華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

【お稽古】2006年6月13日

2006年06月14日 | Flower
蒲(がま)
向日葵
擬宝珠
スターチス

怪我で苦しむ因幡の白兎を助けた事で有名な蒲(がま)は初夏の日本の多くの水辺の景色を彩る植物です。
花穂から取れる蒲綿は布団の原料となり。干した茎や葉はムシロ・ゴザになる。

「蒲団(ふとん)」綿毛を寝具に入れたことから。
「蒲鉾(かまぼこ)」は、最初のころ竹輪(ちくわ)のような形をしており形状が似ていることから
「蒲焼(かばやき)」昔はうなぎを筒状に切って焼いていた形が似ていたことから。

と蒲にまつわる名前の残っています。

日本にはガマ・コガマ・ヒメガマの3種が生息します。

瓶花。
蒲のまっすぐに伸びる形状を美しく生かした直盛体に活け、
夏らしく爽やかなレモンイエローの向日葵とスターチス、そして緑の美しい擬宝珠で前留めを仕上げました。

6/13作品

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