ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

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日本は既に開発途上国、G7などに参加できる資格は無い

2024-07-16 12:14:22 | 世界の常識(平均値など)
『IMD「世界デジタル競争力ランキング」2023年11月に公表・世界の64カ国・地域のうち、第1位がアメリカ、第2位がオランダ、第3位がシンガポールとなっている。韓国が第6位、台湾が第9位、香港が第10位だ。日本は第32位になる。2022年調査から3つ順位を落としており、過去最低だ。』東洋経済記事。特に指摘されている点は「知識」(日本は第28位)、「技術」(日本は32位)、「将来への準備」(日本は32位)だが、日本が特に低いのは、「国際的な経験」(世界第64位)、「シニアマネージャーの能力」(世界第62位)、「語学の能力」(世界第60位)だ。「国際的な経験」では、文字どおり世界最低、と言う指摘だ。
日本の国力は見る見る内に転落、原因は政治家の「悪」政策が主だが、国内での最悪の数値はこのままでは数年後には全てで最低になることは間違いない。




格差による新たな自由主義『私たちはどこまで資本主義に従うのか』

2024-07-16 07:42:39 | 世界の不思議・出来事
ソ連共産主義の崩壊、中国の不動産不況、若年層の雇用問題など民主主義が勝ち誇っているかのような社会は、実は資本主義社会でもアンバランス化している、と言う。それは市場原理により富の集中化により大きな格差が生まれ企業から個人の利己主義へと転化している。近年、政治家の利権・特権の悪用、企業との癒着から賄賂など富裕層、特権階層への富の集中が社会変化を起こし始めている、のはその要因と感じる。それはすでに自由主義・社会への不満が逆に起こりいいどこ取りの共産・社会主義への勢い(多元主義)が出始めている、とも考えられるが、基本的にどの資本主義国(自由主義国)でも大きく変化し始めていることだ。結局よく言われる「先の読めないVUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)時代」になったということか。
『私たちはどこまで資本主義に従うのか』ヘンリー・ミンツバーグ
「概要」企業と政府だけでは社会の問題は解決できない――『戦略サファリ』『マネジャーの仕事』の著者ミンツバーグが示す新たな経済社会とは?1989年に社会主義体制が崩壊したことから、資本主義が勝利したと考える人が多い。しかし、その誤解がいま大きな不幸を生み出している。格差の拡大をはじめ様々な問題が、資本主義の歪みとして現れている。問題の根幹にあるのは、企業を代表とする民間セクターの力が過度に強まり、社会はバランスを失っていることだ。
企業には限界がある。社会に蔓延している企業の社会的無責任の弊害を、企業のCSRなどで埋め合わせられると思っている人も多い。しかし、それはあまりにおめでたい。企業の利益追求と社会問題の解決が両立する「ウィン・ウィン」の世界が生まれるなどとは思わないほうがよい。
民主主義から個人主義(アンバランス)
    個人の権利から派生する営利企業の特権(企業格差・個人格差へ)
    アメリカ社会は利己主義へ(公的権利から私的利益へ)
    市場主義から企業・個人のための社会へ「代表あって課税なし」の仕組み
ー資源を搾り取らずに、知恵をしぼる世界に
    費用負担するなら、なんでも消費しても良い社会、他人に押し付ける社会
        白か黒か単純化した社会・支配・妥協・統合への動き
        特権層が権力を握り、思い通りに動かそうとする(税や規制からの廻避)
    人的リソースの活用(政府セクター・民間セクター・多元セクター)
        集団主義・個人主義・共同体主義
    多元セクターvs無作法な社会 (バランスの取れた民主主義)
        政府は市民の声を聞き、企業は株主だけのものではない責任ある立場を認識
    現実を直視し、問題を理解する(vs個人利己主義・イズム主義へ)
ー多様性(偏りすぎた社会のバランス)
        (政府セクター<<民間セクター>>多元セクター)
        集団主義・個人主義・共同体主義で集団・共同体が弱体化している
        資本主義が暴走しており国際市は秩序が消え始めた
        競争社会あるのみの社会から癒着による不均衡さが明るみに
        見かけ頼みの社会的責任(CSR)企業が果たせていない
社会の不均衡をいかに是正していくか国、企業、団体等が行動を起こすべき時代


ChatGPTの効果的な使い方(今更聞けない)最新日本語Claudeを利用してみた

2024-07-15 15:28:32 | 最新技術(IT)で変わる事
@効果的な ChatGPT 利用は会話の基礎であり、AI が正確で価値のある応答を提供できるように導くには、明確なアクションワード(言葉)を使用、コンテキスト(文章)を提供し、具体的にすることで、ChatGPT の可能性を最大限に引き出すことができます。
1. アクションワードから始める 「作成する」、「書く」、「説明する」、「生成する」など、明確なアクション指向の単語を使用する事例えば、「AIの動向に関する情報を提供してもらえますか?」ではなく、 「最新の AI トレンドに関するレポートを生成する」を試してください。アクションベースのプロンプトは、具体的で実行可能な応答を生成する傾向があります。 
2. ChatGPT を効果的に導くにはコンテキストが鍵となり、情報やアドバイスを求めるときは、関連する背景の詳細 を提供する事。 例えば、マーケティング戦略について問い合わせている場合は、業界、対象ユーザー、目的について言及します。
3. 明確かつ具体的であること。曖昧な言葉は避け、リクエストは簡潔かつ具体的なワード、コンテンツを使用する事。製品説明のコンテンツが必要な場合は、製品名、主な機能、希望(返答の長さ、内容)を指定します。 
4. ためらわずにさまざまなアクションワード・コンテンツを何度か試してみる事。 多用途性により、創造的な探索が可能になり、最適なものを見つけてください。
5. 具体例などを知るには、言葉・文章内に例を示す事。 例えば、「ビジョンに合ったコンテンツを作成するための効果的な機能を探してください」
6. 応答の長さを指定する事。簡潔な回答、段落、または詳細なエッセイが必要な場合でも、長さを指定すると適切な出力が得られます。
 7. 他のスキルと同様、効果的なプロンプトを作成することは練習する事。精度を高め、より良い結果を得るために、プロンプトを定期的に確認して改良してください。 表は最新の生成AIモデル・詳細は下記のリンク(英文)
無料の日本語Claude:https://docs.anthropic.com/ja/docs/intro-to-claude
この日本語Claudeで得た情報の例:
資本主義の将来と格差問題について深い質問をいただきありがとうございます。この複雑な問題には様々な見方がありますが、主な観点をいくつか挙げてみます:
  1. 格差の拡大: 現在の傾向が続けば、富の集中がさらに進む可能性があります。一方で、この問題への認識が高まり、是正への取り組みも増えています。
  2. テクノロジーの影響: AIや自動化の進展により、雇用構造が大きく変化する可能性があります。新たな職種が生まれる一方で、従来の仕事の多くが失われる恐れもあります。
  3. 持続可能性への移行: 環境問題への対応から、より持続可能な経済モデルへの移行が進むかもしれません。
  4. 政策的対応: 累進課税の強化や基本所得保障など、格差是正のための政策が検討されています。



国策の円安は大打撃を与え始めた・中小企業倒産

2024-07-15 12:57:54 |  社会の歪みと偏見
『2024年上半期の倒産件数は4887件、2014年以降で最多に。中小零細企業の倒産が目立つ【帝国データバンク調べ】』WebForum記事。業種別でみると、「サービス業」(前年同期958件→1228件、28.2%増)は15年ぶりに1200件を超え「小売業」(同834件→1029件、23.4%増)、「建設業」(同795件→917件、15.3%増) 国策である「円安」で儲けているのは大手企業・金融業(富裕層)それに年金運用の財務省の莫大な儲け。それを根底から支える中小企業は散々な有様となりつつある、それはこの円安とコロナ禍で借金した返済での影響だ。


外国人の居住区が増える日本の街

2024-07-15 07:49:08 | 世界の動きから見えるもの
『外国人の移民・残留外国人が今後増える地区は豊島区は中国区に、新宿区は韓国区に、江戸川区はインド区に、大田区はフィリピン区に名称変更』になる可能性もあるというダイヤモンド記事。2050年時点の外国人比率が最も高いと予測されるのは新宿区で38.45%、2位が豊島区で38.40%となる。新宿区の新大久保駅周辺は以前から韓国人街であるし、豊島区の北池袋はチャイナタウン化している。日本における直近1年の外国人の増加数は26万1889人で(在留外国人統計・出入国管理庁)、日本人は83万7000人減少している、と言う状況から今後外国人が多くなる街、村が増え、場所によっては選挙権も与えるという状況だという。 因みに富裕層の流出数が最も多かったのは中国で、インドとイギリスがそれに続き日本は10位、その先はオーストラリアとアラブ首長国連邦が多数という。図表を参照:https://worldinvest.jp/iju-ranking/


定年退職後の仕事「日本語教師」国家試験

2024-07-14 12:28:42 | 世界の動きから見えるもの
『「日本語教師」資格に中高年が殺到!4月に国家資格化、意外にも英語力不問で稼げてやりがいも』ダイヤモンド記事。中高齢者・定年退職者に最適な「日本語教師」が脚光を浴び始めた。旅行者も含めて外国人が増え始めた日本での仕事として「日本語教師」が増え始めたという。


詐欺師の手口と暴き方『水を石油に変える人』

2024-07-14 07:41:53 | 歴史から学ぶ
明治から大正、昭和にかけて詐欺師による政府・軍部を巻き込んだ莫大な資金詐欺を連ねたこの小説は面白い詐欺の題目は「藁から真綿」、「水からガソリン」など国家の中心となる人物等が巻き込まれた詐欺の実話である。時制は戦争へ突入しいよいよ石油・ガソリンの需要が一気に伸びる時期であり、一攫千金等を夢見た詐欺師たちはもとより専門研究者、大学教授、海軍大臣含む海軍省の将校山本五十六ら多くが騙された。それは巧妙な「手品」を使い実験を見せ、また箔がある大学教授を洗脳させ口添えなどの仕込みにも抜かりはなく、協賛金・寄付の多くは会社設立の資本に充てたが実際の生産までには至らず裁判で逮捕されている。「イカサマ」を暴くための仕掛け、一攫千金を夢見た法政界の人々の思考など面白い。この「水からガソリン」は日本のみならず、米国、中国、ドイツ、イギリス等でも詐欺師があったという
『水を石油に変える人』山本一生
「概要」真珠湾攻撃の三年前、海軍省で三日三晩の夜を徹した実験が行われる。その「街の科学者」は海軍次官山本五十六や、後に「神風特攻」を考案する大西瀧治郎らの前で、水をガソリンに変えるのだという。石油の八割をアメリカからの輸入にたよっていた日本は、ドイツと同様人造石油や出もしない油田の採掘など、資源の確保に八方手をつくしていた。そうした時に、水を石油に変える科学者があらわれた、というのだ。しかも、その「科学者」は、立派な化学メーカーが後ろ楯となり、帝国大学教授のお墨付きまでもらっていた。
ー山本五十六の夢であるエネルギー産出「水からガソリン」さらには「藁から真綿」事件など
大正十四年春、山形県庄内地方に姿を見せた詐欺師は、「藁から真綿」をつくる実験によって貧しい農民たちに希望を与える。帝大教授も保証する製造法だったので事業化しようと話が持ち上がり、資金集めが始まった。だが秋を迎え、特許を取得しようとするのだが……。
ーカツクマ・ヒガシと東勝熊
詐欺師の一味には、華麗な経歴を誇る男がいた。衆議院議長の甥で、ニューヨークでは柔術家、ベルリンでは社交倶楽部の経営者、そして日本では石油輸入会社の専務取締役。波乱の人生の終着駅に立っている男に、どこからか悪魔の囁きが聞こえてくる。
「藁から真綿」事件(1924年山形庄内地方)帝国大学教授の舟橋了助博士らが勧めた
    海軍中将佐藤鉄太郎、海軍技師等を参加させ実験を試行、当時50万円等を資金調達
    「仕掛け・手品」猿股に真綿を隠し持って藁が入っている鍋に入れた
・「海水からアルコール」のちに「水からガソリン」へと変わる 千葉勝浦沖 大正14年 
    軍需局局長藤原英三郎等契約 資本金50万円にて設立
    「仕掛け・手品」(薬品の入った瓶の入れ替え)
・詐欺師 本多維富、舟橋了介、北村貢、東勝熊 四人
    詐欺師から科学の人へ(帝国大学での実験)で教授を洗脳させる
    京都大学理学博士田中宗愛などへの面談、洗脳
燃料「オクタン」米国との質的に目劣りしており精製技術も遅れていた
    昭和9年100オクタンで時速349kmの米国に対し日本は87オクタン20~30%減
    支那事変:中国の戦闘機の餌食にされるほど低質ガソリンだった(中国は米国から輸入)
代用品時代(国家総動員が発動した1939年)
    軍装や馬具などはサメ、鮭、へび、くじらが代用された
    廃湯・魚油からガソリン、草から、水からガソリンとまで比喩
ーベルリン日本倶楽部設立者 玉井喜作(札幌農学校ドイツ語教授)
    明治25年11月~明治39年没「オストアージアン東亜」発行


駐在員が選ぶベスト居住地、日本は37位

2024-07-13 12:01:46 | 世界の動きから見えるもの
『駐在員が住みやすい海外居住地、 日本は37位』 VietJO記事。調査はInterNations(ドイツ)によるもので日本はなんと37位と低迷している。174か国・地域で生活する175の国籍の外国人1万2500人余りを対象として、◇生活の質、◇定住の容易度、◇海外勤務、◇個人収支、◇生活コストの5項目を評価し、点数化したもの。よく見ると何も今後経済成長力のある国である。残念ながら日本は物価が安くとも駐在にはあまり向いていない国になってしまった。インドネシア、ベトナムは今後大きく成長出来る国だ 、と言う評価だ。



やっぱりこれもいい加減 予算も計画もそして責任の所在も

2024-07-13 07:44:50 |  社会の歪みと偏見
『大阪・関西万博 会場建設費の経済界負担分で経団連が会員企業にさらなる募金呼びかけへ』ytv記事。会場建設費を巡っては、当初予定していた1250億円から資材価格の高騰などを背景に2度増額し、最大2350億円となる。最後には税金で国民負担を強いる事は想像できるが当初の予算の2倍など海外でも、企業でも絶対あり得ない。やっぱり、この万博もいい加減な予算組みと無責任な担当者、結局普請・加担した企業が大儲けの図式だ。オリンピックで学習したのかと思ったがやっぱり近年の日本の無責任は度を超えている。加担した全員が責任を取り総辞職、総負担できることで幕引きしてほしい。




もっと「金儲け」を学生時代から学べ

2024-07-12 12:56:27 |  社会の歪みと偏見
@『新社会人がYouTubeで学んでいるジャンルは「お金」が最多。勉強になるYouTubeチャンネル1位は?【Suneight調べ】』WebForum記事。日本は低賃金、低経済力国に成り果てた、それは「お金を儲ける」と言う思考、考察が義務教育・学生時代から学ばないからだと、思う。更に税金に対する学びが必須だ。現代、政治家の2世、3世などいい例だ。何も考えなくとも、働かなくとも親の代の財産、権威で人生をエンジョイできるのは不思議な国だ、だから低経済国に成り果てた、と思う。




自らの気付き・分析・仮説をアウトプット『アウトプット思考』

2024-07-12 07:45:40 | 経営・リーダーシップに必要な事
本書にあるように誰もがいつでも情報を検索、引用できるネット社会では情報のインプット力と言うものの差はなく、アウトプットへのシフトが強まるのは道理だ。昔からよく言う「相手を知る」ことから的を絞った、適切で的確な情報を自らの気付き、分析、仮説を提案できる事だと、思う。コンサルタントがよく使うような方式、パズルなどは、新たなアウトプット思考にこの自らの発想の気付き、分析、仮説を是非提言してして欲しいものだ
『アウトプット思考』内田和成
「概要」AIに決して代替されない自分になるために。
ベストセラー『仮説思考』『論点思考』『右脳思考』3部作の著者が送る「アウトプットから始める知的生産の技術」。「知的生産術の決定版。これだけでいい」
情報が氾濫する時代。「データはたくさん集めれば集めるほどいい」と考える人は多いだろう。しかし、著者はそれを真っ向から否定し、「情報収集(インプット)は最小でいい」と主張する。大事なのはむしろアウトプットから逆算し、情報収集になるべく時間をかけず、最大の成果を上げるという視点。その方法として、「20の引き出し」「デジタルとアナログの使い分け」「脳にレ点を」といったユニークな手法を紹介。リサーチにも、企画立案にも、文章執筆にも、コミュニケーションにも役立つ手法を余すところなく解説する。
「インプットを最小にして、アウトプットを最大にする」(人とは違う視点を手に入れる)
・情報のインプットはもはや評価されない(インプットが競争力を失う)
    だからこそ「アウトプット」で差をつける・・・仕事の本質を見つけ出す
    「仕事」と「作業」を分ける・・・時間の無駄使い
    「情報」目的、目標、立場にあったものを明確にする
    「目的」は意思決定の手助け・アイデアの元になる・コミュニケーションの手段になる
    そのためには意識的に短時間で決める努力
    自分と相手との共通点と異論点を掌握する(説得か共感か)
・「アウトプット」の変化
    相手を知り尽くす・共感を生み出す
    議論した上で情報の再構築、仮説+アイデアの創出
    SNSでの情報発信
ネガティブ情報の収集
    気付きを得る情報(足で稼ぐ情報・現場)
    人脈ネットワークの活用(専門知識・専門分野意見)
    書籍・雑誌・ネット情報の活用(信頼性とアップデート)
    海外の情報(企業・習慣・傾向)
    情報の流れを検分
        収集・発見・気付き・分析・加工・編集・発信・対話・議論・説得・脅かし


海外生産・販売の拡大、国内のロボット化・生成AIフル活用

2024-07-11 12:42:58 | 経営・リーダーシップに必要な事
『人手不足、原材料高が重し コロナ後の回復、足踏み―6月日銀短観』時事通信記事。今後日本のとるべき姿、それは海外での生産のみならず前工程(企画設計)も含めた生産体制と販売を強化させることに尽きる。海外からの人材はこの円安では日本に赴任しない、したくない現状が続く。更にこの機に日本は生成AI化・デジタル化・ロボット化を促進し人材不足を多少でも克服できるようにすることが優先される。(企業は海外で収益を上げ国内に還元する)


「いじめ」同士から友好関係が生まれる『かがみの孤城(上・下)』

2024-07-11 07:46:03 | ミステリー小説から見えるもの
「鏡の城」それは時を超越した異空間に七人の引き篭もりの少年少女が集められる。同じ年頃でしかも同じ学校なにの鏡から戻るとそんな存在が見つからない。そんな世界に何故か助けあい友達になって行く気っ掛けを掴む。心の繋がりで人は幸せになることができる、そんな仕掛けを想像させるこの小説は読み終わった後に心がウキウキするのが不思議だ。人の繋がり、心が通じ合うと言う仲間は同じ環境、心境で初めて遭遇し合えるものなのだ。
『かがみの孤城(上・下)』辻村深月
「概要」学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこには“こころ”を含め、似た境遇の7人が集められていた。なぜこの7人が、なぜこの場所に――すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。
ーかがみの中の世界はパラレルワールド・次元が七人とも違う場所に住んでいるという異様な世界を知る。時代が違うが同じ境遇うの仲間達だった。それはいじめに遭い、学校に通えない、仲間の中に溶け込めない、みんなと上手くやれないなどはみ出しの生徒だった。
ーある「心の教室」で出会った少女が勇気づけてくれた、それがこの七人のうの一人の姉の存在だった。心の病から13歳で亡くなった、、との時に穏やかな笑顔の優しい人に憧れ始めた、その人だった。


人は才能ある人材を選ぶ、皇帝の地位『永楽帝〜大明天下の輝き』⭐️4.5 全45話

2024-07-10 07:44:25 | 映画から見える世の中の動き
皇帝継承者とその側近選びの難しさ、親族といえど叛逆を繰り返したこの時代、どの皇帝の存在も絶大であり絶対的支配を維持していく家臣への気力とすざましい親族内での葛藤があったと感じる。どの時代でも皇帝とは権力と国を統一できる才能ある人材が建国するのだ。その皇帝の能力は師匠、側近たちによって大きく変わり、才能が育っていくもの、とこのドラマを観て思う。現代、偉大な経営者、政治家の継承者である2世、3世では残念ながら同じ地位を続くことがない。それは厳しさ、他人を思う心等の教育が足らず自己本位になりがちな人材が多いからか、と思う。
『永楽帝~大明天下の輝き~』全45話 2022年作
明の建国者洪武帝から継いだ甥で若き建文帝が就く。だが皇族系の王族を排除すべく些細な懲罰から捕縛監禁、家取り潰し追放など酷い仕打ちを繰り返し領民の反発が出始めると元皇帝の四男、燕王 朱棣後の永楽帝が反旗を翻す。責められ立場を失った建文帝は自殺しやがて実力者の燕王 朱棣が永楽帝として、その後22年間政権を築く。都を北京に移し紫禁城を建設する。