山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

山で見るカエデ科3種

2010-12-04 21:59:25 | 被子植物離弁花

日本にあるカエデ科植物の仲間は26種類あると言われています。
その中で一般に楓(かえで)又は紅葉(もみじ)と呼ばれているのは
イロハカエデとハウチワカエデのようです。

ここではその2種を除いた種類で山でよく見るカエデ科を3種類ピックアップしてみました。


ウリハダカエデ(瓜膚楓) 
大人の掌ほどある大きな葉です。和名は樹皮が暗緑色で、マクワウリに似ていることから
この名があります。葉の質はやや厚く、上部が浅く3裂し中央の裂片は広三角で大きく
先端は鋭く尖ります。


ウリカエデ(瓜楓)
上記のものと名前が良く似ているので、覚える上で混同してしまいそうですが
カエデ科の中では葉の大きさが最も小さい部類にはいります。
ほとんど裂けませんが、中には浅く3裂しているものも交じっています。


カラコギカエデ(鹿子木楓)
葉は下部で3浅裂します。中央の裂片が長く、約7~8㌢ほどです。
和名は樹皮が捲れて鹿の子模様になることから、カノコギが訛ってカラコギになったそうです。

コメント
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