山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

2種類のダイサギ(大鷺)

2014-03-03 19:48:58 | Weblog

城陽市では白鷺を「市の鳥」と定めていますが、その白鷺の仲間で最大なのがこのダイサギです。

日本国内で見られるダイサギの仲間は、亜種オオダイサギと亜種チュウダイサギの2種ですが、

この内、夏季にロシア北東部や中国の東北部で繁殖し、日本へは冬期に飛来するのがオオダイサギ、

日本国内でコロニーを作って繁殖し、冬期には少し暖地に移動するのがチュウダイサギです。

両者は体の大きさに違いはありますが、特徴として見分けやすいのが足の太股部分。

ここが黄色っぽい色をしていればオオダイサギで、足全体が黒い色をしているのがチュウダイサギです。

したがって、画像の個体は冬鳥のオオダイサギということになります。

ダイサギの仲間は、コサギやチュウサギなどの他の白鷺に比べて足が長く、比較的深い水辺でも

捕食できるのはこの鳥にとって有利な点であると言えるでしょう。

長く鋭いくちばしは冬は画像のように明るい黄色ですが、夏には黒く変化します。

冬鳥のオオダイサギは暖かくなると繁殖地に帰るため、チュウサギが多く飛来する夏に見られるダイサギは

全てチュウダイサギとなります。 

ダイサギ















ダイサギ















 ダイサギ















太股部分を含め、足全体が黒い色をしたチュウダイサギと見られる個体、

数の上では少数派ですが、城陽市ではほぼ1年中見られます。
ダイサギ

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