華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

2012年1月度嵯峨御流 専修会

2012年01月26日 | Flower

新年初の勉強会 
今年もしっかり勉強し 楽しみながら花を活けて行きたいと思います。

伝書講義では 祝い花について・・
三歳は髪を伸ばす「髪置(かみおき)」、
五歳は初めて袴をつける「袴着(はかまぎ)」、
十五歳で成人となった「元服(げんぷく)」の祝いの花が記載されている
現在ではそれは七五三や成人式へと時代と共に徐々に様変わりをして行った。
宮中では今も執り行われている行事もある。

実技

瓶花 両成体(斜成体・横成体)



石化金雀枝(せっかえにしだ)
薔薇
椿
フリージア

二つの体に主と従を持たせてバランスよく活け揚げる。

盛花 変化花態 変化Ⅰ (七宝 三つ使用)



水木
水仙
菜の花
小菊

水面に映る体の姿を美しく活け
入り江(落ち口)を作り水の流れを出し水際を美しく活ける

参考花

・右盛体



・荘厳華



・心粧花 祈り花



ボリュームのある二花態を玄関に飾ったら 花で溢れました。
冬は花持ちがいいので当分楽しめます。
余った花材も家中に溢れています。






来月は一年に一回の試験です。一か月気合いを入れて勉強です。