1954年製作の大蔵新東宝作品
藤田進さんはこう言った軍人さんがよく似合う俳優さんですね
もうどっから見ても艦長以外の何者でもない
まぁ潜水艦映画にハズレはないっていうのは西洋の映画でのことで
日本映画ではどうしても今次大戦の敗戦国日本っていう現実から逃れることができないですから
東映とかだと戦争を引きずってる鶴田御大とかが潜水艦映画を撮っても
そう新東宝が潜水艦映画を作ってもどうしても潜水艦映画は悲劇的に撮られてしまうのは仕方ないことなのでしょうね
この作品でも標題(タイトル)が示すように太平洋戦争末期の日本海軍の一潜水艦の末路を描いた作品となっており
物資を戦地に運搬の役割を果たした挙句に敵に見つかり轟沈させられた潜水艦の内部での乗組員たちの姿を描いているわけで
先に書いたように悲劇的な作品となっているだけです
まぁ82分の尺がある分艦長や乗組員たちの人間ドラマがエピソードのられつ的に前半では描かれてて
より一層悲劇感を色濃く投影させていくという映画でしかないわけで戦勝国ならまた違った描き方ができるんだろうけど
そういう悲劇的に描くことである意味反戦的な作品とも言えなくもないものの
そんな強くイデオロギーを主張してる作品でもなかった
1954年製作、日本映画、新東宝作品
野村浩将監督作品
出演:藤田進、小笠原弘、丹波哲郎、鈴木信二、岡龍三、西一樹、中山昭二、岬洋二、鮎川浩、小高まさる、高田稔、片桐余四郎、細川俊夫、小川虎之助、美雪節子、吉川満子、浦辺粂子
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