華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

花展

2005年02月20日 | Flower
嵯峨御流 華道大阪司所の研究発表会が四天王寺の大宝寺で2/20(日)に行われました。

今年はお寺の玄関を飾る 大作を出展しました。
(仲間の先生達10人程で共同作品です。)
共同作は何度か経験しましたがここまで大きな作品は初めての経験。
テーマは春の魁(はるのさきがけ)
木(流木の様なもの)を床全体にあしらい・巨大な瓶花器に梅の古木・梅の気條(ずわえ)椿
そしてストレリチアで飛ぶ鳥・オンシジウムで蝶々を表現
向かって左の足元にはドラセナとアンスリウムモンステラで若々しい野辺を、
右の足元は椿とユリで落ち着いた山深い景色をあらわしました。
製作にかかる前は共同作品っても意見がぶつかったり、逆に遠慮しあってまとまらず収集がつかなくなるのでは?
っとの危惧もありましたが
実際には、みなさんと心一つになり作品作りを成し遂げれて満足感・達成感でいっぱいでした。
花展が終わり作品の撤去のときは何とも言えない寂しさでした。
花から得られることは無限にありそうです。

花展全体としては、展示が花態ごとに分かれていて見やすく、より勉強になった気がしました。

ちなみに今春大学生になる又従兄弟がその母・姉(は紫甫教室の生徒です。)と一緒に観に来てくれました。
イヤイヤ付いて来たか?と思いきや花材や花態について鋭い質問をいっぱい投げかけてくる!
その発送がなかなか面白かったのでもっゆっくり聞けばよかったと少し後悔。