キヅタは茎から気根を出して、高い木や岩に這い上る常緑蔓性の植物です。
和名はブドウ科のツタなどに比べてかなり木本的なところから「木蔦」呼ばれているようですが
こちらはウコギ科の植物になります。
ブドウ科などの蔦の多くが落葉性であるのに対して常緑性であることから、フユヅタ(冬蔦)の別名があります。
花期は10~11月頃ですが、花はせいぜい5㍉ほどの大きさで、その上、目立たない黄緑色とくると
意識的に観察を続けている人以外では咲いていることに気付かないかもしれません。
キヅタ<ウコギ科 キヅタ属> 常緑蔓性
こちらは既に結実しています。葉は変化に富んでいますが、成熟して花や実をつけるものでは菱卵形。
こちらは未成熟の若木で、葉はこのように3~5に浅裂しています。