北アメリカ原産で猛烈な繁殖力から生態系に重大な影響があり、特定外来生物に指定されている
アレチウリが花期を迎えています。
アレチウリはこの時期に咲く花の中では、比較的蜜が豊富で、この蜜に誘因された昆虫達がこの花に
飛来しますが、その中で特に目立つのはスズメバチの仲間です。
日本国内で見られるスズメバチの仲間は、最近新たな外来種として加わったツマアカスズメバチを
含めて約9種類ですが、城陽市域の木津川河川敷に広がるアレチウリ群落ではオオスズメバチ、
コガタスズメバチ、ヒメスズメバチの3種類が観測されました。
3種類の内、国内最大種のオオスズメバチは個体数では少ないものの、毒性が強く、人が刺されると
死ぬこともある危険昆虫です。
気性も荒いので、傍を通る時には刺戟しないように特に気をつける必要があります。
↓ オオスズメバチの働き蜂と思われる個体、コガタスズメバチとよく似ていますが、胸部小楯板が黄色い
ことで見分けられます。
↓ コガタスズメバチ、オオスズメバチによく似ていますが、やや小さく中型のスズメバチ、顔の中心に
ある頭楯(とうじゅん)の下の突起が3つであることから見分けられます(オオスズメバチは2つ)
胸部小楯板が黒いのも見分けるポイント
↓ こちらはヒメスズメバチ、腹部先端が黒いことで他のスズメバチと容易に見分けられます。
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