MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

やまざきいちもん 日本統一

2023-10-26 20:08:31 | Vシネマ
96分間の馬鹿騒ぎ
ただそれだけの作品
日本統一のは人気に乗っかって“楽屋落ちネタ”“下ネタ”“パクりネタ”で綴られてる
ある意味見てるだけで頭が痛くなる作品
だってねぇ田村悠人さんは“殺すぞ!!”しかセリフがないと言ってもいいし
中澤達也は何とピンクエプロンで変なYouTuberだったし
日本統一グッズの紹介兼ねていたりともう完全に収集のつかない96分でさすがの私も頭抱えて見てるしかないしこれで96分はなげーよ
 
一体なんで本宮プロデュースでっていうか、脚本も辻つんさんと共同脚本で
お互い溜まっていたもんを吐き出したって感じの作品といえばいいのかな
一応今は堅気の古井榮一さんまでひっぱり出してのストーリー的なものを最初と最後にぶつけてきてるだけ
 
後はもう勝矢さんには習字させてるだけ
舘昌美さんは素人ドーティだったのねちゅうことで任侠女子たちが求めている男同士のBLっぽいを通り越して舘さんの頭の中には一門連中のゲイの3P妄想ちゅうか
もう下ネタ一人で受け持っている
北代さんはアル中にして見たり、エアギターで売り出した喜矢武豊にはアコギを弾かせたりと楽屋オチ満載
さらにドラマ版だと喫煙シーンがコンプライアンスの関係でNGだったり
クルマ走行シーンはどの席だろうとシートベルト閉めろとか文句タラタラ
 
楽屋落ちの最たるものは本編で格調高くナレーションを担当させてる森羅万象さんが何と有象無象って言う芸名の役者さんとして登場させて
普段はピンク映画で活躍っても言わせて
舘さんに歯がみさせてのナレーションをたっぷり披露させて
あの「仁義なき戦い」のナレーションさせて
そこから一門連中が「仁義なき・・・」の名台詞をある意味役者としての本息の台詞で名場面集再演
そしてやっぱ監督だとやりたくなるのかなぁ
何とこの「仁義なき戦い」の名場面集の10数分を何とワンカットで撮影して見せてくれる
そんなこもごもをこれまた御丁寧に字幕で業界用語の説明かねてスーパーで説明してくれて
これまたこんなことばっかりやってるから本気ヤクザ映画好きが離れていっちゃうんだって自嘲までスーパーで
 
一応こんなんでいいのかちゅうことでクライマックスでは半グレ連中と山崎一門との擬闘と銃撃戦のアクションシーンで締めてくれてはいますが
あまりに色々詰め込みすぎて
完全に頭痛のする作品でした。
 
箸休めにヒロインが一人は欲しかったよなぁ
大山大介さんの幽霊は要らなかったような気もするけど
過去に死んだ-千葉誠樹さんや小柳心さん、そしてもうお顔も見ることができない役者廃業された宮崎 貴久さんの勇姿ちゅうか憤死のお姿を過去映像から引っ張り出すためにはやっぱり大山大介さんの幽霊姿は必要不可欠だったのかも・・・
 
2023年製作、日本Vシネマ、ライツキューブ作品
本宮泰風総合プロデュース・共同脚本・出演、辻裕之共同脚本・監督作品
出演:山口祥行、北代高士、舘昌美、勝矢、中澤達也、本田広登、川﨑健太、岸田タツヤ、喜矢武豊、坂野崇博、大山大介、古澤 剛、古井榮一、森羅万象
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極道の紋章 レジェンド 第十七章

2023-10-26 05:05:19 | Vシネマ
前作「極道の紋章 レジェンド 第十六章」では久しぶりに娑婆に出てきたお久しぶりVシネ出演の宮本大誠さん演じる溝口
啓仁会が上手にこの奥羽連合傘下の相馬組組員だった溝口を使って失敗するお話だったが
その相馬を弘和会の嶺井が利用して奥羽州を制覇しようと動くところから始まる今作では何と
今まで守りに徹してきた津波さんと前崎は
今作では攻めの作品になっておりました
多分に前作とのは二本撮りだった気もする
 
って事で何と奥羽連合に逃げ帰った永倉大輔演じる相馬と前作で狙われた奥羽連合理事の城明男演じる三原が喧嘩状態
奥羽連合から冷たくあしらわれた相馬に前作から付き纏う嶺井は弘和会を挙げて相馬を糸口にして東北を制覇しようとしており
相馬と嶺井は兄弟盃を交わした
 
それを知った義真会の前崎はこのまま指を加えているより東北を取りに行くと
何と津波と一緒に戦争せずに東北には楔をうちに行くと言う今作は義真会の攻めの作品でした
 
まずは相馬と仲の悪い三原に目をつけ、奥羽連合に挨拶をして仙波会長にも挨拶済ませて
嶺井相馬を攻めていく
一方関東睦会では啓仁会の鷹野は弘和会に責められ今や身動きのできない状況に置かれておりまして
チラチラとは出てくるもだけで次作で本宮演じる東堂とどうやら雌雄を決するっていうか親の敵討ちがメインになるんだっていうような予告編でしたが・・・
 
最終的には前崎と三原が五厘下りの兄弟盃で奥州に楔を打ち込んだ義真会でしたが
津波さんの凄い策士と非情な一面を見せつけてくれた作品でした
こういう津波さんが前面に出てきたっていうのはこのシリーズ初だったんではないかな
弘和会は完全に先行していたのにまたまた津波にしてやられた格好でしたねぇ
 
こ言った攻めのは津波前崎の姿を見るのも目先が変わって楽しめた作品というか
私の中ではこのシリーズ一番の面白い作品でした
 
2023年製作、日本Vシネマ、「極道の紋章レジェンド」製作委員会作品
村田啓一郎脚本、片岡修二原案監督作品
出演:白竜、松田一三、國本鍾建、大山大介、隼翔、五十嵐剛、松沢蓮、河本善鎬、本村衆、YU、木下徹、松岡和人、芳川貴行、佐藤研也、亀谷亮太、中島照夫、三瓶晴彦、岩淵俊哉、仁科貴、木村圭作、西守正樹、古川悦史、みわゆうすけ、川﨑健太、大賀太郎、武田幸三、下元史朗、永倉大輔、川本淳市、城明男、武蔵拳、小沢和義、
本宮泰風
コメント (4)
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静かなるドン第2章

2023-10-25 20:08:25 | 邦画
とうとうあの猛暑の影響を月初めまで受けていて
個人的にはこのまんま秋も無く冬もない夏それも猛暑のは夏がこのまんま続くのかって思われていたものの
自然の力は仁智のは及ばぬ力が働くものできちんと秋を迎えて10月もはや25日になり、今月もあと残すところ一週間となりました。
毎月25日と言えばライツキューブの新作リリース日でありまして本命の「BAD CITY 」は9月に米盤のBlu-rayで先に見ちゃったしでますのでまずは露払いとして今月もこの作品から
 
なんで今更って言う感じでこの作品を製作したのかよくわかんないんですって言う感じが見ててする
っていうのももういきなり秋野さんと新鮮組長とがデートしてるんだもの
もうきっかけも何も無いままのデートですよ
まぁ製作側はこんだけの著名な作品ですし何度も映像化もされてるから
任侠ドラマ好きならほとんどがこのストーリーぢってるって言う前提でのプロットだ作ってるとしかおみえないんだよね
 
大体鬼州組の四代目姐さんがさらわれた秋野さんの居場所を静也には教えたかって言うのまで初見のは人を完全に置いてけぼりだったしねぇ
ま、56分の尺でしか無いのでかなり割愛してるのはわかるけど
じつに不親切な作りだよね
もう言った安易に作ってしまうとせっかく掴みかけた任侠女子って言われるご新規さんのファンも逆に逃しやせんかと心配になるよね
こう言った作品群のは火を消さないためにも・・・
 
今回のは目玉は久しぶりの寺島進三のポン刀の殺陣だったかなぁ
 
2023年製作、日本映画、「静かなるドン」製作委員会作品
本宮泰風総合プロデュース・出演、山口健人脚本・監督作品
出演:伊藤健太郎、筧美和子、深水元基、三宅弘城、坪倉由幸、内田慈、朝井大智、小西貴大、藤井陽人、本田広登、香川幸允、鈴木裕樹、舘昌美 川﨑健太、喜矢武豊、兒玉宣勝、斉藤天鼓、筒井真理子、寺島進
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聖地には蜘蛛が巣を張る

2023-10-25 05:05:56 | 洋画
イランのマシュハドで2000年から2001年にかけて16人の娼婦が殺害されたスパイダー・キラー事件に着想を得てイラン生まれのアリ・アッバシ監督が製作した作品だそうで、アッバシ監督はイランから離れてオランダで映画製作をしてることだそうで
イランではこの娼婦連続殺人事件は有名な事件だそうですがイランでは撮影許可がおりなかったそうです。
そのためヨルダンで全部撮影されたそうです(公式HP参考)

宗教的な色合いに満ちた作品ですイスラム教のイランでは娼婦も存在しないとされてい流ということで
娼婦は存在しないとされてるからこそ起こった悲劇といっるのかな、カメラはほとんどドキュメント風に一歩引いた形で何人目かのいわゆる殺される側の娼婦の視点からはじまり、
その何人か目がヒジャブの端を二重にしてそれで締め上げて殺し、その死体を無造作に捨てに行くシーンから
ようやっと犯人の視点になると
連続犯は何ともと特殊兵の普通の建築屋のおっさんでローティーンの男の子とまだ十歳に満たない二人の女の子を持つ普通のおっさんだったのだが
毎日娼婦狩りに出かけていくという
どこか何かに取り憑かれているかの如く
彼の持論は娼婦は神を冒涜する存在であり唾棄すべき存在であったため
個人的に街を浄化してるだけということで罪の意識は毛頭ない
 
しかし、彼の自論に反するかのように娼婦は毎日客を取る
そうしなければ生活でくないじゃらであり
そうした娼婦がなくならないにはその需要を求める男も存在するのも事実で
実際には娼婦イコール悪っていうことではなく
何と需要と供給のバランスは実際に取れているというのも現実
 
そんな中事件を追う女性ジャーナリストのラヒミが登場してきて
犯人のは追及を始めます
さいしょに書いたように需要と供給の関係にあるのにこの連続殺人の捜査はいい加減で
むしろ、娼婦殺しに賛同する民衆が多いのも事実って現実の中でラヒミが女っていうのもあって彼女の仕事桃色捗らない
焦れた彼女はついに自ら囮りになって娼婦殺しの犯人探しににりだして
まさかのビンゴ、ひ弱い彼女の命は風前の灯火状態になるものの
なんとか逃げおおせたことで
犯人は捕まりますが
 
犯人自体当然殺しは無罪だって信じてますし
彼の親派も多くまた息子も父親の言動の正当性を信じて止まずっていうような裁判で
もしや無罪かって思われるものの有罪判決

何と検事と判事が死刑の執行当日に犯人に示唆したのは逃すってこと
ラヒミは死刑に立ち会うって言うが聞き入れられず
意気揚々と犯人は刑場に赴くものに彼を待っていたのは・・・

イスラムの刑はすごいですよね
判決は4人の遺族に賠償金を払い12回の死刑と14年の禁錮刑とムチ打ち100回の刑ってどう言うこと
さらに犯人の息子にこの浄化行動はなんか受け継がれたいくような雰囲気で終わっていたのはもっと怖いよね
 
2022年製作、デンマーク・ドイツ・スウェーデン・フランス合作映画
アリ・アッバシ共同脚本・監督作品
出演:メフディ・バジェスタニ、ザーラ・アミール・エブラヒミ、アラシュ・アシュティアニ、フォルザン・ジャムシドネジャド、スィナ・パルヴァネ
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劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ

2023-10-24 20:08:50 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうと言う企画で視聴した作品
何と原作はコミックらしい、漫画読まないっていうか絵と絵との継ぎ目を頭で補完する作業が面倒でいつのまにか漫画読むのを辞めていただけ
そしてアニメも見ない人ですから・・・
って事で、コミックから人気出て、アニメ化されさらに実写でTVドラマ化もされて
そのTVドラマのキャスティングでドラマ版の映画を作ったって事らしいんですね
 
まぁそんなこんなで初めて見させてもらいましたが
そう泣かされましたこの映画では・・・
わざとらしい演出とかではなく、それなりにプロットがうまいから劇中人物に感情移入しやすいために感動で泣かされたっていう事でして
あざとく泣かせようっていうような演出でない実に見やすく推し活の世界観を描いた作品で
推し活って言う世界観をまず持ってアイドル側と推す側のいわゆる俗に言うところのヲタクの両方から描いた作品でしたねぇ
 
さらにこの作品の示すところの推し活される側だった元乃木坂46の松村沙友理を持ってきたことがある意味この映画ってもドラマ作品からのまんまでしたが
そう推される側を知り尽くしてる彼女だからこそ推す側はきっとこうだったんだろうって言う
現役アイドル時代の経験値が完全に生かされての演技だっらようで
完全にキャスティングでハマったって言える作品だったと思えるし
これは見た目でしかないんだけど
私自身20年以上も前にはハロヲタだった時代があって、握手会とか地方公演にもよく遠征していたもんですから
その時によく見かけたヲタクさんを己の肉体で具現化して見せてくれてたジャンボたかおさんとか
ある意味キャラでキャスティングしていた役者さんたちもピタハマりな作品と言っていいんだろうな
 
先に書いた通り自分自身ハロヲタではありましたが
地下アイドルっていうものにハマったことはないがヲタクなんてメジャー推しだろうが地下推しだろうがその本質は変わらない訳で
働いたお金は全部推しに使うって言うのはセオリー通りですからねぇ
松村沙友理演じるヒロインえりぴょだって一年中私服は新幹線で東京に来るのでさえジャージの上下ですからねぇ
ある意味潔いお金の使い方をしてる訳でして、自分で稼いだ金をどう使おうと誰も文句は言えない訳だし
これは誰にも責められない
 
人生だった一度きりですから、そんな人生を好きなアイドルに傾注していけるなんてある意味幸せとしか言えない訳でして
普通に人間なんて世間的なしがらみの中で生きていかねばならないのに
それさえも・・・
推す方も押される方も実に幸せな人生を見つけたってっことなんでしょうか
 
ヲタの気持ちを味わったことがある自分に引き替えて見ていたような気もする作品
でも自分はここまで達観できずにいたけども・・・
見てて楽しい100分の映画でした。
 
2022年製作、日本映画、「劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ」製作委員会作品
大谷健太郎監督作品
出演:松村沙友理、伊礼姫奈、中村里帆、和田美羽、豊田裕大、ジャンボたかお(レインボー)、立石ケン、片田陽依、MOMO(@onefive)、SOYO(@onefive)、KANO(@onefive)、GUMI(@onefive)、
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ハイ・ヒート その女 諜報員

2023-10-24 05:05:57 | 洋画
新宿駅前にある武蔵野館系列のミニシアター新宿シネマカリテの恒例企画興行<カリコレ2023>で上映された一本
ガーリーアクションっぽかったジャケットと邦題とさらに主演がオルガ・キュリレンコさんと三拍子揃っているという事でセットレンタルに組み込んではきたものの
確かに蓋を開けてみればガーリーアクションには違いはないんだけど
オープンしたてのキュリレンコさんがオーナーシェフのフレンチレストラン内だけで展開されるアクション映画
 
ある意味設定がワンシュチュエーションであり悪党側があまりにバカでトンマでさらにラスボス的なキャラさえでこないから
キュリレンコさんがどんだけキレのあるアクションを見せてくれても
映画的に面白さが半減されるのは仕方ないとしても
じゃこっちっていう事でちょいコメディ風味をさらに足すから、それがさらに映画から面白さを逆に消し去ってしまってマイナスの相乗効果となって、実にしまらない作品になってたようで・・・
 
オープニングだけ見てると何日か前に見た「ウィ、シェフ!!」と被ってるような既視感ありまくりで、”アレ、俺円盤入れ間違えた?“って言う一瞬頭が混乱しちゃいましたが・・・
ってことでキュリレンコさんはドン・ジョンソン演じる渋〜い旦那さんと共同経営のフレンチレストランのオープン初日を迎え、旦那はテーブルフロアーで奥さんのキュリレンコは厨房でオーナーシェフとして二人で初日の大盛況の中八面六臂の忙しさ
 
そんな時に場違いな二人がオーナー指名でやってきて
そうこいつがギャングで旦那がこいつらから首が回らないほどの借金をしてて
大繁盛の店が出火したらそれに見合っただけの保険金で返済するからって言う約束してて
今日がその日だって二人が告げにきたわけで
旦那はボスと話がしたいって今日はオープン日だし他の日に・・・
 
っても聞く耳持たずに旦那が折衝してる隙に灯油を撒きに入ってきた二人を、明日の下ごしらえしていたキュリレンコが何とそこいらにある料理器具であっという間に殺傷してしまう
そうなんですね一応ダイアナローグはアメリカ映画ですから英語なんですが
時々キュリレンコさんのセリフにロシア語語が混じって来てたんですよ
って事でオーナーシェフではあるものの、キュリレンコさんは元KGBのエージェントで勝手に組織を抜けてひっそりと隠れるように生きてきてた人でしたが
自分のレストランに火はつけさせぬと昔とった何とかやらで
 
次々送り込まれてくるギャングを片っ端から成敗成敗
敵も頭きて何と百戦練磨の傭兵軍団まで送り込んでのアクション映画ですから、アクションに関しては個人的に問題ありませんが
何せ底の浅い作品であったのがとても残念
 
2022年製作、アメリカ映画
ザック・ゴールデン監督作品
出演:オルガ・キュリレンコ、ドン・ジョンソン、ケイトリン・ダブルデイ、ダイヤモンド・ダラス・ペイジ
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OL性告白 燃えつきた情事

2023-10-23 20:08:20 | ピンク映画
今月の日本映画専門チャンネルの恒例企画プログラムである“おとなの桃色シネマ白書”の2本目の作品です。
実にピンク映画らしからねぇちょっといい話のプロットになっておりました
いやほんとあまりにもいい話すぎて・・・
見終わって調べていたら脚本家の五代暁子さんが2001年のアメリカ映画「スウィート・ノベンバー」をリメイクしてたようで
通りで・・・って言うのかピンク映画風に焼き直ししてるっていうかある意味おっきな声で言っちゃいけないんだろうね
いわゆるパクじゃなくインスパイアーされた作品
 
一月だけの限定恋人に指名された川瀬陽太さん
そりゃ一緒に住んでたら体の相性もあるだろうけども情も移るし
そんなこんなで佐々木麻由子さんとの間に恋から愛が芽生えて
っていうかお互い同じ思いなのに何と佐々木麻由子は川瀬陽太を完全に突き放す
そう彼女は不治の病に侵されており
最後の人生を月ごとに男を変えて最後の人生を楽しんでいたのだった
 
そんな最期の最後に出会った男が川瀬陽太さんで本気でお互い愛が芽生えたものの
男は最期まで面倒見るといい
女は醜い自分の最期を愛した男に見せたくないと
どうしても噛み合わない二人が選択したのは・・・
元ネタがいいからちょっといい話の作品になるのは当たり前で
オープニングのブランコのは絵がエンドカットとシンメトリーになっていたのね
 
個人的にはなかみつせいじさんの誕生日シーンはいらなかった気もしないでもないですが
ピン球映画はプログラムピクチャーシステムとして製作されていくからできたちょっとピンク映画から逸脱したいい作品でしたねぇ
 
切り口の違う記事はコチラ
 
2002年製作、日本ピンク映画、新東宝作品
五代暁子脚本、池島ゆたか監督作品
出演:佐々木麻由子、水原香菜恵、河村栞、なかみつせいじ、竹本泰志、川瀬陽太
 
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幻滅

2023-10-23 05:05:34 | 洋画
ほとんど映画の情報を入れない私ですが、この作品はバルザックの『人間喜劇』の一編『幻滅——メディア戦記』を映画化した作品だっていうのがどこからか入ってきて
おりましたが、なかなかレンタル中で借りられなかったんですが
ようやっとレンタルから返却されたことでレンタルしてきましたが
なんとこの作品も149分もある長尺
 
それに日本語版なしの字幕版でしたので、ここんとこ字幕読むのきついのよね
何でDVDもトレーラーの字幕と本編の字幕にはあれだけの相違があるんでしょうか
出来るだけ映像を見せようっていう要らぬ親切心なのか字が薄い小さくてもう年齢的に目に来ちょるから字幕がキツい
 
19世期のフランス、もちろん階級社会ですからねぇ
そんな階級社会の頂点近くのは人間になりたいという欲望を抱いた一人の労働階級ながら文才に長けたリシュアンが、その文才で貴族階級の人妻ルイーズをその語彙力と肉体で籠絡し不倫のまま夢を抱いてパリに出てくるわけで
パリでいかがわしい記事で売り上げを伸ばしてるタブロイド新聞記者の仕事を得たリュシアンだったが、金のために魂を売る記者仲間のラストーらに影響され、虚飾と快楽にまみれた世界に溺れていく中で、何と貴族の称号と演劇に興じるコラリーとの愛情の間で生き抜いていく栄光と挫折のお話
 
冒頭"本編には過激な映像が含まれておりますので、ご注意ください"って任侠ドラマのライツキューブ作品と同じスーパーテロップが出るもんだし、フランス映画だから変な期待してたんですがまさかのライツキューブ作品同様に大した事はありませんでした。
 
とにかく当時の貴族たちの社交界って、皆さん表と裏の顔を持って生活を享受されてるようで、普通に何事も無いように振る舞っているものの、自分たちにとって害になるものは徹底的に排除する・・・それも個人ではなく集団で個人を徹底的に潰す社会なのね
 
お金になることと自分にとって利になる物は真実を捻じ曲げてしまう力でいわゆるねじ伏せる社会ですから嘘も方便だし人はより高い金に転んでいく
そんな世界に飛び込んでしまったリュシアンが社交界で生きていくために唯唯諾々と自分の本意ではない記事を書き、お金を稼ぐという生活を送るはめになるのは必然
田舎の貴族だったルイーズなんてものの数にもならない世界なんですね
 
最初はリュシアンも利用されることで立身出世を夢見ていたが自分が、彼らにとって利用価値もなくなるわでリュシアン徹底的に潰しにかかり
リュシアンに無償の愛を捧げたコラリーが被害にあうわで一番損したのは彼女でしたねぇ
最後は故郷の湖に一人沈んで終わりかって思ったら
まだ生きる力がリシュアンには残っていたってとこが救いにはなっていたのかなぁ
 
いつの時代も人間て変わらない営みを続けているんだって言うことを教えてくれてる作品でした。
 
2021年製作、フランス・ベルギー合作映画
グザヴィエ・ジャノリ脚本・監督作品
出演:バンジャマン・ヴォワザン、セシル・ドゥ・フランス、ヴァンサン・ラコスト、グザヴィエ・ドラン、サロメ・ドゥヴェル、ジェラール・ドパルデュー、ジャンヌ・バリバール、ジャン=フランソワ・ステヴナン
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1944 サイパン攻防戦80年目の真実

2023-10-22 20:08:43 | 洋画未公開
アメリカ軍と大日本帝国陸軍とのサイパン島での熾烈な戦いを描いた戦争映画だと思っていたんですが
完全なるB級以下の作品だった
サイパン島は米軍にとっては日本への空襲の基地としてどうしても手に入れたい島であったわけで
そんなことがもっともらしくオープニングのスーパーで語られるものの
 
映画自体はポーター少佐率いる1分隊が哨戒に出た時に日本軍と出会して少佐のみ無傷で後一人ポン刀に刺されてムシの息の兵士を除いて殲滅されてしまい
傷ついた兵士をだかえて少佐は近くの野戦病院にたどり着く
そこはもう物資も医薬品も限りあるところで
なんとなく米軍からも置き去りにされてるようなところ
 
そこの守備隊の大将はアル中でものの役に立たない状態だし、本部との無線は壊れてて役に立たない
軍医が二人看護婦が7人いるものの少佐以外戦闘員として役立つ者も物もない中
この野戦病院をターゲットにして日本軍が大挙して押しかけてきて・・・
その小さな野戦病院の攻防戦を描いただけの作品
 
アメリカとタイの合作映画なので日本兵はタイ人をつかってるようですが
ただただ突進してきて玉砕していくだけ
さらに弾もなくなりナイフ一本で戦う少佐にこれまた面白いように刺され斬られて死んでいく様を延々と見せられる作品でした
傷病兵数人と看護師三人と軍医と少佐のみが生き残るって言う映画
なんの為にこのちっさな野戦病院が日本軍のターゲットになったのか
ほとんど意味はないような気がしますがあれだけの日本兵が死屍累々と死体を晒したのでしょうか
日本軍の参謀指揮官能力ミスでしかないような気がする
 
って事で戦争に虚しさをとってつけたように最後に見せるような作品
やっぱ作りものでもこんだけ日本兵がなす術なく殺られていく様を見せつけられるのは日本人としてはねぇ・・・
 
2023年製作、アメリカ・タイ合作映画
ブランドン・スレイグル脚本・監督作品
出演:キャスパー・ヴァン・ディーンルイス・マンディロア、ジェフ・フェイヒー、オーエン・オブライエン、ジェニファー・ウェンガー
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湯道

2023-10-22 05:05:07 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうと言う企画で視聴した作品でしたが、事前に映画の情報入れないしで、見始めて初めてハシカンが出演してることも濱田岳さんが出演されてることも知った具合
もちろん僅かな情報として生田斗真さん主演だけは知っではおりましたが
 
しかし見たらわかりますが生田さん濱田さんハシカンさんは映画を回すだけの役目で
DVDのジャケットのようにこんだけの著名な俳優さんたちが出演されてる訳で
この作品ある意味群像劇だったのね
そう言った人々をつないでいるのが主人公の三人が切り盛りする
とある地方の町にある古色蒼然とした”まるきん温泉“という銭湯を舞台にして
日本映画お得意の人情コメディ
 
特にこの映画のタイトルにもなってる風呂の入り方というか楽しみ方いや違った”嗜み方“を生業とする風呂に入る作法を教える家元さんがもう“湯”にまつわるオヤジギャグ連発
ある意味日本文化って言う伝統をパロって見せてくれる
そこに門弟として入門してる勤続42年でじき郵便局の定年を迎える小日向文生さんがかなりクローズアップされてるのね
っていうことでもうお一人このまるきん温泉と湯道と関わりのあるお方もちろんいらっしゃいますが
小日向さんが一番のもうけ役でしたかねぇ
 
生田斗真は建築デザイナーで落ち目で起死回生をこの親父の残した銭湯を壊して跡地にデザイナーマンションを建てようと意気揚々とやってくるものの
弟の濱田岳がアルバイトのハシカンと二人で銭湯を守っており
 
ちゅうもう定番中の定番プロットに小日向さん以外の人たちが絡み合って最後には・・・
って言う映画でして
町の人たちの夫婦や親子の間にかわされる風呂を出る合図って言うのが完全伏線となってる作品でしたが
エンドシーンは完全に読めましたねぇ
まさかあの絵でくるとはってことで見出し画像もちょっとそれに近いもんを探してきました
どこかあの「三丁目の夕陽」ににさせた作りになってるのがなんとも
 
なんか日本映画における悪癖なんでしょうかお客さんを泣かせようって言うことでの笹野高史さんだったのね
ウエンツの坊主頭には笑わせてもらいました
まだコーヒー牛乳とかフルーツ牛乳のビン売りがあるんですね
後、入浴料が450円とは初めて知りました、全国共通価格なんでしょうかねぇ
まぁ2時間強の尺の映画だったんですがさほど長さは気にはならなかったかな
 
2022年製作、日本映画、映画「湯道」製作委員会作品、東宝配給
鈴木雅之監督作品
出演:生田斗真、濱田岳、橋本環奈、小日向文世、天童よしみ、クリス・ハート、戸田恵子、寺島進、厚切りジェイソン、ウエンツ瑛士、朝日奈央、生見愛瑠、吉田鋼太郎、窪田正孝、夏木マリ、角野卓造、柄本明
コメント (2)
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