ツタは比較的早く紅葉が進む植物で、里山で他の広葉樹の葉が色づくまでは
この葉の鮮やかな赤色がひと際目立っています。
ツタの種類について市販の図鑑の多くは区別をしていませんが、実際に
野山でよく見られるツタには葉の質感や形の違いから、
ナツヅタとオニヅタの2種類があるようです。
一般的に単にツタと呼ばれているものは甲子園や、北海道大学の外壁にみられる
ナツヅタのことのようですが、画像のものは、形や質感の違いから
昔から家紋としてよく使われたオニヅタ(鬼蔦)だと思います。
葉の質はやや薄めで柔らかく、表面はナツヅタほど艶が無く、ナツヅタの紅葉が
それぞれバラバラに進行するのに比べ、このツタは全ての葉が満遍なく色づいて
くるのも特徴のひとつです。
尚、ツタの語源は蔓が木や壁などを”伝う”ことから
オニヅタ <ブドウ科 ツタ属> 落葉蔓性
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