「空木」と書いてウツギと読みますが、これは「木の髄が空になっている木」を意味する名前というのが
一般的ですが、これらの花の咲く時期が旧暦の4月(卯月)で、
「卯月の木」と言うのをを縮めたとする説もあります。
ウツギと呼ばれる木には、大別して離弁花を持つユキノシタ科のものと、合弁花を含むスイカズラ科
に属するものがあります。(ただしコゴメウツギは例外でバラ科)
このマルバウツギは、ユキノシタ科に属し、ウツギ(別名ウノハナ)、ヒメウツギと共に
ユキノシタ科ウツギの御三家とも言われます。
名前で分かるように、葉は丸い卵型、花の直径は約1㎝位、花弁の先端はとがった形をしています。
また他の2種の花がうつむき加減なのに対して、この花は上向きに咲くのも一つの特徴です。
マルバウツギ<ユキノシタ科 ウツギ属>
一般的ですが、これらの花の咲く時期が旧暦の4月(卯月)で、
「卯月の木」と言うのをを縮めたとする説もあります。
ウツギと呼ばれる木には、大別して離弁花を持つユキノシタ科のものと、合弁花を含むスイカズラ科
に属するものがあります。(ただしコゴメウツギは例外でバラ科)
このマルバウツギは、ユキノシタ科に属し、ウツギ(別名ウノハナ)、ヒメウツギと共に
ユキノシタ科ウツギの御三家とも言われます。
名前で分かるように、葉は丸い卵型、花の直径は約1㎝位、花弁の先端はとがった形をしています。
また他の2種の花がうつむき加減なのに対して、この花は上向きに咲くのも一つの特徴です。
マルバウツギ<ユキノシタ科 ウツギ属>
山地の渓流沿いや湿地のそばで、稀こんな木を見かけます。
それほど高くならず、高いものでもせいぜい1m位の高さで、
茎には葉の生えている基部に細く鋭い棘があります。
葉は長楕円形でやや皮質、表面に蛇の鱗を連想させる赤茶色の斑模様があり
通る人の目を引きます。
名前はヘビノボラズ・・・正式の和名ですが、民間で昔からそう呼ばれてきたのでしょう。
変な名前ですが、一度聞いたら忘れられません。
名前の由来については、この鋭い棘を見れば説明するまでもないでしょう。
こんな迷惑?な名前をもらったこととは関係なく、今はこんな可愛い花を咲かせています。
花弁、愕片、雄蕊が各6個と雌蕊が1個で構成される花で、秋には他のメギ科の木の様に
赤い実を付けます。分布は主に中部地方以西の山地で、渓流沿いなどに限定されます。
ヘビノボラズ<メギ科 メギ属> 別名トリトマラズ
それほど高くならず、高いものでもせいぜい1m位の高さで、
茎には葉の生えている基部に細く鋭い棘があります。
葉は長楕円形でやや皮質、表面に蛇の鱗を連想させる赤茶色の斑模様があり
通る人の目を引きます。
名前はヘビノボラズ・・・正式の和名ですが、民間で昔からそう呼ばれてきたのでしょう。
変な名前ですが、一度聞いたら忘れられません。
名前の由来については、この鋭い棘を見れば説明するまでもないでしょう。
こんな迷惑?な名前をもらったこととは関係なく、今はこんな可愛い花を咲かせています。
花弁、愕片、雄蕊が各6個と雌蕊が1個で構成される花で、秋には他のメギ科の木の様に
赤い実を付けます。分布は主に中部地方以西の山地で、渓流沿いなどに限定されます。
ヘビノボラズ<メギ科 メギ属> 別名トリトマラズ
キリは植物分類学での見解が分かれていて、見る図鑑によってゴマノハグサ科、ノウゼンカズラ科、キリ科と
科名に違いがあります。そういえば花の色や形はゴマノハグサ科のウルップソウに似ているし、花の形だけを見れば
ノウゼンカズラに似ていないこともありませんが、私のようにアマチュアで趣味として花を楽しんでいる者からすれば、
何も無理矢理ゴマノハグサやノウゼンカズラの親戚にしてしまわなければならない理由がよく分かりません。
キリは木材としては、軽い、湿気を通さない、割れや狂いが少ないなどの優れた特性から、高級家具の材料として
珍重され、「桐箪笥」、「桐下駄」などは高級品の代名詞、また難燃性があるため、金庫の内材にも使われます。
地域特産品としては、福島の会津桐、岩手の南部桐が有名。
成長が早く、昔は女の子が生まれるとこの木を植え、嫁入りする時にこの木で箪笥を造って
嫁入り道具にする風習がありました。
キリ<キリ科 キリ属> (科名はゴマノハグサ科またはノウゼンカズラ科とも)
科名に違いがあります。そういえば花の色や形はゴマノハグサ科のウルップソウに似ているし、花の形だけを見れば
ノウゼンカズラに似ていないこともありませんが、私のようにアマチュアで趣味として花を楽しんでいる者からすれば、
何も無理矢理ゴマノハグサやノウゼンカズラの親戚にしてしまわなければならない理由がよく分かりません。
キリは木材としては、軽い、湿気を通さない、割れや狂いが少ないなどの優れた特性から、高級家具の材料として
珍重され、「桐箪笥」、「桐下駄」などは高級品の代名詞、また難燃性があるため、金庫の内材にも使われます。
地域特産品としては、福島の会津桐、岩手の南部桐が有名。
成長が早く、昔は女の子が生まれるとこの木を植え、嫁入りする時にこの木で箪笥を造って
嫁入り道具にする風習がありました。
キリ<キリ科 キリ属> (科名はゴマノハグサ科またはノウゼンカズラ科とも)
毎年、今頃になると木津川堤防に登る土手にナワシログミが実をいっぱい付けます。
子供の頃、大人達から「たくさん食べると糞詰まり(便秘)になるぞ」とよく言われました。
私も子供の頃に食べた記憶はありますが、そんな心配をするほど多くは食べられません。
微かな甘みはあるものの嫌な渋みがいつまでも舌に残るのです。
植物図鑑の解説などをみると「熟すると食べられる」と書かれていますが
「不味くて食用不向き」と書いたほうが適当な気がします。
この実は鳥たちにも不人気のようで、秋になっても食べられずに枝に付いたままです。
名前の由来は、普通のグミが春に花が咲き夏に実が熟するのに対し、秋に花が咲き
苗代の始まる5月頃に実が熟することによるものです。
ナワシログミ<グミ科 グミ属>
子供の頃、大人達から「たくさん食べると糞詰まり(便秘)になるぞ」とよく言われました。
私も子供の頃に食べた記憶はありますが、そんな心配をするほど多くは食べられません。
微かな甘みはあるものの嫌な渋みがいつまでも舌に残るのです。
植物図鑑の解説などをみると「熟すると食べられる」と書かれていますが
「不味くて食用不向き」と書いたほうが適当な気がします。
この実は鳥たちにも不人気のようで、秋になっても食べられずに枝に付いたままです。
名前の由来は、普通のグミが春に花が咲き夏に実が熟するのに対し、秋に花が咲き
苗代の始まる5月頃に実が熟することによるものです。
ナワシログミ<グミ科 グミ属>
京都地方は先週、桜の開花宣言が出ました。
いよいよ本格的な春の始まりです。
桜は開花から一週間目が一番の見頃といいますから、この週末が楽しみです。
それに先立ってこれも春の花、ヒュウガミズキが一足早く満開を迎えました。
桜もいいですけど、こちらも負けていませんね。見事な咲きっぷりです。
このヒュウガミズキ、ヒュウガと言いながらも日向(宮崎県)での自生地はなく、
また、別名をイヨミズキともいいますが、伊予(愛媛)にも自生は見られないとのことです。
一説には、明智日向守光秀の所領、丹波地方で栽培されていたとの説もありますが
これも単なる憶測、名前の由来と原産地は今もって謎に満ちています。
現在、確認されている自生地は近畿地方北部と北陸地方、府県で言えば兵庫県、京都府、
福井県、石川県、岐阜県などの限られた地域です。
ヒュウガミズキ<マンサク科 トサミズキ属>
いよいよ本格的な春の始まりです。
桜は開花から一週間目が一番の見頃といいますから、この週末が楽しみです。
それに先立ってこれも春の花、ヒュウガミズキが一足早く満開を迎えました。
桜もいいですけど、こちらも負けていませんね。見事な咲きっぷりです。
このヒュウガミズキ、ヒュウガと言いながらも日向(宮崎県)での自生地はなく、
また、別名をイヨミズキともいいますが、伊予(愛媛)にも自生は見られないとのことです。
一説には、明智日向守光秀の所領、丹波地方で栽培されていたとの説もありますが
これも単なる憶測、名前の由来と原産地は今もって謎に満ちています。
現在、確認されている自生地は近畿地方北部と北陸地方、府県で言えば兵庫県、京都府、
福井県、石川県、岐阜県などの限られた地域です。
ヒュウガミズキ<マンサク科 トサミズキ属>
ヒサカキはツバキ科の常緑低木で、サカキが神事に使われるのに対して仏壇やお墓に供えられる仏花
として使われることの多い木です。
とは言っても、3~4月に咲く花をつけたものは独特の臭気が有るので、一般に仏花としては売られていません。
花は葉の脇に5㎜位の大きさのものが数個が下向きに咲きます。
雌雄異株で、雌花には雌蕊が一個と退化した雄蕊があり、雄花には雄蕊が10~15個と退化した雌蕊が一個あります。
果実は10~12月頃、黒く熟しますが、鳥たちにとってはあまり美味ではないのか、他の果実が無くなる冬になるまで
食べられずに残っています。
尚、サカキの少ない関東以北では、神事にもこのヒサカキを代用として使っています。
ヒサカキ<ツバキ科 ヒサカキ属>
この様な赤花のものもあります。
として使われることの多い木です。
とは言っても、3~4月に咲く花をつけたものは独特の臭気が有るので、一般に仏花としては売られていません。
花は葉の脇に5㎜位の大きさのものが数個が下向きに咲きます。
雌雄異株で、雌花には雌蕊が一個と退化した雄蕊があり、雄花には雄蕊が10~15個と退化した雌蕊が一個あります。
果実は10~12月頃、黒く熟しますが、鳥たちにとってはあまり美味ではないのか、他の果実が無くなる冬になるまで
食べられずに残っています。
尚、サカキの少ない関東以北では、神事にもこのヒサカキを代用として使っています。
ヒサカキ<ツバキ科 ヒサカキ属>
この様な赤花のものもあります。
記事のタイトルに「アブラチャン」と書いて、ふと手が止まりました。
「これはひょっとして、ダンコウバイじゃないかなぁ・・?」
この二つの花は非常に似ていて、一目見た位ではとても見分けが付きません。
そこで図鑑を見たり、他の人のブログを見て比較してみると、
簡単に識別できるポイントが一つ有りました。
アブラチャンの花の場合は、この写真の様に花柄がはっきりと見えていることです。
ダンコウバイの場合は花がもう少し枝に密着していて花柄が見えていません。
アブラチャンの名前のチャンは瀝青(れきせい)のことで、昔はこの果実や樹皮に含まれる油を
灯火用に使ったことに由来します。
親しい人を呼ぶときに使う「○○ちゃん」の意味ではありません。
アブラチャン<クスノキ科 シロモジ属> 雌雄異株
「これはひょっとして、ダンコウバイじゃないかなぁ・・?」
この二つの花は非常に似ていて、一目見た位ではとても見分けが付きません。
そこで図鑑を見たり、他の人のブログを見て比較してみると、
簡単に識別できるポイントが一つ有りました。
アブラチャンの花の場合は、この写真の様に花柄がはっきりと見えていることです。
ダンコウバイの場合は花がもう少し枝に密着していて花柄が見えていません。
アブラチャンの名前のチャンは瀝青(れきせい)のことで、昔はこの果実や樹皮に含まれる油を
灯火用に使ったことに由来します。
親しい人を呼ぶときに使う「○○ちゃん」の意味ではありません。
アブラチャン<クスノキ科 シロモジ属> 雌雄異株