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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

潜水艦ろ号 未だ浮上せず

2024-12-17 19:33:41 | 邦画
1954年製作の大蔵新東宝作品
藤田進さんはこう言った軍人さんがよく似合う俳優さんですね
もうどっから見ても艦長以外の何者でもない

まぁ潜水艦映画にハズレはないっていうのは西洋の映画でのことで
日本映画ではどうしても今次大戦の敗戦国日本っていう現実から逃れることができないですから
東映とかだと戦争を引きずってる鶴田御大とかが潜水艦映画を撮っても
そう新東宝が潜水艦映画を作ってもどうしても潜水艦映画は悲劇的に撮られてしまうのは仕方ないことなのでしょうね

この作品でも標題(タイトル)が示すように太平洋戦争末期の日本海軍の一潜水艦の末路を描いた作品となっており
物資を戦地に運搬の役割を果たした挙句に敵に見つかり轟沈させられた潜水艦の内部での乗組員たちの姿を描いているわけで
先に書いたように悲劇的な作品となっているだけです

まぁ82分の尺がある分艦長や乗組員たちの人間ドラマがエピソードのられつ的に前半では描かれてて
より一層悲劇感を色濃く投影させていくという映画でしかないわけで戦勝国ならまた違った描き方ができるんだろうけど
そういう悲劇的に描くことである意味反戦的な作品とも言えなくもないものの
そんな強くイデオロギーを主張してる作品でもなかった

1954年製作、日本映画、新東宝作品
野村浩将監督作品
出演:藤田進、小笠原弘、丹波哲郎、鈴木信二、岡龍三、西一樹、中山昭二、岬洋二、鮎川浩、小高まさる、高田稔、片桐余四郎、細川俊夫、小川虎之助、美雪節子、吉川満子、浦辺粂子
コメント
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FARANG/ファラン

2024-12-17 05:05:05 | 洋画
あれれ?この記事書こうと見終わってまずはいつものようにネットで周辺検索したり、見出し画像の絵を探したりしてたら
気づいちゃったんですね映画用のポスターそのまんまジャケットにしてるんですがポスターにはきちんとR -18指定が印字されてる
しかしレンタルの二次仕様のDVDからはそれが外れていて、なんとR −15指定と緩くなってるんですね
 
ってことで物語としては妻を殺され娘をさらわれた主人公が、その復讐として敵地に徒手空拳で乗り込んでの格闘がケレンとなってる作品でして
その暴れっぷりがジャケットのタイトル題字よりもデカデカと書かれてる惹句
そのままの格闘映画で
そこでの描写が実にゴアでして先に徒手空拳と書きましたが敵は蛮刀や鉈から銃器までなんでもありですが
こちらは相手の武器も利用しての殺しですから敵の蛮刀やナイフをそのまま利用して
首を掻っ切ったり、銃器で顔面間近に銃口向けさせてバンですから頭が弾け飛んだり、向かってくる奴らの腕も足もボッキボキに折ったりと実に楽しい格闘シーンを楽しませてくれてるんですが
調べていくと目にナイフを刺したり自分のこと折れてはみ出た骨を相手に刺したりって言うシーンがどうやら映画本編にはあるようで
そこいらカットされてるのがDVDのようですね
 
まぁ商売でして高校生に見せられるということで視聴者の裾野を広げるって言うことでのDVDの販路で仕方ないのでしょうがそこいら見たかったなぁって言うのが正直な本音ですが・・・
ってことでホントかけねなしにクライマックスのケレンは実に楽しく拝見させてもらった作品でした。
 
まぁその分ドラマ部分がちょっと希薄ですけども主人公が仮釈放をもらい娑婆に出た途端、むかしの仲間が声をかけてくるものの
もう反社の連中とは関わりを持たずに愛する妻とその連れ子と平穏な生活を送りたいと
その格闘術を生かして八百長地下格闘技で日銭を稼いでいる男に
昔の反社の連中が執拗に声をかけてくるので必死に逃げてるうちに誤って一人の男を事故死させてしまうのでタイに逃げて
今では高級リゾートホテルに運転手として就職しており
妻が店を出す土地を買おうとするが行政にダメって言われて金が欲しい時に麻薬組織から運搬の仕事を依頼されて引き受けたのが雲のつき
 
そこでバレて組織から制裁を受けて妻は殺され娘はさらわれて、彼自身ものされた挙句に火をつけられて九死に一生を得ての復讐が始まるわけでして
上に書いたような激しい闘争の果てに復讐を果たすものの
実はオチが二段あって最初に事故死させた男は組織のボスの弟でその復讐ではめられての麻薬運びだったんですね
さらにもう一段なんともアホくさいオチが待ってると言うことで・・・
 
ただただ徒手空拳でのアクションがケレンの作品だったので、前半は地下格闘技での八百長勝負、後半は復讐劇とその点ではじつに満足すべき作品でした。
けっこうフランス映画でしたがエグい格闘を見せてくれた作品だったのね
R -18のシーンもう見てみたかったなぁ
 
2022年製作、フランス映画
ザヴィエ・ジャン監督作品
出演:ナシム・リエス、ヴィタヤ・パンスリンガム、オリヴィエ・グルメ、ロラン・ヌネ
コメント (2)
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