ克服できる。 変わるのは自分からだと悟ことも必要だ
『The Parts you lose』
耳が聞こえない少年ウェスリーは学校で頻繁にいじめられていた。彼の家庭は愛する母親と妹とそれに父親と一緒に生活していたが、父親は家ではいつも荒々しくなりウェスリーは不安で沈黙していた。 ある日、ウェスリーは学校からの帰り道で無力で出血している奇妙な男を見つける。 そして彼は彼の家から遠くない廃屋に男を連れて行き、男をかくまいながら食べ物や医薬品の治療でしばらくすると回復する。 男は、学校でも家庭でも、いじめっ子を強くし、立ち上がる方法をウェスリーに教えると、その男を父親の様な絆へと深める。 やがて警察は男の存在を見つけ出していく・・・。




台北のモノデザイン芸術品

2019-12-02 08:09:27 | 旅行

@故宮博物館、国立中世紀念館、国立台湾博物館、台北228記念館、国軍歴史文物館、龍山寺、長栄海事博物館、華山1914文化創造意産業園区、袖珍博物館など回って見つけたちょっと気になるモノ・デザイン・芸術作品。中でも興味深かった印象に残ったところはやはり人気の「龍山寺」の素晴らしい彫刻、屋根、天井などの手作り工芸飾品だった。 台北の博物館のほとんどはフラッシュなしの写真撮影許可される事はとても羨ましい。(日本はこのネット拡散可能=集客時代にどうして写真不可が多いのか疑問だ)