先月多摩センターで行った介護セミナーからひと言
参加者の中で介護経験のある方は少ないので、まだ元気な方には介護の想像はしにくいですね。
セミナーを受けた後のアンケートから、費用、自宅介護はいつまでか、誰に見てもらうか、などの声がありました。
エンディングノートが書けない人は、まだイメージができず、必要性を感じないからだと思います。
日本人の平均寿命は延び続けて健康でいる時間も長くなっています。
人は健康で暮らしていても少しずつ衰えてきます。
一人でできていたことができなくなると介護の状態になりますがいきなり介護になる訳ではありません。
介護になる前の状態をフレイルと呼びます
フレイルの時点で適切な支援や行動によって介護の始まりを送られたり、免れる可能性があります。
最近90才の女性がトレーニングに励むCMを見たことがあるでしょう。人はいくつになっても鍛えることができるんですね
しかし、世間ではやはり介護状態になる人が多く、年代とともに介護率は上がり80代を過ぎると半数は要介護になります
ここで考えてほしいのは「皆さんの多くが一人住まいや高齢者所帯である」ことです。
その為には、介護になったら?という想像をして欲しいと思います。
誰に介護を頼む?
自宅にはいつまでいられる?
介護する側、される側の気持ちを想像して「折り合い」を覚悟しないと上手くいきません。これって重要な要素です。
そして大事なことは介護の費用や受けられるサービスの種類の情報を持つことです。
将来のことだけど、今の時点での考えを決めてくことが、とても役に立つんですよ。これ本当の話です、
情報収集のためにも、セミナーなどが身近で開かれたら是非参加してみてくださいね。
多摩センターの次回のご案内です。場所は愛宕コミュニティセンター『かえで館』 です。