MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ

2018-02-13 19:41:35 | 洋画
"廂を貸したら母屋をとられた"ん?いや違った"廂を借りて母屋をとってしまった"男のお話ですねぇ
世界中誰でも知ってるハンバーガーチェーン"マクドナルド"のアメリカ国内チェーン展開のお話と言うか、実はチェーン展開した人物最初のマクドナルドを創業した人物が違ってる訳でして

最初のマクドナルドはカリフォルニア州サンバーナーディノで
マクドナルド兄弟が1940年に始めたもので
"スピード・サービス・システム"のキャッチフレーズと、
工場形式での流れ作業厨房でのハンバーガー製造方法にして
オーダーから商品受け取りまでのセルフサービスシステムに加えて
食器なしの手掴み食いの仕組みにより、1948年以降特に売り上げを伸ばしていく

1954年にある日ミルクシェイク用ミキサーのセールスマンである
レイ・クロックが、ミキサーを8台も購入した店見に兄弟の店にやってきたとき、
マクドナルドの仕組み特に客席の回転率の高さと集客力に目をつけ
クロックは、マクドナルド兄弟にシステムをフランチャイズ形式にして、
システムそのものを売る商売を始めてはどうかと勧めるものの

兄弟は「自分たちのためにこの店をやっているだけで、フランチャイズをするつもりはない」と消極的だったが、
クロックが粘った末に「兄弟はこの店以外干渉しない」、「クロックはこの店には干渉しない」、「マクドナルドという名とシステムは、クロックが事業に使う」
と言うことで渋々合意したのが運のつき
兄弟が要求した契約内容はかなり高かったものの、
クロックの野望はとどまることをしらず
気付けばマクドナルド兄弟はそのシステムから店名まですべてがクロックに奪われる羽目に・・・

今まで苦労してセールスに口八丁手八丁のクロックに向かうところ敵なし
人のいいマクドナルド兄弟が敵うわけもなく
言いくるめられ、どんどん追い詰められていくは
フランチャイズ契約に積極的なレストランオーナーの妻までうばっちゃったのか女も野心家
こう言った人間がクリックの回りにあつまるんですね
そういうことで糟糠の妻まで離婚しちゃう

確かにイケイケのバイタリティあふれるクロックの生きざまには惹かれるなにかがあることはみとめざるをえないのだが・・・
映画の主人公としては共感できづらい
そんな人物をマイケル・キートンが好演してる
糟糠の妻にはなんとローラ・ダーン、よいお歳を重ねられたと言うことで
見てるこっちには一抹の寂しさも・・・

人間のあくなき欲望と、自分の欲望のためには人をも奈落の底に落とすと言う
資本主義社会のありかたを
お勉強させてくれる映画でした

そういや最近はマックのバーガー喰ってないなぁ
もっぱらモス派だし
ってかこんな映画を見てしまうとマックから余計足が遠退く・・・

2016年製作、アメリカ映画
ジョン・リー・ハンコック監督作品
出演:マイケル・キートン、ニック・オファーマン、ジョン・キャロル・リンチ、リンダ・カーデリーニ、パトリック・ウィルソン、B・J・ノヴァク、ローラ・ダーン
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする