前作も実にわかりづらくただただ長ったらしいなぁって作品だったし
って事でほんとちょっと前に再見しといてよかった
だいぶ前に作られたデビッド・リンチ版の「DUNE/砂の惑星」もリンチの分かり難さが前面に出ていたんですが
まぁ1人の青年主人公ポールの成長譚としてようやっと1人の人間としての決闘で一丁前の男になったとこで終わっていました。
そして今作、って実は当初二部作で終わらせるものが三部作になったって事で
今作は一丁前になったポールが砂漠の民を率いて皇帝とハルコネン家の連合軍との戦いちゅうか両連合への父の敵討ちをメインとしてアトレイデス家の復活と父の名誉の挽回のために砂漠の民たちと彼らの自由を求めての戦争映画に
何とポールとその仇のハルコネン家との娘との因念的な恋愛っていうのにはちょっとお粗末なエピソードを絡ませたらロミオとジュリエットにはならずに
なんとびっくりアトレイデス家とハルコネン家はそのルーツが一つだったって言うようなことまでわかってきて
砂漠の民たちはポールの指揮下の中で何を思ったか砂虫をも自分たちの武器として皇帝連合に勝利し
その隙にスパイスが欲しい領主連合軍が漁夫の利を狙ってこの両者の戦いにさらに参戦する構えを見せてる中
コチラもまた結束を重ねるためにポールは前作で砂漠の民を従わせるナイフによる決闘をしましたが
コチラも皇帝の代理とナイフでの決闘の末に・・・
いやまさかの前作とのシンメトリーに作っていたとはねぇ
って言えるけどこんな単純なお話を何故に166分の長尺にするかねぇ
確かにCGとVFXで作られた戦闘シーンとか砂漠とか砂虫とかまでも実に映像的には壮大すぎてある意味感嘆の一言なんですが
そうたった一言“壮大”なだけでみるかたっぱしから映像もお話も消えてってしまうだけの映画ったら怒られるかなぁ
だって前作もう完全に忘れちゃってたし、本当にここまでブログになんだかんだ書いてるけどほとんどなんも覚えてないんだもの
寝ないように寝ないようにって思いながら見てたからかたっぱしから忘れちゃうのかなぁ
とりあえず見てもなんも残らない作品だっちゅうのは・・・
2023年製作、アメリカ映画
ドゥニ・ウィルヌーヴ製作・共同脚本・監督作品
出演:ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、ジョシュ・ブローリン、オースティン・バトラー、フローレンス・ピュー、デイヴ・バウティスタ、クリストファー・ウォーケン、レア・セドゥ、ステラン・スカルスガルド、シャーロット・ランプリング、ハビエル・バルデム、スエイラ・ヤクーブ、バブス・オルサンモクン
不気味で不死身なでぷっちょ男爵の上に君臨する皇帝の方が弱く見えました。
貴種が尊ばれる世界観は古典的でした。
SF小説『砂の惑星』が発表されたのが、1965年ですから半世紀以上前のかなり古い作品ですものね。
おや、三部作にしたのでしたか、まだ続きがあるのですね・・・。
二部で砂漠を守る砂虫が全体像を現したのですから、つぎはどんな物語りになるのでしょう。
3時間近い内容にするほどのものじゃないですよね。
長ければ長い程、集中力も散漫になりますし、印象に残るものも仕上がり次第では、ほんの僅かになっちゃいますし。
それが1作目だった訳で、ほんと内容を思い出せないままの続編鑑賞となりましたが、3作目鑑賞した際にも又同じ事、私は言っているんだろうなあ。
昔はDVDなどの二次使用には公開後半年って言う映画業界の不文律があったんですが
時代が進んで配信が幅をきかせ始めてその不文律が配信になかったため2、3ヶ月で配信に回りDVDもなし崩し状態に・・・
こっちはありがたいのは・・・
映画的には壮大でいいにですがなぜか冗漫にしすぎ、これも三部作にしたからでしょうかねぇ
もちょっとテンポ良く進んでほしいものです。
まぁ観るもののない隙間に予習兼ねてって、完全に忘れてる作品でしたので見ましたが三作目のとこは流石にもうしないと思いますって言う二作目でしたねぇ
どうなんでしょうか単なる引き延ばしでこのように冗漫にわざと長くしてるんでしょうかねぇ
こっちは砂虫が攻めてくるようなスペキュタクラー的な絵面の作品が見たいのにねぇ