syuの日記・気まま旅

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作並ニッカウヰスキーから

2011-10-20 | 気まま旅

「作並街道」仙台城下から作並温泉をえて関山峠を越え山形天童、山形城下の街道、関山街道ともいう。現国道48号線、高速も開通している。
「作並温泉」は、仙台市から西約30KM、広瀬川上流にある。717年頃僧行基が発見している古湯、仙台の奥屋敷は、作並と秋保温泉と云われている。
私は、仙台担当時4年間使った道で懐かしい。作並温泉の「岩松旅館」には,特に世話になった。

作並温泉は、721年に僧行基が発見し、源頼朝も癒した湯である。
江戸時代、初代岩松氏がこの辺りを開墾し、多くの人助けをして、当時の藩主伊達斉松公の許可で開湯し、
伊達公鷹狩時の温泉が「鷹の湯」で現存、明治の歌人正岡子規も足を運んでいた。

詩人土井晩翆(宮城県出身、荒城の月作曲)、円地文子、松本清張など、一端を舞台にしている。ここの長い階段を下り、
広瀬川上流に出ての露天風呂は一週間の疲れが一気に取れた。


ニッカウヰスキー仙台工場・宮城峡蒸留所に立ち寄った。

地震による宮城峡蒸留所の貯蔵関係の被害は軽微とのこと、原酒は何事もなかったように熟成を重ねている。
また一部損壊があった醸造設備、蒸留設備の復旧作業もほぼ終了しウイスキー造りを再開されている。見学も再開していた。

  

ウイスキーは、蒸留酒の一つ、大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を麦芽の酵素で糖化し、これを発酵させ蒸留したもの。
「ウイスキー」の名称は、ゲール語の uisce beatha(ウィシュケ・ベァハ、「命の水」の意)に由来する。
日本語ではウィスキーまたはウヰスキー、ウ井スキーとも表記され、漢字では火酒と書かれる。ただし酒税法での正式名称は「ウイスキー」である。


  

「広瀬川上流」
上、中流部では谷が深いため、広瀬川の水を引き上げて利用することはない。熊ヶ根の野川橋付近では、右岸の岸壁に穴が穿ってあり、籠岩と呼ばれる。
かつて水路の取水口にしようとして断念した箇所ではないかといわれるが、定かではない。

「定義道標石」(仙台庵回文の碑)
定義道標石(仙台庵回文の碑)定義街道から落合橋を経て作並街道へ向う分岐点に1859年、に建てられた定義・作並街道の道標石。
定義如来の縁起由来が書かれ、「みな草の名は百としれ薬なりすげりしとくは花のさくなみ」と回文師細谷勘佐衛門(仙庵、仙代庵)の
回文歌が彫り込まれた通称回文碑と呼ばれる道標石。回文の里と呼ばれる。

広瀬川上流
    

「関山峠」   
仙台から広瀬川沿いに遡り、作並から関山峠(標高650m)を越えて天童に至る関山 街道は同様に仙台から山形に向かう笹谷峠(標高906m)や
二口峠(標高934m)に 比べて標高が低いものの山が道を遮る様にそびえ、難所であった。

  

「関山峠 大滝」  関山峠を山形側にすこし下ったところに、関山の大滝と呼ばれる高さ10mの滝がある。
ドライブインに隣接しており、駐車場から滝つぼの近くまで歩いて降りることができる。
このドライブインの側には、(旧)関山トンネル工事の際に起きた事故の慰霊碑がある。


  

次回は山形県天童へ