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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

花井さちこの華麗な生涯 インターナショナルヴァージョン

2023-10-17 20:08:44 | ピンク映画
この作品実は一般映画としても公開された作品でして
各国の映画祭にも出品された作品
最初はピンク映画「発情家庭教師 先生の愛汁」として65分の尺で公開されたものながら、再編集・追加撮影を経てグレードアップして、最終的に90分の尺になってしまった為一般映画としても公開したようです。


って事で中古屋さんで購入したこのDVDは90分の版であり、時代も緩くなったって事でR -18作品の映倫指定を受けてる国際版でしたねえ
ちゅうことで無修正完全版になってはいるもののも
何せ脚本が中野貴雄ですからほとんどアッパラパーな作品で意味不明の映像たちの羅列でして根本的に一貫したストーリーはあるものの
なんじゃこりゃの連続で繋がっていくだけの作品である

主演の黒田エミさんはこの作品しか映画は残してませんがヘアヌードも辞さぬ潔さではあるものの
こんだけ取り止めのない作品によくぞ出演してくれてありがとうって言いたいくらい頑張っていた気がするけど
カットカットで撮るからどんどんわけわかんないまな刹那的演技をしていたなぁって思わされる
彼女の他に基本はピンク映画ですから速水今日子さんと水原香菜苗さんが脱がれておりピンク映画の三人の女優さんの裸を見せるちゅう条件は満たしているものの
到底300万の予算は確実オーバーでしょ
まぁ吉岡睦雄さんとか野上正義さんとか葉月蛍さんや小林節彦さんなんか手弁当での出演だとしても予算は確実にオーバーだよね

で一般映画として各国の映画祭にも出品してオーバーした分の回収できてるとも思えんけどねぇ
まぁアメリカのブッシュ大統領までニュース映像や写真で出演させて世界規模の作品に見せてるだけだけど
なんでいわゆるアメリカの核のボタンが日本にあるんだって
それを言っちゃおしまいよな作品でして
その核ボタンと大統領の指紋付きの人差し指のレプリカを狙って
偶然巻き込まれた花井さちこが北の工作員に狙われるお話だけならまだリアルさはあるんだけど
ひたいに銃弾受けて置いてそれによって頭脳明晰になってしまうっていうとこは中野監督の厨二病だよねぇ
それをまたきちんと厨二の脚本通りに映像化する女池充監督の律儀さも素敵な作品でした。

切り口の違う記事はコチラ

2004年製作、日本ピンク映画、国映作品、新東宝配給
女池充監督作品
出演:黒田エミ、伊藤猛、蛍雪次郎、松江哲明、速水今日子、水原香菜苗、川瀬陽太、小林節彦、本多菊次郎、松原正隆、野上正義、久保新二、吉岡睦雄、葉月蛍
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K.G.F:CHAPTER 2

2023-10-17 05:05:09 | アジア映画
先にチャプター1の時に5時間20分の長編って書きましたが
K.G.F:CHAPTER 1は152分、そして後編はさらに長くなんと166分ですか
余談になりますが10月13日リリースの作品はこの「K.G.F」以外にもなんと前編は85分なのになんと後編は138森あると言う「テリファー 終わらない惨劇」
これ3本入れてセットレンタル組んだら二泊三日では返却できないだろう

閑話休題(それはさておき)ロッキーですが、金鉱K.G.Fを牛耳っていた支配者であるスーリヤワルダンを前編で倒したために
後編ではそのロッキーがK.G.F.の新しい支配者になり、彼の流儀である意味民主主義的に直接運営にあたっていき鉱夫たちに絶大なる信頼を獲得し
その無尽蔵とも思われる資金源をもとに他のマフィアをも支配下に置き
盤石のマフィアの長となったロッキーの栄光とその衰退を描いたニ時間40分

何となくCHAPTER 1とは映画的に色が変わった作品でして、製作時期の違いも反映されてたようですね
彼のワンマンぶりもすごいけど、それなりに敵も増えてきて
まずはCHAPTER 1で生き残らせたスーリヤワルダンの弟アディーラが仇敵となってK.G.Fに攻め込まれ
何せ奴隷鉱夫として集められた連中が散弾銃で守ってるだけだから門を守っていた200名は殲滅されてしまい
ロッキーは何と全財産をヘリに詰め込んでイランに飛んでカラシニコフやらランチャーそしてロシア産の重機関銃など仕入れてくる

後編は90%アクション映画でして、名をなせば敵も多くなり
ついに新政権の国家元首との対立にまで発展して、件の重機関銃一丁で警察署を全壊させてしまうという完全ド派手で目を楽しませてくれる作品
個人的にもこれだけ映画として色も違えて緩急つけて前後編で一本の作品を面白くさせるインド映画もある意味映画界の王ハリウッドにとってもおそろしい映画界ですよね

2022年製作、インド映画(日本公開作品)
プラシャント・ニール脚本・監督作品
出演:ヤシュ、サンジャイ・ダット、ラヴィーナー・タンドン、プラカーシュ・ラージ、シュリニーディ・シェティ
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