華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

【お稽古】2006年7月11日

2006年07月13日 | Flower
桧扇(ひおうぎ)
トルコ桔梗(紫)一重咲き

桧扇は山鉾、鱧と並んで、祇園祭の代名詞
剣状の葉が貴族の桧扇(ひせん)の形のような所から名づけられ
扇の風で神の怒りも鎮めると縁起のいい言祝ぎの花として尊ばれました。
その実は真っ黒で「うばたま」「ぬばたま」ともいわれ、万葉集で夜を闇や表す枕詞として
用いられています。
生花では花の時期にもちいます。

そんな桧扇で生花 三才格を活けます。
花で格を取ります。
葉組みを行い花軸を隠すように活けあげます。

格式高い紫色のトルコ桔梗で横姿をいけました。

暑い夏の一時を桧扇の凛とした三才格で涼を取りたいものです。

7月11日作品

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