日本にあるカエデ科植物の仲間は26種類あると言われています。
その中で一般に楓(かえで)又は紅葉(もみじ)と呼ばれているのは
イロハカエデとハウチワカエデのようです。
ここではその2種を除いた種類で山でよく見るカエデ科を3種類ピックアップしてみました。
ウリハダカエデ(瓜膚楓)
大人の掌ほどある大きな葉です。和名は樹皮が暗緑色で、マクワウリに似ていることから
この名があります。葉の質はやや厚く、上部が浅く3裂し中央の裂片は広三角で大きく
先端は鋭く尖ります。
ウリカエデ(瓜楓)
上記のものと名前が良く似ているので、覚える上で混同してしまいそうですが
カエデ科の中では葉の大きさが最も小さい部類にはいります。
ほとんど裂けませんが、中には浅く3裂しているものも交じっています。
カラコギカエデ(鹿子木楓)
葉は下部で3浅裂します。中央の裂片が長く、約7~8㌢ほどです。
和名は樹皮が捲れて鹿の子模様になることから、カノコギが訛ってカラコギになったそうです。