山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

オニヅタ(鬼蔦)の紅葉

2010-11-08 19:52:27 | 被子植物離弁花

ツタは比較的早く紅葉が進む植物で、里山で他の広葉樹の葉が色づくまでは
この葉の鮮やかな赤色がひと際目立っています。

ツタの種類について市販の図鑑の多くは区別をしていませんが、実際に
野山でよく見られるツタには葉の質感や形の違いから、
ナツヅタとオニヅタの2種類があるようです。

一般的に単にツタと呼ばれているものは甲子園や、北海道大学の外壁にみられる
ナツヅタのことのようですが、画像のものは、形や質感の違いから
昔から家紋としてよく使われたオニヅタ(鬼蔦)だと思います。

葉の質はやや薄めで柔らかく、表面はナツヅタほど艶が無く、ナツヅタの紅葉が
それぞれバラバラに進行するのに比べ、このツタは全ての葉が満遍なく色づいて
くるのも特徴のひとつです。

尚、ツタの語源は蔓が木や壁などを”伝う”ことから


オニヅタ <ブドウ科 ツタ属>  落葉蔓性



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