学習塾 志気進研

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<間違いに気付く子>

2007年01月24日 | 言わせてちょ~だい!
小学5年生の算数では、

小数の+-×÷の四則計算、様々な面積の求め方、

計算の決まり、垂直と平行、角度など、

中学校の数学においても必要不可欠な内容を学習する。

ここで躓くことがあると、その後どうしても

算数・数学に対して苦手意識をもってしまう。

算数が不得意の子でも何とか基礎的な公式や

計算の仕方は完璧にこなせる様、

根気をもって教えていかねばならない。


その中でも一番の難しい単元が「割合」である。

この問題は、比べる量を出さねばならないのか?

基にする量を出さねばならないのか?

はてさて割合を聞いているのか?

問題を読む国語力も問われてくる。


問題において問われているものが何か

直ぐに理解できる子はなかなか優秀だ。

一度、理解するとスラスラと解いていく。


何を聞いているのか読み違えてしまった子は、

割られる数と割る数を逆にしてしまったり、

掛けるところを割ってしまったり、その逆だったりと、

式を間違えてしまい、正しい答えが出てこない。

ただ、「割合」の分野の答えにおいては、

間違った答えをよく見てもらえば、間違いに気付くことができる。

「先生、この問題2000円しか持っていないのに

3200円も使っているよ?これって式が間違っているんだよね?」

「そうだね!これじゃあ、借金してることになっちゃうね。

何が違っていたんだろうね?」

なんて言葉を僕は返す。

問題文の設定が理解できている子は

このように出した答えを問題文と比べて見て

間違いを自分で直すことができる。


ただ、この間違いに気付かない子には、

何か変なところは無いか?矛盾しているところはどこか?

その子に質問を一つ一つしていき、

何とか「あ~っ!これ、ありえないよ~!」

と、発見してもらえる様に促していく。


例えばクラスの女子が26人いるのに、

クラス全体の人数を出したら2人になってしまった場合。

「ちょっと待って、何か変じゃない?」

「答えは2人?」

「今、何の人数出したんだっけ?」

「そう、クラス全体の人数だよね?」

「2人のクラスって・・・」

「山奥の小学校か??(笑)」

「そんなことないよね?」

「女子26人もいるんだよな~?」

こんな感じで何とか自分で考える手助けになるよう

掘り下げるように質問をしていくのだ。


こうしたやり取りを繰り返していくと、

次第に自分で変な点には気付いていくものだ。

この力が備わってくれば、その後においても

自分でしっかりと間違いを正せるように

確認をするようになるだろう。

「割合」だけではなく、他の教科においても

些細な点においてもミスが減っていくはずである。

(これは普段のしつけにも大切なことだが、

長くなるのでまた今度書くことに・・・)

是非、家庭で宿題などをやっている我が子を見たときには

自分で間違いに気付く子になるよう促して欲しい。

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