MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

ブレイクダウン ロシア大統領暗殺

2018-02-03 23:51:34 | 洋画未公開
コレは珍しいフィンランド映画ですが
元スペツナズの最強兵士ヴィクトルが家族と平穏な暮らしを送るためにフィンランドへ移り住んでいるところにロシア初の女性大統領がフィンランド訪問に
大統領暗殺を阻止するお話なんですが

確かこないだ購入した「ウィンター・ウォー完全版」と言う1990年製作のフィンランド映画のBlu-rayには、その通り”冬戦争”と言う1939年にはフィンランドに侵攻してきた
ロシア軍とフィンランドとの交戦をしていたようですが

元スペツナズの最強兵士でありながら、
家族と平穏な暮らしを求めフィンランドへ移り住んで来たヴィクトルですが
早速夫婦喧嘩したために妻が子供をつれて出ていっちゃう、
それを追いかけるでもなく懐かしいロシア時代の“旧友”たちが彼を訪れると
彼らに付き合い、ロシアへ行っちゃって
だが、それはフィンランド歴訪のロシア大統領暗殺計画の片棒を担がされる一環で・・・

というお話なんですが、
大体、主人公夫婦が揃いも揃って貞操観念が成さぎるんですよね
喧嘩して出てった奥さんは仕事仲間の会計士と寝ちゃってるし
主人公は主人公で友人の妹の幼馴染みの据え膳食ってしまう始末
北欧って言ったらそういえば男女関係の自由なお国柄ってところでしょうか?
にしても据え膳食ったことを知った奥さんは妬きもちやいたりよくわからんですなぁ
自分のことを棚にあげて・・・
ってその妹さん目前で殺されるのを黙って見てるだけで
いくら自分も殺される状況とは言え、ネイルガン持ってるのに・・・

フィンランドの公安と友人の刑事にテロ犯として追われ
弟と一緒に真相を探るために主人公がロシアへ乗り込む中盤以降は
ロシア大統領救出アクションが始まってからはスピーディに映画は進行しますが
なんですかねえ。貞操観念の二人のご夫人もフィンランド公安警部にロシア大統領とそれなりに美形を揃えているんですが色気ないのはきついお顔のせいでしょうか
さらに男優たちの顔つきも体もいかつく、映画としての雰囲気は上々でしたけども
全体に散漫で地理的にもよくわかってない東洋人には不親切に思えたのは私だけ?

ロシアの大統領を女性にしていたり、その大統領が民主主義を提唱してることが
暗殺の動機何ですか・・・強いロシアへのフィンランドからの批判的メッセージ映画
っていうのはヨミすぎでしょうか?

2016年製作、フィンランド映画
ラウリ・ヌルクセ監督作品
出演:サムリ・エデルマン、ヴィッレ・ハーパサロ、マルティ・スオサロ、マリア・ユリパー、クリスタ・コソネン
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凶愛 デートレイプ

2018-02-03 21:09:38 | OV
新作レンタルも先に借りられていたりで、地元のTSUTAYAさんでセットレンタル5本集めるのに苦労することもままあるのですが
そこいくとGEOさんは4本のセットなので集め易いし一日2本っていうような消化寸法が丁度いいのですが
5本だと二泊三日にはきついこともあったりして、そこいくと
TSUTAYAさんは新作一週間ってこともあってなかなかレンタル5本が難しい
一長一短を上手にいかしてDVD生活を楽しんでいますのって
未見の山もコレまた無くならない

なんて愚痴はさておき
そんな員数合わせにそういえば、まだコレ見てないなとレンタル5本にして来ました
スターボードは最近では自社作品エロチックOV出さないで、OP・PICTURES作品ばっかリリースしていまして
一年前には色々出版していたりしており結構な数を見ていた気がする

そんなスターボード2本目のご出演天使もえ嬢ドラマはリベンジポルノと女性の暴力被害の時代の風潮を二分してるDVのお話
”デートレイプ”あんまりマスコミに乗らない言葉ですが
”友人や知人など知っている人々、または恋人の間など、婚姻関係にはないものの社会的には相互関係のある人の間での強姦、または、非合意の上での性交である。交際している相手に対して、精神的な圧力を加えたり、薬物を用いるなどして、否定の意思を表示できないようにして行われる性交も、デートレイプに含まれる”(Wikipedia)

と言うことで
介護師のエリは夜道で暴漢に襲われるが、その時
通り掛かったサラリーマンの順一に助けられ、
それがきっかけで交際を始め、お互いに惹かれ合い同棲生活に・・・
エリが介護を担当する老女のみさきに仕事の度に順一とののろけ話を聞かせてしまうのだが
ふたりの交際に懐疑的であったみさき
みさきの心配をよそに、二人は一緒に暮らすうちに
エリと順一には生活環境の違いが鮮明に・・・

ある夜夕食をデリバリーにしたことから、順一の態度が急変し突然エリを突き飛ばし、
怒号と共に彼の暴力が始まり
エリの体のアザを見つけたみさきは彼女を匿い

天使もえ×木部公亮監督のタッグ作品第2弾ですねぇ
前作「リベンジポルノ・・・」でも被害者の役だったもえ嬢、
彼女の声質が実にこういった被害者の役がよく似合うんですねぇ
みさきを演じる谷川みゆきさんの、Youngみさきには福咲れんさんって
ボリュームの点からちょい無理だったよなぁ

DVを受けても真実の愛は永遠っていうようなラストメッセージがこのOVの救いなんでしょうけども
つき放したプロットでも良かったかなー

2017年製作、日本OV、「凶愛 デートレイプ」製作委員会作品
木部公亮監督作品
出演:天使もえ、神谷哲太、谷川みゆき、福咲れん
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦

2018-02-03 15:50:40 | 洋画
昨年7月に日本で一般公開された映画
舞台は1941年のチェコです。チェコは1938年連合国としては受け入れられず
ヒトラー率いるナチスドイツになすすべなく無条件で国を明け渡し
無政府状態となってて、パルチザンがチェコ国内では地下に潜り、
海外そうイギリスに逃避した臨時軍政権と共闘して
ナチスに抵抗していたが、チェコはヒトラーの右腕であるハイドリヒが統治しており
パルチザン狩リ、反抗勢力に対し市民の虐殺と言う手段を用い恐怖統治しており

イギリスでの臨時軍事政権はハイドリヒを暗殺するためにプラハに特殊作戦実行部隊を
空から隠密裡に送り込んだのだった
それがこの映画の骨子です
っていうことで実は昔、同じ題材を扱った「暁の七人」っていう映画が作られており
私もしっかりと見てる記憶はあるのですが
当時は”○○大作戦”っていうような特殊訓練部隊の精鋭が特殊任務を遂行する映画のなかに埋もれていたようで


今回の作品を見ると同じ題材を扱った作品でも
そこにはチェコの国民の苦難と虐殺の日々が描かれ
かつハイドリッヒ扱った暗殺に成功してもそのあとの反動によってチェコ国家の滅亡と言う
目に見える現実との狭間で現地パルチザンと特攻部隊の考えの相違点とか浮き彫りにしていたりと
実に映画はオープニングから緊張感の途切れない作品でしたが・・・

その映画の持ってる緊張感が映画の進行に合わせて見てるこっちも高まっていく
役者さんは英米の方が演じられているのでダイアローグは英語ですが
実に上手く作っていて、ナチスドイツは所謂背景でハイドリッヒでさえ
ラストの襲撃シーンまでその姿現さないは脚本の妙ですかねぇ

国内パルチザンと暗殺の是非を論じたり、暗殺の計画を練る過程で地元の女性を加えたりと
色々あるんですが、暗殺の命令を受けていたのはたった二人
艱難辛苦のはてと言うか、任務のプレッシャーに潰されそうになったりと
人間的な迷いも見せてくれる演出にもリアリティと緊張感が増幅されます

歴史的事実なので先にネタばれしちゃいますが
実は暗殺には失敗しちゃいます
軽機関銃の銃口はハイドリッヒを捉えているのですが
銃口から弾は一発も発射されません、辛うじて二の矢の手投げ弾が爆発してハイドリッヒを傷付けます

2時間の尺の映画はここまでで90分
他の任務に着いていた他の5人と大聖堂に逃れた7人は
裏切り者のお陰で大聖堂をナチス軍に包囲され
残りの30分は7人とドイツ軍との銃撃戦に費やされます
ここまで積み重ねられて来た観客の緊張感がこの銃撃戦のケレンによって一気に開放され
今度は心地よいカタルシスに変わるんですが・・・
映像的には銃弾に倒れていく一人一人の死や、自決のシーンなんですが
コレが映画のカタルシスとして機能してるという本当はこれは矛盾なんですが
ここまで積み重ねてきたプロットの妙ですかねぇ

実に満足する映画でしたね

2016年製作、チェコ・イギリス・フランス 合作映画
ショーン・エリス製作・脚本・監督作品
出演:キリアン・マーフィ、ジェイミー・ドーナン、シャルロット・ル・ボン、アンナ・ガイスレロヴァー、ハリー・ロイド、トビー・ジョーンズ、マルチン・ドロチンスキ
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