華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

【お稽古】2006年2月14日

2006年02月16日 | Flower
榛の木
アマリリス(赤) ・・・・水揚げ非常によい。つぼみは必ず咲く
椿・・・・咲いた花は花ごとボトリ突然落ちるのが特徴
玉羊歯

瓶花 (斜成体・横成体・両成体)
瓶花の基本・極意・心がけ・三清などの説明

榛の木風流な枝を生かして思いもいに体を決めました。
風流な趣のある榛の木に椿だけを添えて韻致を楽しむの
対照的に赤いアマリリスを留めとするなど瓶花の空間の取り方を学びます。

榛の木は万葉集に14首も読まれています。
その中の一つに大阪は住吉の遠里小野(おりおの)という地名と榛の木のことを読んだ
歌を紹介致します。

住吉の遠里小野の真榛もち
      すれる衣の盛り過ぎ去く 
(すみのえのとおさとおののまはりもち すれるころものさかりすぎゆく)

生け花の花材としては葉も落葉して松毬状の果実だけが残った状態で使います。
樹皮や果実は染料として使われるそうです。

同種のはしばみというのがありますが、、また別です。
生け花が終わったらこの松毬状の果実だけ残して
秋に実を使ったアレンジの花材にするのもいいかもしれません。

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