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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

探偵マリコの生涯で一番悲惨な日

2023-10-21 20:08:35 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうと言う企画と伊藤沙莉さんで見た作品なんだけど
ロートルの私にはちょっとついていけないって感じさせてくれたような作品
一応内田英治、片山慎三の二人の監督が各三編ずつの短編作品を撮って
それを一貫した流れの六編のオムニバス風に編集して一編の映画として仕立て上げた作品という形になっており
 
流れとしてはちゃんと一本の筋で貫かれており
「歌舞伎町にいる」脚本・監督:片山慎三
「歌舞伎町の恋」脚本・監督:内田英治
「鏡の向こう」脚本・監督:片山慎三
「踏切を超えた時」脚本・監督:内田英治
「姉妹の秘密」脚本・監督:片山慎三
「少女A」脚本・監督:内田英治
残して六つの短編で紡がれている作品
物語の一貫性を保つためのプロットを脚本家の山田能龍氏が各脚本に細かい一環プロットを書き込んで撮影させたんだと見てとったんですが?違うかなぁ
 
要はなぜか宇宙人が日本で捕まってそいつをアメリカに運ぼうっていう途中で逃げられて
何故かFBIが捜査しみると宇宙放射能が歌舞伎町から検出されて
ゴールデン街の小さな飲み屋でバーテンしつつ探偵稼業も営んでいるマリコにこの入り組んだ街なら探せるだろうってFBIから依頼を受けるところから映画は始まるものの
 
その宇宙人は宇野祥平演じる科学者に保護されており、ってか宇宙人ラーメン好きなんですねぇ
上記の各章タイトルで映画は紡がれていくものの
それぞれの各章のエピソードに脈絡はなく各章の主人公たちの人生が断片的に描かれていくだけのお話
まぁこういったスタイルで製作されてるってことは
一応この作品2時間弱の尺なんですが、今時の若い人たちってYouTubeやTikTokなどの短い尺の動画には慣れてるものの
映画って言う2時間に尺の動画をゆっくり腰据えて見るような習慣を持てないから
 
六つの短編で目先を変えてそれをオムニバスというか、繋がりの映像を組み入れつつ編集して一編の映画にして提供してみせるという
いわゆる新しい形の映画の未来性を見せてくれてたのだと
見終わって思いました。
まぁそういうことで最初は身が入らず見づらい作品だって思ったものですが
途中からはちょっと一貫性が見えてきてちゃんとこっちも整理してみることができましたし
 
最後の「少女A」ではマリコと恋人の忍者との過去の接点が見られたしマリコの今がこういった形で形成されたのかがよくわかりました。b
さらにホストに入れあげたりするおねえちゃんとかねぇ
現代社会の歪みっていうのか歌舞伎町って街がどんな街かっていうのも見えたし
っていうか不良外国人のお話がなかったかなぁ
 
まぁちょいちょいコント風なものまで挟んでくれてましたが
マリコって探偵らしきことしてましたっけ?
 
2023年製作、日本映画、映画「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」製作委員会作品
内田英治、片山慎三共同脚本・監督作品
出演:伊藤沙莉、竹野内豊、北村有起哉、宇野祥平、久保史緒里、松浦祐也、高野洸、中原果南、島田桃依、伊島空、黒石高大、真宮葉月、矢部太郎
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マルチバース・アルマゲドン

2023-10-21 05:05:54 | 洋画未公開
アサイラム創立25周年記念作品と配給会社のアルバトロスもこの作品をあのB級映画会社“アサイラム”創立25周年記念作品と銘打っておりますが
先に見た“アサイラム”作品の「首都大地震」に見られた“25th Anniversary”の会社ロゴではなく
普通にいつものロゴでした。
 
けどこの作品地球へと飛来した異星人たちが過去のアサイラム作品を記録映像と勘違いして、登場するサメやらワニをその通りに作り出し地球人に宣戦布告
ってことで過去の自社作品でそれぞれ活躍してきたサメ、ワニ、タコ、ピラニアなどが都市や軍事施設などを襲ってくると言う
オープニングで25年前の主人公の姉妹が子供時代でおばあちゃんに見せられる映画は多分アサイラムの第一作目の作品だってみるのはうがちすぎか
 
そして25年後、姉妹の1人は国防省の管理官、もう1人は海軍の巡洋艦の艦長に成長しており父親は今では副大統領
このお父さんにはもう最近ではサイラム専属っていいマイケル・パレ
宇宙人とはまだ知らないからコロンビア沖でなんと巨大ピラニアに巡洋艦はかじられて沈められことで
地上では巨大ワニが暴れ生物だけではなく巨大ロボットまで大暴れしている
 
アサイラムの過去作のオールスターモンスターたちを総出演させて宇宙人がアサイラム作品をパクったって言うもう完全なる大風呂敷を広げに広げてくれた作品でしたが
大騒ぎの末にある意味収拾がつかなくなる前に大風呂敷を急いで畳んだって言うようなしりすぼみ的に映画を終わらせるとこがまたアサイラム
こんな雑な収拾はないと言うような作品でしたが
 
アサイラム大好き人間にとっては自ら自社作品の数々をパロって見せ、アサイラムの過去作品を使い回すという居直りにはとりあえず頭が下がる
かつて観てきたあの作品、この作品をネタにして一本のお祭り映画を作ってしまうのは
とても嬉しいですし感慨深くもありました。
 
こう言ったテイストで作ってるものだから配給会社アルバトロスもこの作品を”25周年記念にピッタリ“って感じてそう銘打ってリリースしたんでしょうね
B級映画や地雷映画ばっか作ってきてるからこそできたと思えるこの作品
ちょっと出てないキャラモンスターもあったりしますが自社作品の過去映像の使い回しとかでこんな楽しい作品を作ってしまうのもまたアサイラムって言うことでしょうねぇ
商魂逞しすぎ
 
2022年製作、アメリカ映画
マイケル・スー監督作品
出演:マイケル・パレ、ジェイ・キャッスルズ、リンジー・マリエ、ジョセフ・マイケル・ハリス
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