華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

走ることについて語るときに僕の語ること 村上春樹(著 )

2008年02月05日 | BOOK
村上春樹の本は昔の作品を数冊読んだ事がある。(そういえばちょっと前にアービングの翻訳本も読んだな)
エッセイは読んだ事なかったので著者の事について何も知らなかった。
表紙の写真は走るイメージのモデルと思ってたので、本中の写真をみて
著者本人だと知ってびっくりした。(私の中で勝手な村上春樹像が出来上がってた)
すごいいい体だ!
フルマラソアン・トライアスロン・100kmマラソンに挑んだ時、著者が感じた事が綴られてる。
しかもマラソンがこんなに世の中に浸透してない時代から走りはじめている。
淡々と乾いた感じの文章が心地よく、一気に読んでしまった。
私にも走ってる時の自分の気持ちあんなに上手く表現出来たらいいな。

大会を2週間後に控えて、、もう少し早くこの本に出合えてたら
マラソンに向けての体の準備も間違いなく変わっていたと思う。
もう遅いはないので、、これからでもいいと思うけど、、、
著者も納得が行くまでまだまだ走り続けると締めくくってるのだから
私もまだまだこれから始まったばっかりだ。

走る事以外にも作家になったきっかけだとか作家になる前の事を初めて知った。
この本は会社の友人がマラソンを控えた私に是非と貸してくれた。
彼女自身は春樹ファンで新刊は必ず書うらしく、この本をきっかけに走り始めたと言う。
最近、走り話題に華が咲くお相手だ。

村上春樹のファンでこの本がきっかけで走り始めた彼女と
走る事が書かれてるから読んだ本がきっかけで村上春樹ファンになり始めてた私。
なんか面白い。

まず、昔読んだサリンジャー”ライ麦畑でつかまえて”を村上春樹翻訳で読んで見たい!
いや、その前に、大会を終えたら、もう一度この本を読もう。
共感する部分が更に増えてるかもしれない。

そういえばフルマラソンを出る準備にはすごくなんかないだろうけど
単純に手帳につけて走った距離を足して見ると
1月はトータル100km越え走った事になる。


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