柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

葬儀社は余計な事をきいてはいけない?

2016年04月19日 | 葬儀の世界
葬儀社の研修で気づくのは
ご遺族に、余分な話をしてはいけない、聞いてはいけない・・・
と思っているふしがあることです。

葬儀打合せでは
葬儀見積に必要な質問
手順の説明
価格の説明
喪主のやるべき事
時間制限のある注文品など

細かな話をしてくるのですが・・・

故人はどんな人?
職業は?人柄は?長所や短所は?
この地域に長年すんでいる?
家族との中は?
死因は?
闘病の様子は?

遺族の家族関係は
遺族観の仲は?
何処に住んでいる?
職業は?
子供孫の年齢は?
故人をどうおもっていたのか?

こんな事まで聴き取る担当者はめったにいません。

葬儀に対応するスタッフも

案内、説明はしますが
余計な話はしないようにしているみたいです。

私は現役時代、遺族や親族、会葬者の方々と
様々な話をしてきました。

その会話から気付くことが一杯あり
その対応をして、喜ばれたり理解しあえた事が多くありました。

実はそれを学んで欲しくって
研修に反映させています。

担当者には
打合せから聴き取った情報を社内で共有するための書類

アシスタントには
式中にお客様対応から得た反応を記入してもらう書類を
作成してもらっています。


始めは、正直いって何も聞き取れないものばかりでしたが
数ヶ月しかたたないのに
驚くべき効果が出始めています。

全員とは言いがたいのですが
明らかに、お客様への視点が変っていて
気付きが見え始めてきました。


そこで感じたのは
できないのではなく
学んでいいなかっただけだ、ということです。


素晴らしい感性を持った人たちが出てきています。
職場にその感性が見え始めると
他の人々も変ってくるはずです。

これは、とても楽しみな事です。


研修 in みやざき

2016年04月19日 | エンディングノート
4月のはじめに宮崎に行きました。

葬儀社さんの研修です

あいにくのお天気で残念!



ホテルは素晴らしいオーシャンビューなのに・・・・

でも海の雄大さを満喫しました。


突然のご依頼でしたので急遽決まった研修です

ご縁は大事ですね!


こちらの館長が以前に講演を聞いてくださり
いつかは自社内で研修を・・・と心に留めておいてくださいました。

そしてやっと実現した次第です。


社員数名の葬儀社さんですが
新人さんが2名加わったのがそのキッカケになりました。

歓迎していただいたのがよく判ります。
会館内での研修でしたが
講師席の後ろに演題の紙面を作成してくださいました

2日間にわたる研修でしたが
とても熱心に受けて頂き
感謝するばかりです

人口も多くはない地域ですが
その中でも、何とか頑張って行きたい!
そんな想いが伝わってきました。

期待していますよ!