山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

夏山レポート~妙高山(2日目)

2009-08-05 22:28:09 | 登山記録
今回の山行で2日目の行動計画は、晴雨二通りの場合に備えていました。

晴れた場合は妙高山の山頂に登り、その後時間に余裕があれば高谷池まで池塘巡りをしてから下山する。

朝から雨が降っていれば、山頂へは行かず、高谷池までの池塘巡りをしてから下山するというものです。

結果、2日目の朝は 山頂を目指します。

先ず何はともあれ朝食、黒沢池ヒュッテ名物のクレープの朝食を食べます。

食べ方は、3種類あるジャムをクレープに巻いて食べますが、出されるクレープの量の凄いこと、

一人前は10枚位あるのでしょうか、とても食べきれません。

朝食を済ましてから、荷物をヒュッテに預け出発します。

ヒュッテのすぐ前から始まる大倉乗越までは比較的楽な登りで、およそ40分で大倉乗越に到着、

ここから登ってきた方向を振り返ると、火打山が優雅な姿を見せています。





↓ 大倉乗越から見た妙高山、頂上へのルートはここから鞍部に向かって下降します。

少し下ると言うより、どんどん下っていく感じ、次なる登りの苦労が頭をよぎります。



鞍部に降り切ったところでは色んな高山植物が花を咲かせています。


ヒメシャジン<キキョウ科 ツリガネニンジン属>


こちらもヒメシャジンだと思いますが、花の形がちょっとふっくらとしています。
生えている場所によって多少花の形に変化が見られるのか? 



モミジカラマツ<キンポウゲ科 モミジカラマツ属>

葉の形がモミジに、花がカラマツの葉に似ていることからこの名前とか・・・
どう見てもカラマツの葉には見えませんけど・・・


オオバミゾホウズキ<ゴマノハグサ科 ミゾホウズキ属>

いかにもゴマノハグサ科らしい唇形の花です。


ノウゴイチゴ<バラ科 オランダイチゴ属>

小さいながらも、オランダイチゴと形も色も、そして味もほとんど変わりません。
甘くて美味しいイチゴです。チューブ入りの練乳がほしくなります。


ミヤマホツツジ<ツツジ科 ホツツジ属>

高山にのみ生えるツツジの仲間、花冠は3個に分かれ、先はそりかえっています。
花柱は約9㍉で先が上に曲がった形に趣があります。


頂上向かう急登を一時間余り登ったころで頂上の鋭い岩峰が見えました。
目指す頂上はもうすぐそこです。


午前9時35分、ようやく妙高山の頂上に到着で~す。
ヒュッテからご一緒させて頂いた、Tさんご夫妻のご主人にお願いして撮ってもらいました。


ガスがどんどん上がってくるので、視界は今一つ、しかし昨日までの雨に比べれば

これでも上々天気、雨の予報が出ていたほどなので、ここは山の神様に感謝しなければ・・・

この後、下山は同じコースを辿りました。

余裕があれば高谷池方面を通りたかったのですが、今回は相棒の足のコンデーション等の問題もあり、

無理はしませんでした。明日からは黒沢の湿原を中心に色んな花を少しづつご紹介させて頂きます

コメント (2)
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