華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

【お稽古】2006年10月3日

2006年10月04日 | Flower
薄 (すすき)
竜胆(りんどう)
孔雀草(白)
木苺の葉

10月6日は旧暦の8月15日、中秋の名月です。
嵯峨御流の総司所である大覚寺でも観月の夕べとうい有名な催しがあり
山崎豊子の小説『女系家族』に主人公達が絢爛に着飾って観月の夕べに行くシーンがあり嬉しく思った事があります。
毎年大沢の池に船が出てお茶席が設けられたり、本堂で音楽会を催されたりします。

秋の景色を七景”野辺の景”で活けてみました。

すすきは芒とも書く。豊年を祈願する習慣は中国が起源
かやぶきの屋根材など実用でも利用される。
別名尾花(おばな)は花穂が獣の尾に似ていることが由来。
ススキの原野には樹木が侵入しやすく維持が難しいので
春先に野焼きをする。
自然に美しいススキの原野も実はこの様な人の手を借りている。

秋の七草の一つで日本の秋の風景に欠かせない植物。
万葉集の頃から歌読まれたりしている。

立盛体の応用作品

10月3日の作品

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