柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

葬儀の現場から、高齢者の見守りが必要と思ったのです 1⃣

2016年10月21日 | 老後
昨年末から、オフィス・シバタでは新しいサービスを始めています。

おひとり暮らしの高齢者向け安否確認システムを広めています。

葬儀社の時代には、遺族の心のケアを心がけていました。

葬儀後にお独り住まいの方が多く、葬儀というご縁をそこで終わらせたくなかったし

ケアの会に集まる遺族が元気を取り戻す様子が嬉しく思いました。



そんな時に喪主をされたご婦人が亡くなり、私どもで2度目の葬儀を受けました。

息子さん夫婦は、一人住まいのお母さんをよく訪ねていましたが

急に亡くなり、発見は3日後でした。

横向きで倒れたので体の下半分に死斑が出て、息子さんはとてもショックを受けていました。


また、離婚されたご主人がトイレの中で座ったまま亡くなり

離婚した元の奥様が急きょ喪主になられた葬儀がありました。

もう縁が切れていたのですが、駆けつけたご親族は元奥様を出棺間際まで攻め続けていました。

亡くなって数日後の発見だったので、離婚さえしなければこんなことに・・・というご親族の言い分でした。

はたで見ているのもお気の毒でした。


私の伯母も一人住まいでしたが、夜中に心臓の発作を起こし

一番近くに住む私へ電話をしたのが最後となりました。

叔母の寝床の枕元には、市から貸与された緊急を知らせるペンダントがありましたが

それは使わず、わざわざ電話の番号を押していました。


一人で住む事情はまちまちです。

家族がいない人だけではなく

子供が遠方に住む方も多くいます。外国住まいも珍しくありません。

近くにいても元気なうちは一人の生活を望まれます。

その方が気が楽、と皆さんが口にされます。



葬儀の後には大半の方が一人住まいになります。

その方たちを葬儀社が守れないものだろうか?


何かいい方法はないかと、ずーっと探していました。

そして今、高齢者の方でも簡単に使える安否確認機器を見つけることができました。

長いので、続きます!



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