韓国映画界が作った秀吉の朝鮮出兵
そう日本の天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が、次の狙いを大陸の明国に定め、侵攻の足がかりとして朝鮮半島に出兵した“文禄・慶長の役”。その第一次朝鮮出兵文禄の役の中で豊臣軍と朝鮮両軍の大きな分岐点というか朝鮮軍が勝利をおさめた“閑山島海戦”を映画化したスペクタクル海戦及び陸戦映画
二時間十分の大作でした
個人的には豊臣軍の敗北の終わる映画ですから心中穏やかではないものの映画としては良く出来てる娯楽映画となっており
韓国映画界の映画に対する熱気と情熱には敬服に値する作品
っていうのもこれって日本人役からして全て韓国の俳優さんが演じられており
実に流暢な日本語というか侍言葉を話されており
なんとも違和感なく見てられるんですが、韓国人の役者さんが日本語台詞も喋っておられるのか、この日本人のセリフのみ配給会社と製作会社と相互に話し合いして
日本人のセリフのみ日本語版制作時にそのまんま吹き替えで日本仕様につくり変えたのかわかんないくらい良くできておりましたが・・・・
秀吉の朝鮮出兵は、文禄と慶長の二回にわたって行われておりますので
これは第一次朝鮮出兵の文禄の役って事で1592年の”閉山の戦い“を描いており
韓国側はイ・スンシン(李舜臣)朝鮮水軍の将軍
日本は豊臣秀吉に仕え、加藤清正らとともに”賤ヶ岳の七本槍“に名を連ねた武将の一人である脇坂安治
劇中加藤将軍の援助を受けるがこれは清正公ではなく加藤嘉明除いて方
清正は陸地で戦闘中でして水軍持ってなかったようです。
何が副題の龍かは映画見ても不明でしたが、劇中出てくる亀船がすごいよね
船首の龍が出し入れされて船首から砲台がでてくるのとサイド砲台がすごい
クライマックスの水戦は完全にCGとグリーンバックで作っていたようですね
ここいらの製作技術は韓国映画は一頭地抜けてるようですね
この時代からお互いに間諜が働いたりしているし
なんだろう義に目覚めて日本人でありながら韓国側のスパイになる武将とかいわゆる戦闘場面ではなく人間ドラマの部分にも見応え有る作品
まぁいくら天下統一したからっても日本だけにその野望が止まらず明国に目が向いてる秀吉の野望の強さに翻弄される武将たちと国を蹂躙される側の国を守ろうって言うのは
こんにちに於いても世界的に共通するものがあるようですね
2022年製作、韓国映画(日本公開作品)
キム・ハンミン監督作品
出演:パク・ヘイル、ピョン・ヨハン、アン・ソンギ、オク・テギョン
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