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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

ドローン・オブ・クライム

2018-02-10 18:17:19 | 洋画
つい最近も所謂アメリカ本土の空軍基地から
衛星を通じてタリバンやIS等の軍事標的に無人爆撃機からピンポイントでのミサイル攻撃をする軍事ドローンの映画「アイ・イン・ザ・スカイ世界一安全な戦場」なんてのも見ましたが
ある意味安全地帯にいてモニターを見ながらゲーム感覚でミサイル攻撃し
ターゲットを粉砕するって
戦争の一番卑怯な手段であって、攻撃側は反撃されても無人機が破壊されるだけで
こちらがわには人的な被害は生じない

ただ小さいモニターであることで誤爆はもちろん
ミサイル攻撃ですから打ち込まれた近隣の巻き込まれ被害もリスクとしてついて回る
戦争ですから仕方がないのかも知れませんが
巻き込まれた側はたまったものではない訳でして

そんなドローン攻撃によって家族が巻き込まれ被害にあったパキスタン人の復讐譚だったのねって言うか、最初にパキスタンでのドローン攻撃の映像があり
次にハッキングによって政府がドローン関連のリスト流出のニュースとか
結構細かく描写してくれまして
いつものドローン戦争映画とは違っていました・・・

ってのもこのドローンでの軍事行動を実際に行ってるのはなんと民間人
民間人と言ってもCIAに雇われてるから軍事じゃなくて諜報による国防活動な訳で
ここが今までに色々と作られてきたドローン戦争映画とは一線を画しているんですね
という事で邦題に"クライム"を付けたようですね
所謂"犯罪"ってことになるのかな?政府機関と言っても軍事行動にはあてはまらない

ドローンを操縦しミサイル攻撃するのはあくまで軍人と区別すれば、CIA職員と言えども民間人ってことになるわけで・・・
家に変えれば普通のオトーサン
普通の家庭であるために、奥さんは現在不倫中と言うことで
高校生の息子がいるが、通ってる高校は銃乱射があったようってことになってて
生徒が校舎にはいる前に探知機検査されている
細かい描写ですが、病んでるアメリカの一面を・・・

さらにパキスタン人が公園にいるだけで近隣のお父さんに出てけとののしられる描写まで
結構細かく丁寧に作られてる映画です
そのパキスタン人がハッキングしたのか、家族を巻き添えにした攻撃のパイロットを特定し
ヨット購入を口実に主人公の家に入り込み
会話を重ねていくうちにこのどこにでもあるような平均的なアメリカンファミリーの家族のだかえてる秘密をあばき出しちゃうおまけまで・・・

戦争映画ではなく中盤会話劇ですのでちょっと落ちそうになりましたが
色々と含んでいた映画ですってことで
<のむコレ>エントリー作品立ったんですねぇ

2017年製作、カナダ映画
ジェイソン・ボルク脚本・監督作品
出演:ショーン・ビーン、パトリック・サボンギ、マクスウェル・ヘインズ、ジョエル・デヴィッド・ムーア、メアリー・マコーマック
コメント
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