華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

6月 専修会 荘厳華 ~そわか~を用いて

2016年06月13日 | Flower

荘厳華は仏前を荘(かざ)る供養の花として発展していきました。
それを現代社会の生活様式で日常空間にマッチし身近に感じられる様に活ける様に開発された花器が『そわか』です。
その名は 般若心経の中の『蘇婆訶』に由来します。
願いが叶うの意味が込められています。

カラー・アンスリウム・瑠璃玉薊・ブルーファンタジー・レザーファン・ミリオンクラダス
などで地・水・火・風・空・識 の六大の思想を込めた役枝を活けます。





参考花

荘厳華





夏の景色





いけばな教室 5月

2016年06月13日 | 着物

盛花 左盛体変化Ⅱ

体と用が同方向で水面に張り出る花態です。
体の下の清らかな水際を美しく活けます。

初夏~盛夏にかけてのいけ花は観る人に涼を感じてもらうことが大事です。
花器の色を白や水色にして見た目も涼しく活けてみました。

擬宝珠(ぎぼうし)
カラー
ブルーファンタジー

ハート形葉が、擬宝珠、宝珠に擬(なそられ)えたものに似てる為名づけられた。
宝珠とは仏教であらゆる願いかなえられる玉(如意宝珠)で、橋の欄干などにも施されています。
武道館の屋根の大きな玉ねぎも擬宝珠です。
初夏に白や紫の花をつけます。庭の下草としても愛好される。