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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断

2024-12-18 05:05:05 | 洋画
潜水艦映画にハズレなしっていうけど
そうなんですよね海中で逃げ場なし、一度見つかればおしまいっていうような
もう息づまるちゅうか、そう言った緊張感を見てるこっちに強いてくるから潜水艦映画にハズレがないんですが
そういう意味に於いてはこの映画はハズレに当たる作品ですが、昨日見た同じ枢軸国の日本の潜水艦映画のような悲劇的な作品と打って変わって
なんとこの作品ヒューマンドラマだったんです
それもなんと第二次世界大戦での実話ベースの作品でした
 
まぁ邦題もイタリア映画ってわかるんですが、一応潜水艦のコマンダンテいわゆる艦長ですが、この映画戦闘映画というよりかは人道主義を描いた作品でしたし
この映画の潜水艦は実にこれまた数奇な運命を辿った潜水艦でもあったようで
周辺検索でわかったことなんですが、このイタリア海軍の潜水艦カッペリーニ号はイタリアが枢軸国軍として最初に敗戦したイタリアからドイツに渡りドイツ潜水艦として軍事行動をしていたが
さらになんと日本軍に譲渡され”イ503号潜水艦“となったのち日本の敗戦により駐留米軍によって紀伊水道沖に於いて沈められた潜水艦だったってこと
 
そんな潜水艦の運命は置いといて、カッペリーニの艦長サルヴァトーレがこの潜水艦で任務についた時に当時はまだ連合軍にも属してなかったベルギーの運搬艦船が大砲を装備していたためこの潜水艦の魚雷によって撃沈させられるものの
乗組員三十数人が海中に浮遊してることで、なんとこの生き残った乗組員全員を海の男の不文律として救助したために艦内に入りきれず
海上航行に切り替えて航行せざるを得なくなり
 
イギリス海軍に見つかり艦砲射撃をうけてしまう
サルヴァトーレ艦長はこの時イタリア語で“ベルギー輸送船を撃沈したもののその乗組員全員を乗せて中立国に運搬中”って信号を送る
イギリス軍も射撃をやめてイギリス艦船の中を通り過ぎていくって言う映画なんですが
この時の緊張感だけでなんと潜水艦としても数奇の運命を辿る以前にもう人道的な稀有な経験をしていた潜水艦だったのね
 
っていうことで一度海上に上がった時にイギリス軍機の機銃掃射をこっちも機銃でやり返して撃墜するっていうのと
ベルギー船を魚雷で撃沈するシーンだけが戦闘シーンであとはもうある意味潜水艦の中での会話劇であり
ベルギー艦と船員とのなんと料理それもフライドポテトの作り方を見せられる映画だった
 
一応この艦長は戦死したようですが潜水艦自体は先に書いた通り戦況の変化によってイタリアからドイツさらに日本と渡り歩いたこれまた稀有な潜水艦だったのね
 
2023年製作、イタリア映画
エドアルド・デ・アンジェリス共同脚本・監督作品
出演:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、マッシミリアーノ・ロッシ、ヨハン・ヘルデンベルグ、パオロ・ボナチェッリ、シルヴィア・ダミーコ

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