衛星劇場で特集OAしている大映の“黒シリーズ”の第7作目、これも田宮二郎さん主演作品ですが
このシリーズ一応当時の日本社会での熾烈な企業間競争や、土地買収の裏に潜む政財界の陰謀などが題材として描かれており、高度経済成長期の日本社会の光と影を描いてることになってはいるものの
ここのブログでは主演者別にブログアップしている関係で
今のところ第三作の「黒の札束」とこの作品は日本の光と影をではない
ただ単純な犯罪を描いただけの作品として終わってるようですね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/1c/6b08d2ddb8d66bc4a871e731f2a75211.jpg)
ある日三台のオートバイのスピード違反を見つけた白バイ警官の田宮二郎が
追尾し静止を求めるも三人は三方向に逃げたため一人を深追いしすぎて、公園を高速走行して遊んでる子供を跳ねて逃走
一応救護して自転車パトロールの警官に後を任せて、再度追尾するものの逃走されてしまう
なんと無謀追尾と新聞に書かれた田宮は一人でバイクの轢き逃げ犯遠追うものの
そこは白バイ警官ですから捜査のイロハも知らない
彼にはこの”黒シリーズ“ではほとんどの作品でヒロイン役の藤由紀子の恋人がおり、その兄の藤巻潤は捜一刑事がいて
彼のアドバイスで一人で犯人を追わないなんて言う捜査の基礎の忠告を無視して
なんと一人でオートバイクラブに潜入して
犯人を追い詰めていくと言うだけの全編オートバイ走行か飲み食いしてるだけの作品でしたが
最終的には轢き逃げ犯の千波丈太郎を追い詰めるために三人にバイクでのチェイスの中で二人を崖から墜落させてまで犯人を追い詰めると言った作品だった
ラストシーンで思ったんですが64年ってまだバイクでのヘルメット装着は義務付けられていなかったのかな
1964年製作、日本映画、大映作品
富本壮吉監督作品
出演:田宮二郎、藤由紀子、藤巻潤、滝瑛子、大辻伺郎、千波丈太郎、工藤堅太郎、早川雄三、中条静夫、目黒幸子、